季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「オイランソウ(フロックス) [花魁草]」

2022-08-26 04:53:15 | 暮らし
一日一言(356)

労働とは、美徳の源泉である。

ヨハン。ゴットフリート・ヘルダー(哲学者)

ウォーキングの思い出


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8月に咲いている花「オイランソウ(フロックス) [花魁草]」

花の特徴 茎先にやや丸い円錐花序を出し(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)、ピラミッド状に固まって花径2~3センチの花をたくさんつける。 花冠は筒部が長く、先が5つに深く裂けて横に開く。 花冠の裂片は襞状に互いに重なる。 萼片は5枚で緑色である。 雄しべは5本である。 花の色は赤紫色や白が中心だが、改良が進んでピンクや紅色など多くの園芸品種が作出されている。

葉の特徴 葉は細長い卵形で、向かい合って生える(対生)。 時に3枚が輪生することもある。 葉の柄は短く、茎の上部では茎を抱く。 葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない(全縁)

実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。

その他 和名の由来は、華やかに咲く様子を花魁の姿に見たてたもの、あるいは花の香りが花魁の白粉に似ていることによる。 別名をクサキョウチクトウという。 これは花がキョウチクトウに似ていることからきている。 また、宿根フロックスの名でも流通している。 シバザクラも同じ仲間である。 俳句の季語は夏である。 属名の Phlox はギリシャ語の「phlogos(火炎)」からきている。リクニス属の古名であったものが転用された。 種小名の paniculata は「円錐花序の」という意味である。 

(花図鑑より)
       


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季節の花「エーデルワイス(セイヨウウスユキソウ)」

2022-08-25 04:46:18 | 暮らし
一日一言(355)

大丈夫、きみの波は来る。

デューク・カハナモク(サーファ)

ウォーキングの思い出

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8月に咲いている花「エーデルワイス(セイヨウウスユキソウ)」

花の特徴 白い綿毛に覆われた苞葉が星形に見えて美しい。 花びらに見えるのは苞葉で、中心の球形のものが花である。

葉の特徴 葉は先がやや尖った披針形(笹の葉のような形)で、根際から生える葉はロゼット状となる。

実の特徴 花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)

その他 映画「サウンド・オブ・ミュージック」でおなじみの花である。 日本産のミヤマウスユキソウなどの近縁種である。 セイヨウウスユキソウの名で呼ばれることもある。 花の名はドイツ語で「高貴な白」を意味する。 

(花図鑑より)
             

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季節の花 「ウメバチソウ [梅鉢草]」

2022-08-24 04:53:20 | 暮らし
一日一言(354)

ベストを尽くせばいい。

それ以上のことなんて、

だれにもできはしないのふぁから。

アーノルド・J・トインビー(歴史家) 

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8月に咲いている花「メバチソウ [梅鉢草]」

花の特徴 茎先に白い5弁花を上向きに1輪つける。 花弁には緑色の脈が目立つ。 花の中央に雄しべが5本ある。 雄しべは1日に1本だけ立ち上がって花粉を出す。 雄しべの隣に細かく分裂した仮雄しべがある。 仮雄しべは花粉を出さない。 また、真ん中に白い帽子のような形の雌しべがある。

葉の特徴 根際から生える葉はロゼット状である。 茎につく葉はハート形または円形で茎を抱く。

実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。

その他 和名の由来は、花の様子を家紋の「梅鉢」に見立てたものである。 属名の Parnassia はギリシャの「パルナッソス山(Parnassus)」からきている。霊地として神聖視された山である。 種小名の palustris は「沼地に生える」という意味である。 

(花図鑑より)


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季節の花「ウツボグサ(カコソウ) [靫草]」

2022-08-23 04:42:03 | 暮らし
一日一言(353)

老後の一時間、一日というものは、

実に大事だ。

その大事な一日を

「ああ、いいことをしたな」と

思って暮らすかどうかが、

人生の幸不幸の決まるところだ。

出光佐三(実業家)

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8月に咲いている花「ウツボグサ(カコ8月に咲いている花

花の特徴 茎先に紫色の唇状をした花が穂状に固まって咲く。 上唇は帽子のような形になる。 下唇は3つに裂け、真ん中の裂片は細かく切れ込む。 萼片は5枚で、先が鋭く尖る。

葉の特徴 葉の形は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。 葉の縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。

実の特徴 花の後に花穂のみが枯れたように褐色に変わる。 これは結実するためだが、そのためカコソウ(夏枯草)の別名がある。 花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。

この花について 茎は根元から群がって生える。 茎の断面は四角形である。 茎や葉には白い毛が生える。

その他 和名の名の由来は、毛ばだった花穂を靫(矢を携帯する用具)に見立てたものである。 花穂を乾燥させたものを生薬で夏枯草(かこそう)といい、利尿薬として利用される。 俳句の季語は夏である。 属名の Prunella はドイツ語だが意味がはっきりせず、語源について議論の多い言葉である。 種小名の vulgaris は「普通の」という意味である。 亜種名の asiatica は「アジアの」という意味である。 
(花図鑑より)

      

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季節の花「 ウキツリボク(チロリアンランプ) [浮釣木]」

2022-08-22 04:43:01 | 暮らし
一日一言(352)

人は何でも変えられる。

世界の中の何でもだ。

ジョー・ストラマ・(ミュージシャン)

ウォーキングの思い出


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8月に咲いている花「 ウキツリボク(チロリアンランプ) [浮釣木]」

花の特徴 葉の脇から長い花柄を垂れ下がらせて、赤い筒状の萼が目立ち、ランプをぶら下げたような形の色の花を咲かせる。 そのため、流通名をチロリアンランプという。 花は黄色だが、膨らんだ赤い5稜形の萼が目立つ。 雄しべと花柱(雌しべ)は飛び出している。

葉の特徴 葉は円形ないし三角形に近に、互い違いに生える(互生)。 葉には柄があり、托葉(葉のつけ根にある付属体)を持つ。 葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。

実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。

その他 和名の由来は、花が空中に浮かんで吊り下がっていることからきている。 属名の Abutilon は「a(否定)+bous(牡牛)+tilos(下痢)」からきている。家畜の下痢止めに効果があるという意味で名づけられた。 種小名の megapotamicum は「リオグランデ川の」という意味である。 

(花図鑑より)



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