(注)本シリーズは「マイライブラリー」で一括してご覧いただけます。
http://mylibrary.maeda1.jp/0526OilMajors2020.doc.pdf
8カ年(2013-2020年)業績推移の比較(続き)
4.設備投資
(図http://menadabase.maeda1.jp/2-D-4-23.pdf 参照)
2013年の設備投資額はExxonMobilが425億ドルで最も多く、Chevron(419億ドル)、Shell(400億ドル)が400億ドル台で続いている。BPは366億ドル、Totalが最も少ない259億ドルであった。2013年以降2016年までの4年間は各社とも設備投資は減少し続け、2016年の設備投資額はChevronが最も多い224億ドル、Shellは221億ドルであり、その他3社は100億ドル台であった。ExxonMobilは2016年を底として増加に転じたが、その他の4社は2017年も減少し、2013年比では5割前後まで落ち込んだ。
2017年以降、原油価格が上昇し生産量(次章参照)も増加したため、設備投資も活発になり2019年にはExxonMobilの設備投資額が311億ドルと2015年の水準に回復したのをはじめ各社とも増加している。
しかし2020年には一転して各社の設備投資額は急減し、この年の投資額はExxonMobil214億ドル、Shell166億ドル、Chevron135億ドル、Total130億ドル、BP123億ドルであり、2013年と比較するとChevron、BPは3分の1であり、ExxonMobil、Total、Shellも2分の1の低い水準にとどまっている。
(続く)
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前田 高行
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