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語学留学でセブに行く29 

2020-03-01 10:51:11 | Weblog
写真はアイランドホッピング用の船の一つ。私が乗ったものよりだいぶ小型だが、基本的な装備は同じ。このような船が船置き場にたくさん並んでいた。

【クルーズ船の装備】
波止場は古びた横幅30センチほどの板が5メートルほど連なっているだけ。そこから先はぬかるんだ海辺です。ちょっとヘドロのにおいのあがる沼地のような海辺を歩くと、いつの間にか膝ぐらいまでつかるほどの深さになりました。海水の生ぬるさの驚き、さらに船に乗る前から濡れるワイルドさに驚いていると、目の前に乗り込むべき船が。周囲には似たようなアメンボのように長い竹を両側に張り出したタイプの船がたくさん浮かんでいます。

よく日に焼けたおじさんに引き上げられて船に乗りこみました。これがカヌーのような細さ。これで一日? と、ぎょっとしていると数分でクルーズができるほどの大きさの船に横付けされました。水深の問題で船の乗り換えが必要だったようです。ほっと一息。

船には屋根はついています。そして両側に人が座れる長い段。そこには救命道具が備え付けられていました。装備も船も新しそうで、白いペンキがまぶしいくらいです。

基本的に快適なのですが、トイレがなかなかワイルドでした。ぎりぎりの狭さを四面板囲いされただけの、そして必要な分だけ、船べりから海水をくんで中に入って用を足す。自然にすべては還っていくのです。クルーズは初めてなのですが、装備ってこういうものなのでしょうか?

乗組員は計17名。生徒11人(最終的に増えた)に呼びかけた先生1人、その義弟で主催者のデービットさん、船主の親子と雇われた操船手2人の構成です。船主のお子さんは12歳。真っ黒に日焼けして目がキラキラ輝いていました。はにかみ屋さんでしたが、キビキビと動いています。休みの日にお父さんのお手伝いができると、今日を楽しみにしていたそう。大人びた顔立ちです。

行き先はパンダノン島。2時間かかるそうです。
なんどもセブにシュノーケリングに来ているという韓国の友人は、これを聞くなり私の首に抱きついて

「ワオ。そこは行ったことないの。セブ島から遠いから。誘ってくれてありがとう!」

とテンションマックス! 

 なんでも「天国に一番近い島」として、近年、人気を集めている島で、セブ島からアイランドホッピングで行くにはもっとも遠い島とのこと。私たちがいつもみているセブのマクタン島とは比べものにならないきれいさ、なのだそう。

さあ、エンジン音が響いて出発です。

どこまでも青い海。きらめく太陽。水しぶきを浴びながら移動。ワイルドです。空気は生暖かいので、冷えることもなく、意外と快適です。全方向、時折浮かぶ小島や鳥を見放題、というのは、なんとも旅心を沸き立たせてくれました。
(つづく)
コメント
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