たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

タンポポ

2017年04月21日 | 

神社の広場は春 真っ盛り


「一足お先に旅に出ま~す」

そう言うと春風に乗ってフワリと飛んで行きました


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鄙の桜  (吾妻)

2017年04月20日 | 

春が少し遅れてやってくる吾妻の里を訪れました

知る人ぞ知る「桜の里」が華やぐ季節が今年も廻って参りました


吾妻は水仙の里でも有りその数30万本

香りが満ち満ちているのは

1キロに及ぶ桜並木がガードとなっているからでしょうか


ご主人とのんびりお花見、いい風景ですね

長年連れ添った夫婦の絆が背中に感じられます






人っ子一人いないヒッソリと静まり返る畦の上

春は花を楽しみ夏は日陰を提供してくれる、この桜は

農作業に従事する者に今も一服の安らぎを与えているのでしょう


岩櫃山を背に何時もと変わらぬ長閑な風景を桜が色を添えました


応永寺

門前を埋め尽くす菜の花に誘われて門を潜れば




少々早すぎたでしょうか

門に掛かる枝垂桜は5分咲き

此処の所の暖かさにあと数日と言ったところでしょうか

岩櫃城跡・斎藤氏が建立

斎藤氏滅亡後、衰退した寺を大栄7年1527)に無庵禅師が復興


林昌寺に向かう途中、お堂が有りました

祀られているのは細谷地蔵尊

幾年月、桜と共にこの村を見守り続けて来ているのでしょうか

此処にはホノボノとした空気が流れていました






お堂を後に尚も進めば民家を埋め尽くす桜・桜・桜の海

村の人達は特に浮き立つ様子も無く

それが生活の一部でも有るかの様に早足で歩き路地の奥に消えます


林昌寺にやってまいりました

創建は南北朝時代

戦国時代になって沼田真田氏の保護下に寺勢を伸ばす




(林昌寺の二つの門)


この枝垂れ桜は目通り3・8m 樹高16mとの事です

本日は写真の外にも沢山の桜を鑑賞してきましたが

どれも樹齢300年を下らない見事な桜揃い

背景の鄙びた山村が桜をより際立たせた心に残る風景でした

これからもずっと、このまま残して貰いたいと思いながら

家路へと向かいました


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庭の花木

2017年04月18日 | 

アカヤシオ


今年は先ず先ずの花付き

如何にもか弱そうな花弁が風に揺れています

穏やかだった天気が一変

3時を過ぎると家を揺るがしそうな強風が吹き荒れました

でも芯は強かった・・・一輪も散らす事は有りませんでした




アカヤシオと人気を二分する此方はミツバツツジ

アカヤシオが女性的ならば此方は男性的・・・でしょうか




4月の声と共に一輪一輪と咲き始めた杏の花はもう終盤(写真は少し前に撮影)

イジワルな風が大方をさらってしまいました




藪椿の親株はたくさんの種を落し新しい芽を誕生させました

二年が過ぎ 今年は花を二輪、順調に育っています

生垣の枯れたベニカナメの代わりを、この藪椿に託しました


夕方になると雨が降りだし最悪な空模様となりました

濡れたスオウの花がどこか寂しそう

明日はまた晴れますよ


藤が沢山の花芽を持っています

あと10日もすれば咲き揃うでしょうか



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「続き」  思い出に残る山(8)八ヶ岳

2017年04月16日 | 心に残る思い出の山
続き


横岳を後に三又峰まで来ますと目指す赤岳はもう目の前です






ゴールが近づきました

キツイ登りも何故か快調

コースタイム40分のところを飛ばして飛ばして25分

やりました、赤岳山頂です

小屋で隣り合わせになった4人の登山者は川崎から来たと言う方でした

この頃、大金が捨てられると言うニュースが頻繁に起こった事が有ります

世の中には大金持ちが居るものだとテレビに耳を傾けていたものでしたが

何と舞台になった竹藪はその4人の登山者が住まう直ぐ近くなのだとか

結局は脱税逃れだったわけですが

当時、その竹藪には大金を探す人が後を絶たなかったと言う事です

そんな話がきっかけで親しくなり暫くは手紙のやり取りが続きました


サンセット


そしてサンライズ

何方が弾いているのでしょうか、シンセサイザーが場を盛り上げます


朝靄に赤岳が影を写しだしました


南アルプス群は雄々しく


前日、辿ってきた稜線も漸く目覚めの時を迎えました


さて、いよいよ赤岳を後に美濃戸に向かいます

朝一番、赤岳直下の岩の急下降は慎重に行きましょう




何かに見つめられている感じ・・・

ふと足を停めて前方に目を向ければ其処には一頭のカモシカの姿が

緊張して降りる途中の一服のハプニングでした


権現岳・編笠山・ギボシ山群

遠く穂高と槍ヶ岳(写真では確認が難しいですね)






急な岩場を過ぎて一段落

2806mの阿弥陀岳を正面に見て進めばやがてダケカンバ林となり

一段と緑が濃くなってまいりました


赤岳から休憩や写真撮影含め2時間、行者小屋に着きました

硫黄岳や横岳を仰ぎ見る景観の良い所です


そして更に2時間15分、南沢を下り

「お疲れ様、お茶どうぞ(漬物付き)」の声に迎えられ無事、美濃戸に到着したのでした

「あー、もう終わりかぁ、帰るのが惜しいな」雄さんがボソッと




美濃戸山荘近くの柳川で昼食をとりながら火照った足を水に浸ければ足も軽く

バス停までの林道歩きは快適です

雄さんが帰るのが惜しいと言う様に素晴らしい八ヶ岳山行でした


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思い出に残る山(8) 八ヶ岳

2017年04月14日 | 心に残る思い出の山
1990年8月




今から27年前、私達は八ヶ岳縦走を試みました

出発点は渋の湯です

辺りが白々と明るくなり始めたきたころ登山開始

薄暗い森林地帯のアチコチに真っ赤なキノコが頭をもたげる様は何処か楽しい


石がごろつく賽の河原を過ぎ高見石まで休憩を入れて2時間15分

此処に建つ高見石小屋の周辺はオコジョの生息地とかでTシャツもオコジョの図柄が多い

高見石を登れば眼下に白駒池がまるで瞳の様です


高見石から1時間

原生林の苦しい登りを熟し中山の広々とした山頂からは

北ヤツの縞枯れ現象がハッキリと見られました

異様な光景だったのは山頂の至る所に置かれたケルンの数の多さでした


後方の山は、これから登る東天狗岳、右の幾らか丸みを帯びた山は西天狗岳

その西天狗は東天狗の荒々しさとは対照的に緑に覆われた山肌がとても印象的です




中山から2時間、東天狗に着きました

ここで昼食とし本澤温泉が今宵の宿です

何故、本澤温泉に? 日本最高所野天風呂に入りたかっただけの思い付きからでした


翌日も天気上々、さて かなり下って来ていますので縦走路までの登り返しは

大変でしたが硫黄岳の火口跡を眺めながら1時間5分

根石山荘と山彦荘、こまくさ荘が建つ夏沢峠に登りあげました

静かな佇まいと言うよりヒッソリとした山小屋でした


硫黄岳の登りは縦走路で一番のきつい登りだったでしょうか

下方に先程の山小屋群が、もうあんなに小さく


夏沢峠から1時間15分、息も絶え絶え硫黄岳に到着です

霧が舞うと迷いやすいと言うとてつもなく広い今日の硫黄岳は

青空の下、360度の大パノラマを惜しげも無く提供してくれました




さて、未だ先は長い

私の後方には硫黄岳石室、雄さんの前方には主峰赤岳

この付近、梅雨明けの頃には

コマクサやシャクナゲ等々が咲き乱れる場所との事ですが

心無い人を警戒してか針金が張り巡らされていました

そうだ、思い出しました

私が石室でTシャツを購入した時の事です「消費税は?」と言いますと

「そんな七面倒臭い事は苦手」と小屋の主人がそんな事を言ってた事を・・・


この写真は横岳の登りで見えた富士山をバックにお互いを写し合ったものですが

それを合成しましたらピッタリ、まるで二人一緒に写っている様な写真になりました


ここは難所と言われる横岳の登り

足がかりはシッカリしていますし三点確保を守っていさえすれば大丈夫

むしろ四足歩行の好きな私には楽しい登りでした


そして硫黄岳から1時間10分 横岳の頂

最高の天気です

八ヶ岳本峰が又一歩、近づきました


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