人生日訓(235
「二人にてひとつ路を行くことなかれ」
これは釈迦が弟子達を伝道の旅に送り出したときの言葉だと言われている。この人
生行路というものはなかなか厳しいもので、お互い前途のことを考えると、一抹の
不安が感じられる。そんなとき、先ず頼りにするのは友人であり、仲間である。不安
な旅に出るときには、どうしても安心できる道連れを探し求める。気の合った友人と
一緒に出掛けたいと思うのは無理はない。一人旅というものは淋しもの、不安なも
のである。しかし、いつまでも仲間に頼っていたら自分独自の人生日訓を切り開い
てはいけない。友松氏も、パリにいたとき、二、三日地図をあてにして一人で歩き回
ったお蔭で、今でもパリの街の様子を覚えているそうだ。単身処女地を切り開いて
ゆくという、開拓者の精神をもって行かなければ、歴史に残るような大きい仕事はで
きないと思う。
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2月から咲く花「菜の花」
開花時期は、 2/ 1 ~ 5/ 5頃。 ・一面黄色に群生しているさまが すばらしい。 ・”野菜(菜っ葉)の花” という意味から 「菜の花」になった。 おひたしや和え物(あえもの) として食べられる。 ・「菜の花」は、 春によく見かける 黄色い花の総称として 使われるが、 ふつう見かけるのは 「西洋油菜 (せいようあぶらな)」 なので 「西洋油菜」のことを 「菜の花」と呼ぶことが多い。 ・蜜(みつ)を作る原料として、 養蜂業者の人たちは 九州などの暖地から 花期に従ってしだいに北上して その花蜜を集めるらしい。 ・3月の「桃の節句」では、 桃の花とともに 一緒に飾られることがある。 ・菜の花の別名。 「花菜」(はなな) 「菜花」(なばな) 「菜種」(なたね) 菜の花が咲く頃に 降り続く雨を ”菜種梅雨(なたねづゆ)” という。 ・昔は、種子から 菜種油(なたねあぶら)をとる、 「油菜(あぶらな)」のことを 菜の花と呼んだ。 「油菜(あぶらな)」 40%が油分。 昔は灯火、食用油、 潤滑油などに使われ、 搾りかすは肥料に使われた。 今は、ほとんど見かけない。 ・3月7日の 誕生花(菜の花) ・花言葉は 「豊かさ、財産」(菜の花) ・千葉県の県花(菜の花) ・「菜の花や 月は東に 日は西に」 与謝蕪村(よさぶそん)
(季節の花300より)