人生日訓(236)
「花びらと色と香りをそこなはず」
法句経の四九番に、「花びらと色と香りをそこなはず、ただ蜜味(あじ)のみをたずさ
えて、かの蜂の飛び去るごとく、人々の住む村々に、かく仁者は歩めかし」とある。春
先になると、咲きそろう花の上に沢山の蜂が蜜を取りに来る。しかし、よく見ている
と、蜂の狙いは色美しい花弁や花粉にあるのではなく、いつも、そんなものには目も
くれず、ただ狙っていたのは花弁の髓の中にたまっている甘い蜜味だけである。釈
迦は、ある日、この光景をじっと見つめていて、ふと人間界のあさましさに気づいた
のであろう。
歳時記
立春
2月4日。および雨水までの期間。旧暦の正月の節。
太陽黄径315度、大寒から数えて15日目頃。
旧暦ではこの日が1年の始めとされていたため、決まり事や季節の節目はこの日が
起点になっています。
八十八夜、二百十日、二百二十日も立春から数えます。
冬至と春分の真ん中で、まだまだ寒いですが、暦の上では旧冬と新春の境い目に
あたり、この日から春になります。梅の花が咲き始め、徐々に暖かくなり、春の始まりとなります。
立春の早朝、禅寺では、入口に「立春大吉」と書いた紙札を貼る習慣があります。
厄除けとして、家の鬼門にこの紙札を貼るご家庭もあります。
「寒中見舞い」は立春の前日まで。以降は「余寒見舞い」(2月下旬頃まで)になります。
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2月から咲く花「クロッカス」
開花時期は、 2/ 5 ~ 3/10頃。 ・球茎の代表的な種類。 ・白、黄、青、紫など、 いろんな色の品種がある。 ・葉は松葉のように細く、 真ん中に白い筋が入る。 ・別名 「花サフラン」 ・1月4日、2月6日の誕生花。 ・花言葉は「青春の喜び、切望」。
(季節の花300より)
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