たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

開発のための持続可能な観光の国際年

2017-01-29 18:09:17 | Journalism

ずーっと晴天が続いている当地ですが、朝の冷え込みは厳しく、
水のあるところは薄氷が張って一日、溶けません。
小魚を餌にしているサギ、カワセミは氷のない水辺を探してきます。



この時期、餌になる小魚は少ないらしく、
ジッと水面を見つめていて動きません。
地上で餌を探す小鳥も、池で魚を探す鳥も、冬は大変です。
今年はトリ年ですね。



先日、朝6時、何気なく点けたNHKFM放送を聴いていましたら今年、
2017年は「開発のための持続可能な観光の国際年」だということを知りました。
観光にちなんで、よく知られている世界の観光地に関わる合唱曲が日本語訳詩で聞きました。



ドイツ・ライン川の「ローレライ」、ロシアの「エルベ河」、
フランスの「アビニョンの橋で」、
ジャワ島中部を流れるソロ川「ブンガワン・ソロ」、
南米アマゾンの「満月の不思議ポロロッカ」、



オーストリア民謡「ダハシュタイン山の上から」、
スイス民謡「ホルディリディア」、
イタリア「フニクリ・フニクラ」、日本「雪山賛歌」など、
久しぶりに耳にした曲や初めて聞く歌もありました。



「国際年」とは国際連合が一年を通して、
各国がその主題にとりくむための活動目標を定めている年間テーマです。



1957年の「国際地球観測年」が初めての国際年で、
以来、毎年、総会で「国際年」を決めています。
昨年の2016年は「国際マメ年」でした。



「開発のための持続可能な観光の国際年」の精神は、
①「いたるところの人びとのなかのよりよい理解を促進すること」
②「多様な文明の豊かな遺産に対する認識の高まりを導くこと」
③「異なる文化の固有の価値についてより優れた評価をもたらすこと」
が重要であるとしています。



要は「多様性」の観光開発の尊重ということのようです。
しかし皮肉なことに世界の最大強国・アメリカの大統領が、
多様性を拒否、「アメリカ第一」を唱えて、
民族分断を強行し始めました。
新たな世界史の時代が始まったようです。