
写真は、料理店を回る廃油回収業者。集めた油を漉してから豚の脂からとれるラード風に固めて、また料理店に卸すこともあるという。もちろん、衛生面などで問題視する人は多い。
【油がはねる?】
雲南では、量り売りのタイプの菜種油は日本でもおなじみの、黄金色で透き通ったタイプと、半精製品の茶色のタイプの2種類があった。
日本の感覚で考えると前者のほうが値段は高いように思うのだが、値段は変わらないし、人気も同じぐらいだった。砂糖でいうと「白砂糖」と「黒砂糖」のようなもので後者のタイプには独特の味や香りがあるようだ。
まずは気軽に、と黄金色のタイプのものを使ってみた。鍋肌に油を注ぐと、何も具材を入れないうちから、不思議とよく跳ねる。どうやら水分が完全には分離されていないらしい。どうにも気になるので、全国流通品の工業製品化された浙江省産の菜種油や香港産の油を買ってみたが、やはりよく跳ねた。日本では考えられない現象だ。
その後、中国の新聞を読むと「表示と異なる」油が検査機関で問題になって取り締まりの対象となっていた。雲南ばかりか中国全土で売られている油の半数以上が重さ不十分、または実際とは異なる油が入っていた、他の液体を混ぜて売っていたというのだ。やっぱり、という気がする。
雲南省は中国の菜種の4分の1を産し、羅平県はその最大の産地だという(2007年3月16日、朝日新聞)。地元の人が羅平県の菜種油と聞くと、つい並んでしまうのは、昔からなじみのあるブランドだということと、産地直送の安心感だろう。まぜものがないことを信じて、今日もおばあさん達は並んでいるに違いない。
●おまけ
先月、所用で天津に行った。やはりここでもスーパーマーケットの特売の目玉は菜種油。また、おなじみの大豆油、コーン油などと並んで、雲南では見たことのないイタリア産と書かれたオリーブオイルが結構な場所を占めていた。
雲南の南部、シーサンパンナでオリーブオイルが作られ、肌に塗り込むものとして、時折、土産店で売られていたが、中国で食材として売られているのを見たのは、初めてだった。半年前に訪れた雲南でも上海でも見かけなかった。
中国の豊かさが拡大しているためなのか、はたまた外国人生活者の多い天津ならではの光景なのだろうか。
【油がはねる?】
雲南では、量り売りのタイプの菜種油は日本でもおなじみの、黄金色で透き通ったタイプと、半精製品の茶色のタイプの2種類があった。
日本の感覚で考えると前者のほうが値段は高いように思うのだが、値段は変わらないし、人気も同じぐらいだった。砂糖でいうと「白砂糖」と「黒砂糖」のようなもので後者のタイプには独特の味や香りがあるようだ。
まずは気軽に、と黄金色のタイプのものを使ってみた。鍋肌に油を注ぐと、何も具材を入れないうちから、不思議とよく跳ねる。どうやら水分が完全には分離されていないらしい。どうにも気になるので、全国流通品の工業製品化された浙江省産の菜種油や香港産の油を買ってみたが、やはりよく跳ねた。日本では考えられない現象だ。
その後、中国の新聞を読むと「表示と異なる」油が検査機関で問題になって取り締まりの対象となっていた。雲南ばかりか中国全土で売られている油の半数以上が重さ不十分、または実際とは異なる油が入っていた、他の液体を混ぜて売っていたというのだ。やっぱり、という気がする。
雲南省は中国の菜種の4分の1を産し、羅平県はその最大の産地だという(2007年3月16日、朝日新聞)。地元の人が羅平県の菜種油と聞くと、つい並んでしまうのは、昔からなじみのあるブランドだということと、産地直送の安心感だろう。まぜものがないことを信じて、今日もおばあさん達は並んでいるに違いない。
●おまけ
先月、所用で天津に行った。やはりここでもスーパーマーケットの特売の目玉は菜種油。また、おなじみの大豆油、コーン油などと並んで、雲南では見たことのないイタリア産と書かれたオリーブオイルが結構な場所を占めていた。
雲南の南部、シーサンパンナでオリーブオイルが作られ、肌に塗り込むものとして、時折、土産店で売られていたが、中国で食材として売られているのを見たのは、初めてだった。半年前に訪れた雲南でも上海でも見かけなかった。
中国の豊かさが拡大しているためなのか、はたまた外国人生活者の多い天津ならではの光景なのだろうか。
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これからもよろしくお願いいたします^^