ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

ETC割引クイズ

2006年12月26日 | ITS
ETCは各種割引が充実していて、とってもお得です。
では、そのETC割引についてクイズを出題しましょう。

第一問
朝夕、100km未満の利用には通勤割引(50%)が適用されますが、レジャーに使う日曜日も適用となるのでしょうか?

第二問
この通勤割引、大都市近郊区間は割引対象外です。(例:東名東京~厚木)
では、横浜インターで入り、厚木の先の大井松田インターで下りた場合(100km未満)の割引はどうなるのでしょうか?
(1)全額の50%割引
(2)割引なし
(3)対象区間のみ50%割引

第三問
夜間22時~翌6時までの間は 逆に大都市近郊区間を利用する100km未満の利用で50%割引になります。早朝夜間割引です。
では、同じように横浜インターで入り、大井松田インターで下りた場合の割引はいくらでしょうか?
(1)全額の50%割引
(2)割引なし
(3)対象区間のみ50%割引

解答

第一問
土日、祝祭日も対象です。理由は不明です。
また、これはETC情報サイトのどこにも明記されていません。

第二問
(3)です。
ETC情報サイトにはその場合を示す図解もなく、さっぱりわかりませんが、実はよく読むと「対象区間の利用金額が約5割引になります」という文章が一箇所あります。

第三問
これは(1)です。なぜ第二問のケースと違うのかはよくわかりません。
ただし、これは図解があり、何とか理解できます。

私の理解力では上記の解答となりましたが、実は本当に正しいかどうか自信がありません。
これ以外にも、いろいろ難問が作れそうです。
皆さんも是非ETC割引についてETC総合情報ポータルサイトで勉強してみてください。


ETCで神戸空港駐車場の決済が可能に

2006年12月26日 | ITS
今日の日経に「ETC、民間施設に拡大・三菱商事、子会社が認可取得」という記事が載っていた。
三菱商事子会社とはITS事業企画のこと。今年3月に国交省がIDアプリ方式でのETC利用(機器のID番号をETCカードとは別のクレジットカードに紐つけるやり方)を民間に開放したが、半年以上たってやっと初めての計画が発表された事になる。

いわく、来年3月には神戸空港の駐車場で使えるようになるらしい。

神戸空港のみのサービスでどれほどの人が申し込みをするかは疑問だが(ITS事業企画のその他のサービス提供地域は丸の内、埼玉、横浜など極めて限定的)、たしかに神戸空港にとって駐車場はひとつのキーワードだ。

神戸空港の駐車場は、大都市圏の飛行場には珍しく搭乗者なら24時間無料なのだ。
それが、この空港が意外に健闘している理由のひとつらしい。
私も羽田空港の駐車場が無料なら、大阪、岡山などは飛行機を使うだろう。

しかし、健闘しているといっても目標の年間300万人には届かないらしい。
駐車場無料は開港記念の暫定措置といっているが、多分継続されることになりそうだ。

いずれにしても、そういった理由から当面はITS事業企画さんのサービスは「割引メリット」を売り物にすることが出来ない。
純粋に、入出庫の一時停止だけがメリットとなる。
それだけのためにクレジット番号の登録をふくむ申し込みをし、年会費を支払うユーザーがいったいどれだけいるだろうか。