石油と中東

石油(含、天然ガス)と中東関連のニュースをウォッチしその影響を探ります。

明暗分けた原油価格とのセンシティビティ:国際石油企業とENEOS/出光興産の業績比較(9)

2021-06-14 | 海外・国内石油企業の業績

(注)本レポートは「マイ・ライブラリー」で一括してご覧いただけます。

http://mylibrary.maeda1.jp/0534MjorEneosIdemitsuMar2021.pdf

 

*2020年(度)業績比較表1-D-4-25 及び2021年1-3月期業績比較表1-D-4-26参照。

 

1. 売上高利益率(続き) 

(最も高いbpは13%、最も低いENEOS2%!)

(2)2021年1-3月四半期の売上高利益率 (図2-D-5-13参照)

 7社の中で2021年1-3月四半期の売上高利益率が最も多いのはbp12.8%、次いでShell 10.2%であり、この2社以外の利益率は一桁台である。メジャーズ3社はそれぞれTotal7.6%、ExxonMobil4.6%、Chevron4.4%であるが、日本の2社は出光3.2%、ENEOS2.1%である。次項の四半期推移で分かる通り、昨年のコロナ禍から脱却するとメジャーズ5社はいち早く利益率を回復しており、日系2社は良くも悪くも低空飛行を続けている。

 

(続く)

 

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        前田 高行         〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601

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                               E-mail; maeda1@jcom.home.ne.jp

 

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