写真は昆明市郊外の農機具市場の化学肥料と農薬売り場。クワやスキなどが並んだ区画に比べて、圧倒的に広くて清潔な売り場となっている。農夫がトラックや馬車で乗り付けては、購入していた。
【悲しいマコモダケ】
その後、2004年10月12日の新聞に「農薬、化学肥料の偽製造所を摘発」との記事が掲載された。
記事によると、安い農薬や化学肥料を国内で買い取り、中国で名の通った企業や国名を印刷した袋に入れ替えては、高い金額で転売していたという。これらの製品を検査すると、実際より農薬などの効力が著しく薄まった製品や、逆に通常よりきつい農薬が多く見られるなど、品質のバラツキがひどかったそうだ。
これでは、どんなに現代農業に精通した農夫でもお手上げである。
他日、別の地元紙では「指導通りに農薬をまき続けていたら、畑がとうとう全滅しちまった」と叫ぶ農夫の写真が記事とともに掲載されていた。
その手には雲南料理にかかせないマコモダケ(見た目は真っ白な小型のタケノコ。歯を入れた瞬間はシャキ、噛むとしんなりジュワっとくる食感で、炒め物やスープに使われる。クセのないタケノコのような味)の、育ちきらないまま、しなびた物体となったものがしっかりと握りしめられていた。
過剰農薬のせいとのことだが、袋の表示が偽装で、知らないうちに過剰投与になっていたのだとしたら、やりきれない。
【悲しいマコモダケ】
その後、2004年10月12日の新聞に「農薬、化学肥料の偽製造所を摘発」との記事が掲載された。
記事によると、安い農薬や化学肥料を国内で買い取り、中国で名の通った企業や国名を印刷した袋に入れ替えては、高い金額で転売していたという。これらの製品を検査すると、実際より農薬などの効力が著しく薄まった製品や、逆に通常よりきつい農薬が多く見られるなど、品質のバラツキがひどかったそうだ。
これでは、どんなに現代農業に精通した農夫でもお手上げである。
他日、別の地元紙では「指導通りに農薬をまき続けていたら、畑がとうとう全滅しちまった」と叫ぶ農夫の写真が記事とともに掲載されていた。
その手には雲南料理にかかせないマコモダケ(見た目は真っ白な小型のタケノコ。歯を入れた瞬間はシャキ、噛むとしんなりジュワっとくる食感で、炒め物やスープに使われる。クセのないタケノコのような味)の、育ちきらないまま、しなびた物体となったものがしっかりと握りしめられていた。
過剰農薬のせいとのことだが、袋の表示が偽装で、知らないうちに過剰投与になっていたのだとしたら、やりきれない。