雲南、見たり聞いたり感じたり

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雲南はいま4・発展する中規模都市・蒙自

2008-09-12 22:47:45 | Weblog
ご好評をいただいたので、話は「蒙自」に戻ります。

【おだやかな人々】
 蒙自の落ち着いた街並みには驚かされましたが、そこで暮らす人々のおだやかな暮らしぶりにも目を見張りました。夫婦仲良く手もつながんばかりの雰囲気で市場から家路へと急ぐ老夫婦や、トイレの番人すらもタブロイド紙ではなくなにやら、難しげな本を読むような落ち着きぶり。

 カメラを提げていると、労働者は「どうせ撮るなら、俺たちを撮ってくれ」とポーズをとり、ほかの人々も写真を撮っていいかと聞くと、笑顔でうなずいた上に、こうやったほうがもっとよく撮れるだろうと商品の角度を変えてみたり、分からない食べ物の名前を聞くと、「私らは字は書けないよ」といって、私のノートが見知らぬ人々の手をリレーされて、字の書ける人が書いて戻ってきたりと、本当に親切で知的な人々でした。

 さらに市場でいつの間にか私の後をついて歩く物乞いの子供がいました。仕方がないので、その子の目をしっかりと見て「私はお金はあげないよ。食べたいのなら、買ってあげるよ」と話すと、その子はとまどったようにお金を入れてもらうお皿を下げ、去っていきます。それを見た周辺の地元民が、さらに私に対してうち解けてくれるといった、じつに居心地のいい場所でした。

 一方で思いこみも激しい人達なのか、あまり美しいとはいえない、富栄養化いちじるしい南湖で、真っ裸で飛び込みに興じる子供たちや、ひたすらもくもくと遠泳のような水泳に打ち込むおじさん方の姿が当たり前のように浮いています。湖には至る所に「水泳禁止」の立て札があるというのに。バスで1時間ほど先の個旧ならプールが至るところにあるのですが、ここには市営プールはないのでしょうか・・?

コメント
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