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雲南の書記と副書記6 電力業界のドンの太子(こども)たちとのつながり

2017-04-23 11:47:27 | Weblog
写真は硬貨を入れると木馬のように動く子どもの乗り物。子どもっぽい歌と音楽はその間流れ、子ども達は乗りながらうっとり。単純なおもちゃだが、どんな国の子どものすきなようだ。

【今も続く暗闘-閲覧制限つづく】
1965年、23歳の高厳が吉林熱電廠団の委員会書記だったころ、東北電管局に所属する豊満水利発電廠、阜新発電廠で仕事をしていた李鵬と知り合いになり、李鵬の出世とともに高厳も出世街道に乗ったようです。

つまり李鵬の失脚の足がかりとするための高厳の失脚というのが実情なのかもしれません。ちなみに彼が逃亡したとされるオーストラリアは李鵬が国務院総理時代に親密だった国です。

2002年から15年もの間、逃亡し続ける高厳を中国政府が追い詰めて逮捕していないのは、高厳がうまく逃げているだけではないでしょう。2008年に李鵬が脳梗塞をわずらい、政界への復帰の可能性が消えたことにあります。李鵬の息子の李小鵬は2002年に一度、地位は落とされたものの、2016年9月には交通運輸部長の役職で政府中枢の一角を占めるに至っています。

 その一方で李鵬の長女、李小琳が、長らく電力業界で強力な権限を握っていたのですが、2016年には、香港へ出かけようとした李小琳が出国禁止の命令を受けたり、という事象が起きています。

(2017年4月20日までは、彼女の様々なスキャンダルがインターネットで閲覧できたのですが、4月23日に改めて文章にするために確認しようとしたら、すべて削除され、見られなくなっていました。)
(つづく)
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