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語学留学でセブに行く32 船酔いしない方法

2020-03-21 16:18:41 | Weblog
写真は、サンゴ礁エリアを進むアイランドホッピング船。船頭が前に立ち、腕で指示を出して、そろそろと進む。指示を出す人は一人なのだが、その後、暇な乗組員が次々と舳先にやってきて、足を海に付けてパシャパシャしたり、指示を出しているフリをしたりとへんな状況になっていった。ごっこ遊びが好きなようだ。

【「海の藻屑」を探す】
乾いたころにエンジンをふかして、次の島へ。
ところが、あんなにおだやかだった海は午後になると一変しました。海の色はエネラルドグリーンから、厳しさ漂う真青色となり、三角波が次々とやってきます。アメンボ型の船のあらゆるところでその波をとらえるので、まさにホッピング。

私は途中から進行方向を向いて立ち、心の中で「はい、上! はい、下」とリズムを作って波の一歩先のリズムを予測して同調することで酔わない工夫をしました。数十年前に中国から日本への船に乗ったときに台風直撃を食らったのですが、この技で酔うことなく乗り切ることができたのです。
(幼少時はバスのエンジンがかかるだけで酔っていました。その後、自分で工夫して酔わない技を磨いて到達した方法です。酔いやすい方は、お試しあれ。上記にプラスして、はるか遠くを見るのも効果あり。)

ちょうど、この日、はるか南の海上に台風があって、接近しつつあったのでした。波はその影響でした。

しかし船乗りたちはまったく動ずることなく、船をすすめます。30分後、サンゴ礁の海域に入るとエンジンを緩め、サンゴに船底をこすることがないように、船のへさきに男性が一人立ち、船の後ろで舵を取る船長と合図をしあいながら慎重に進んで、やがて止まりました。ここはダイビングスポットとしても有名なオランゴ島の野生生物保護区域です。

さあ、ここで飛び込んで、と言われ、シュノーケルセットなど貸し出されました。せっかく来たのだから、と見よう見まねでシュノーケルを口にくわえて飛び込んでみました。でも波がすごくて、どうにもなりません。船の横に張り出した棒につかまって態勢を整えようとしてもゆれが激しくて、つかまっていると頭をたたき割られそうな勢いです。それでも他の仲間は次々と海に潜っていきました。底まで泳げば平気、と、それなりに楽しんでいます。私もおそまきながら態勢を整えて潜ってみました。

2センチくらいの青や黒色の小魚が底のほうにわずかに見えますが、南国ムードを醸すような黄色などのカラフルな魚はどこかに退避したのか、いませんでした。

シュノーケルの正しい付け方もわからず、口に加えていると、やがて本体から口にくわえる2センチ程度のゴムパッキン部分が取れて、海のもくず(藻屑)となってしまいました。見つけようにも私の頭も波にもまれて揺れている状況。まあ、わざとじゃないんだから仕方ない、と思い、船に戻りました。

皆が戻って貸し出し品をチェックし、すぐに私のなくした小さな部品が問題になりました。他の人は何一つなくさなかったのです。
「探して見つからなかったら弁償だよ」といいます。いったいいくら取られるのでしょう。大海原、こんな荒波のなかでは見つけようがありません。

どのあたりでなくしたかを、私に聞いてクルーの一人が海に飛び込んでいきました。どれくらい、どこまで探せば、ないことの納得ができるのだろうと思っていると、なんと5分もたたないうちに探し出してきました。それも同じ部品を2個も。こうなると見つけたものも私がなくしたものかどうかわからない気もするのですが、ぴったりとシュノーケルにはまって一件落着となりました。

彼らには海の藻屑という言葉はないのです。プロは偉大だ。

※新型コロナウイルスにかからないためには、なるべく人混みにいかない。行く場合はマスク、トイレ後や外で何かに触ったらせっけんでしっかりと手を洗う、アルコール消毒、バランスのよい食事と睡眠が有効みたいです。これは1月下旬に看護婦さんからききました。また感染症関連の本は昔からたくさん出ているので、参考になります。
 感染症の歴史から考えると、はやるのは8か月くらい。つまり、9月ぐらいまでは続くでしょう。でも、必ず収まる日はきます。当ブログはそのときの楽しみと参考になれば、と思い、いつも通り続けますね。
コメント
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