雲南、見たり聞いたり感じたり

雲南が中心だった記事から、世界放浪へと拡大中

当たった!

2007-09-07 11:10:26 | Weblog
写真は昆明最大の花卉市場脇の排水溝。周囲にはトウモロコシなどの野菜畑が広がっている。その中心を流れる排水溝の水は、奇妙に着色された青色をしていた。作業をする農夫に毒々しい色の由来を尋ねても、「普通の水だ」というばかり。

【高級レストランにて】
 本当にこわいのは路上の買い食いではなく、高級感あふれるだけの無責任なレストランなのだと痛感した出来事がある。10年ほど前の、上海の超高級レストランでのこと。私はツアーの添乗で、お客とともに10数名でテーブルを囲み、楽しく食事をしていた。

 開始20分後、不覚にも私が最初にトイレへと駆けだすこととなった。そして、その夜中までに全員が、激しいおう吐と下痢に襲われたのだった。

 おそらくレストランの青菜の炒め物に農薬が残っていたのだろう、へんな味がした、などと翌朝、皆で話し合い、私の勤めていた会社は訴訟の手続きに入ったのだが、結局、証拠がないため水掛け論で終わってしまった。上海に隣接する浙江省の紹興で、特産の酒づけの貝類でも同じような症状に陥ったこともあった。

 時は過ぎ、2004年に雲南で暮らしていた当時では、深刻な食中毒事件の報道は、ほぼ連日となっていた。悪質な食中毒でダメージを受ける人数がここ2,3年、急カーブで上昇している、と中国衛生部からは棒グラフつきの資料まで公表された。そのわりに我が家や知り合いで、被害を受けた人はいなかった。 

 かつて一流レストランで「そんなことはありえない。わがレストランのせいではない」とつっぱねられ、こちらの主張すら理解されなかった中国も、いまや少なからざる人々は、その危険性を認識してきたように思う。日本で「中国製品は危険」と暴風のように報道されているほどには、じつは中国で報道されてはいないのだが。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする