石油と中東

石油(含、天然ガス)と中東関連のニュースをウォッチしその影響を探ります。

石油と中東のニュース(6月13日)

2022-06-13 | 今日のニュース

(石油関連ニュース)

原油/天然ガス価格チャート:https://tradingeconomics.com/commodity/brent-crude-oil

・カタール、仏TotalEnergies者と北部ガス田拡張契約。総額300億ドル

(中東関連ニュース)

・トルコ、露・ウクライナ・国連の4者停戦協議を提案

・米経済制裁対象のイランとベネズエラ2カ国が20年間の協力協定締結

・IAEA、イランに核協議再開迫る

・リビア首都で対立勢力が衝突、二人の首相並立で国政マヒ状態

・トルコ、シリア難民の滞在要件に新たな規則制定。移動制限図る

・イラク議会最大会派サドル派議員が一斉に辞職、国会機能不全に

・サウジ:成人女性のIDカード写真はスカーフ着用が必須

・イラン通貨の対米レート、最低水準に。経済危機でテヘランで抗議活動

 

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ロシア経済制裁追随でChevron除く4社は深傷:2022年1-3月期五大国際石油企業決算速報(12)

2022-06-13 | 海外・国内石油企業の業績

(注)本レポートはマイライブラリーで一括してご覧いただけます。

http://mylibrary.maeda1.jp/0560OilMajor20221stQtr.pdf

 

III. 過去2年間の四半期業績推移(続き)

(売り上げ回復とともに伸びる営業C/F!)

4.営業キャッシュフローの推移

(図:http://menadabase.maeda1.jp/2-D-4-72.pdf 参照)

 2020年4-6月期から今年1-3月期までの四半期ごとの営業キャッシュフロー(以下C/F)の推移は概略以下の通りであった(但しExxonMobilは2020年7-9月期、Chevronは2021年1-3月期以降)。

 

 2020年4-6月期の営業C/Fはが最も多かったのはbpの37億ドル、次いでTotalEnergiesが35億ドル、Shell26億ドルであった。その後2020年末までの営業C/Fは各社で乱高下したが、2021年に入ると油価の高騰及び新型コロナ禍の終息傾向により各社の売上が伸び、営業C/Fも増えている。特にExxonMobil及びShellの伸びが著しく、Shellは同年7-9月期に160億ドル、またExxonMobilも10-12月期に171億ドルと過去8四半期を通じて最も高いC/Fを記録している。TotalEnergies及びChevron両社も同期に最も多いC/Fを稼ぎ出している。

 

 2022年1-3月期はShellが増加、ExxonMobilが減少して148億ドルで並び、他の3社はTotalEnergiesとChevronが減少、bpが増加して80億ドル前後で並ぶ形になっている。

 

(続く)

 

本稿に関するコメント、ご意見をお聞かせください。

        前田 高行         〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601

                               Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642

                               E-mail; maedat@r6.dion.ne.jp

 

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