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語学留学でセブに行く19 長い長いクリスマス

2019-12-07 10:28:07 | Weblog
写真は10月13日にみたJパークアイランドのクリスマスツリー。
【もうクリスマス?】
 12月に入り、日本ではあちこちでクリスマスの飾りつけが施され、クリスマスソングが流れ始めました。11月は紅葉のオブジェ、その前はハロウィーン、と目まぐるしくディスプレイが変わって、いよいよ年末です。

 ところが、セブでは違いました。ただでさえ季節感のない島なのでメリハリのつけようもないのですが、人心地がついて周囲に目が向くようになったときにはクリスマスのオブジェが飾られていました。

 たとえば宿泊施設からほど近い、これぞリゾートといいたくなるようなホテル・Jパークアイランドリゾート&ウオーターパーク。16.5ヘクタールの敷地にコテージのような客室やまるでディズニーランドのような雰囲気の流れるプール、さらにはカジノまである5つ星ホテルです。

 汗もしたたる晴天の10月13日土曜日。ここに散歩がてら出かけると、メインエントランスにそびえるのが高さ8メートルはあろうかと思われる巨大なクリスマスツリーでした。ここが特別なのかと思っていると、近所のスーパーマーケット・メトロでもクリスマスカラーの飾りつけが日々、増えていきます。そして、早くも流れるクリスマスソング。

これは普通の状況なのか? 先生方にさっそく聞いてみました。

まだ20代。ロングヘアが美しいG先生は

「一年中、飾られているのではなくて、9月くらいから始まるかんじ」

とのこと。
 9月に入るとクリスマスを意識するので遠い郷里に暮らす、我が子(8歳)や、たくさんいるおいっこ、めいっこ、そして大家族それぞれへのプレゼントなどに頭を悩ませる。それもまた楽しみ、と言っていました。

 先生は主に手作りの紙細工を作りためているとのことでした。
 また、この話をするうちに相談されたのが、8歳の我が子が「お母さんと話したいからiPadを買ってほしい」とせがむのだけれど、買い与えたほうがいいのだろうか、というもの。
 先生の郷里はこの学校の多くの先生方と同様でセブ島ではなく、首都マニラを擁するルソン島北部のバギオ。しかも年末に仕事を入れると特別手当が出るから、今年は帰らずに仕事を頑張る、とけなげに話すのです。
 楽しいクリスマスの話だったはずが、教室は一気に深刻な空気に包まれてしまいました。親子の絆もためされるクリスマスプレゼントなのです。

 敬虔なカトリック信者が多いフィリピンでは、日本では考えられないほどさまざまな制約にあふれています。これはまた、のちに話すとして、クリスマスの意味もプレゼントのやり取りとおいしいケーキ程度と考えてしまう人が多い日本(私もそうですが・・。)とは、だいぶ違う様子。それだけにクリスマスの飾りつけが少々長めでも、彼らにとっては楽しみな時間が増える、ととらえているようでした。
写真はこのコラム上のクリスマスツリーの全体。隣はプールで人々が泳いでいる。このホテルでは、数年前にミス・インターナショナルの決戦が行われたと、美女、一人ひとりの写真が丁寧に飾られていた。
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