雲南、見たり聞いたり感じたり

雲南が中心だった記事から、世界放浪へと拡大中

語学留学でセブに行く25 アイランドホッピング1

2020-01-26 10:56:33 | Weblog
写真は、学校兼宿泊ホテルの前の海。左の赤い屋根から左の線の内側がホテルのビーチ(ビーチの手入れがされていないので、泳ぐ人は皆無)。その右側が公共の港。アメンボみたいな船がいっぱいあるなあ、と思っていたが、これらはすべてアイランドホッピング用の観光客船だった。

【週末の楽しみ】
 セブの語学学校の生徒の多くは、なんとか英語をものにしたいと必死でした。そのため通常授業を最大の8時半から18時まで取り続け、さらに追加料金のいらない朝夕のオプションクラスまで希望して、朝7時から21時まで詰め込む人もけっこういました
(私はライトコースなので一日、4,5時間。留学後半はプラスしてオプションクラスを取っていました)。
その上、宿題や予習、復習をしていると一週間はあっという間に過ぎていきます。

最初はこんな調子で身体が持つだろうかと心配していました。

 ところがそれはまったくの杞憂におわりました。金曜は短縮授業で2時半には授業終了、土日は完全にお休み。家事も育児も仕事もないと、案外、自由時間があります。かくして留学生の週末へのモチベーションは凄まじいものとなっていくのです。

 もちろん、週末も英語の予習、復習に捧げる人はいますが、それは少数派(当然ながら、そういう人のほうが英語テストで上位に入ります。)かくして平日の昼休みに食堂に向かうと、聞こえてくるのはシュノーケリングやジンベイザメと泳ぐツアーなどの話。セブにいる間にダイビングライセンスの上級者の資格を取ろうと週末に別の海の学校に通う人もいました。

 私自身は泳ぐことになんの興味関心もなかったので、近くの名所・旧跡を歩こう、と日本にいるときから考えていたのですが、数週間が経つ頃には、そうも言ってはいられなくなりました。

 どこからともなく、国籍も関係なく、「このツアーに興味があれば、入れてあげるよ」と声がかかり始めるのです。週が明けるごとに生徒の顔に日焼けの色が濃くなり、楽しげに語らう姿にちょっぴりうらやましくもなってもきた頃でもありました。気づくと「yes!」と返事する自分がいたのでした。なんの準備ないのに。

 ツアーの行き先は「アイランドホッピング」だといいます。小さいころに遊んだスプリングがついて足をのせてひたすらぴょんぴょん飛ぶ一本足のスポーツおもちゃのことかと思ったら船で小島巡りをしていろいろなところで泳ぐレジャーなのだとか。日焼け止めクリームやらなにやら、いろいろと準備しなくてはならなさそう。日焼けも泳ぎも大嫌いな普段の私なら苦痛でしかないというのに、今日はうれしい。

 というのも毎週繰り返される
「ハッピーフライデー! ヒュー(といって先生、踊る)! 週末はどこ行くの?」週明けには「週末はどこ行った?」
と一時間ごとに繰り返される先生方とのフリートークタイム。おそらく先生方のマニュアルにあるのでしょうが、それへの返答も普通にホテルにいた、だとあきらかにつまらなそうな顔をされ、苦痛になってきていたのです。ですから、その問いかけへのネタができた、と本末転倒的な喜びも感じる、へんな精神状況になっていたのでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする