たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

ちょっと足を延ばして観音山の桜

2017年04月12日 | 
4月9日(日)


図書館で観音山の桜のパンフを観ていましたら急に行きたくなり

そのまま車を市内に向けました

野鳥観察などで来てはいますが桜の花見は何年振りでしょう


駐車場(430円)は一杯で少し下がった駐車場に誘導されましたが

何しろ3000本の桜、そこも2台分しか空きが無い程の混み様でした








コンニャクのおでん、焼きまんじゅう、だるまさん

これら皆、群馬の名物

さぁ、買った買った~

近くには「あったかいウドン800円」の張り紙

「アッ 高い ウドン」・・・と雄さん・・・冴えてます

慈眼院までの山道を通るのも本当に久しぶりです

道祖神が置かれていた事も知りませんでした






子供の頃、母に連れられて来た当時、娯楽も乏しかった事も有り

花見は庶民の楽しみの一つで人を掻き分け歩いたものでしたが・・・

それが何時の頃からかシャッターを下ろす店が目立ち

あの活気は影を潜めてしまいました

そうした売店の屋根の上に少々眠そうなお顔の観音様が

観る位置で随分お顔の表情が変わってしまうものなんですね




高野山の別格本山慈眼院です

創建は鎌倉中期ですが元禄時代に火災により全てを消失してしまい

今、在る院は後に再建されたものです




観音様はやはり、この位置がお顔も一番美しいかな!

桜を裳裾に飾った立ち姿は惚れ惚れするものが有りますね




その下では谷や頭上の桜を愛でる人

きっと良い事が書かれていたのでしょう、嬉しそうな表情の少女二人




山上にも売店が数件、並んでいます

その中の「かどやさん」はテレビに出演したと言うフクロウが売りの様で

「幸せを運ぶフクロウだよ~ さーさ 一目、見て行ってくださ~い」

と道行く観光客に呼びかけの声を張り上げていました

  


  

山中には10種類の桜が有るのだとか

この外にどんな桜が有るのでしょうね


17時半を過ぎ幾分、風の冷たさを感じました

ゾクッとする前に退散しないとね






こちらは帰り道に写した、お堀端の桜

昨年クリスマスの時に球形のイルミネーションをブログで紹介した場所が此処です


人気ブログランキング

雨に打たれてなお美しく  庭の花

2017年04月10日 | 
4月9日 午前中雨


庭がだいぶ賑やかになりました

朝7時半ごろから降り出した雨に打たれた花々は瑞々しさを増します




タチツボスミレが今年も池の周りを縁取ってくれました

ニオイスミレも未だまだ元気ハツラツ


毎年、一株しか出ないヒヤシンスは、やはり今年も寂しく一株

孤独がお好きな様です




丹頂が咲き始めました

今年は株を増やし空に飛び立つ日を待っているかのよう


ムラサキイカリは未だ蕾、今年は白花イカリソウが先手を奪いました




決して日陰者では有りません

何方かがヒカゲツツジと勝手に命名しただけです

引き替えヤシオツツジは天真爛漫

まるでピンクの蝶々がヒラヒラ舞っている様です


私の家には異質な西洋石楠花

開花すると浮いた存在です

でも頂き物ですので粗末になぞ・・・出来ませんよね


一応、今年も花は付けましたが年々小さくなっていくユスラウメ

誰が悪い? やはり私かな




前の家の畑ではユキヤナギが満開

ここだけ雪が降ったかの様です

4月に咲いても10月桜とはこれ如何に?

その心は問い詰めまい、二期 咲いてくれる事に感謝すればそれで良し

いずれも春雨を楽しんでいる様でした

人気ブログランキング

河鍋暁斎展を観ての帰り上野でお花見

2017年04月08日 | 芸術
続き


折角でしたので上野の桜を観て帰る事にしました

  



シートがズラッと敷かれていますが皆さん、夜まで場所の番

これもお仕事なんですね、お疲れ様です

と、その時




頭上ではハクビシンとカラスが激しい戦いを繰り広げておりました

さて軍配は・・・ハクビシンの粘り勝ち

カラスは長期戦は苦手な様子、一声鳴いて何処かへ飛び去りました






何処も彼処も人・人・人

  



お爺さん、あれは何でしょうね

ホッレレじゃないか?

違いますよ、お爺さん
 どう見てもマスには見えないわ   で、あれは?

さあな、仏教の事は良く解らん

と言っていたかどうか








今日は桜も咲き揃い絶好の行楽日和

人も鳥も水の上は気持ち良さそうです


ワオー





ワンダフル ジャパニーズ サクラ

外国人にとって、やはり日本で観る桜は格別なのでしょうね


今日は心身共に疲れました

一夜あけて何とか痛みは治まりましたが

電車の中で坐骨神経痛がぶり返したのには慌てました

やはり田舎者に都会の空気は馴染めなかった様です




人気ブログランキング

天才か鬼才か幕末の絵師・河鍋暁斎

2017年04月07日 | 芸術

前々から観たかった河鍋暁斎展を観に渋谷へ行って参りました

展覧会を前に先ず驚いたのは渋谷駅前のスクランブル交差点

信号が変わって人の波が四方八方から動き出すのに合わせ

駅前で待ち構えていた外国人が一斉に立ち上がりビデオやスマホを翳したのです

『一回の青信号で3000人にも及ぶ人数がぶつかりもせず渡っている』

そうした事が外国人観光客の中で評判を呼び観光の目玉になったのだとか

面白い現象ですね


(ハチ公前で信号が変わるのを待つ外国人観光客)

会場は文化村・ザ・ミュージアム

胸が高鳴ります










暁斎は6歳の時から歌川国芳に入門し9歳から狩野派で9年間学びましたが

根っからの遊び好きの江戸っ子気質が災いしついに破門となってしまいます

プロとして独立してからは生活の為も有ったでしょう

美人画、仏、鳥獣での風刺、妖怪、春画等々あらゆるものを手掛けるようになりました

上の写真の様におどろおどろした絵も何処かユーモラスで

思わず笑みが零れてしまいませんか?

しかし筆の勢いは抜いてはいませんよね、鋭い線です


真っ黒いカラスを墨の濃淡で上手く表現したこの作品

暗いイメージに淡い柿の赤がホッとさせてくれます

  


凄いですね

大胆に描かれた力強い線 そして安定感 落ち着いた色調の三拍子

見事な一体感です




最後の作品は曲芸を描いたものですが同じ曲芸の図で

蛙が口で蓮を加え、その先端で小蛙がバランスを取っている図が有りました

筆の運びの小気味良さ、日本画らしい計算された余白 躍動感と繊細さ

私は思わず唸ってしまいました

此処での会期は4月11日まで(後4日間)、お奨めの展覧会です

(掲載しました絵はパンフレットを利用させて頂きました)

・・今回コメント欄は閉じさせて頂きました・・

人気ブログランキング

続・埼玉小川町 桜祭りとカタクリの里

2017年04月05日 | 登山
続き

長閑な山里に心を洗われながら下里小学校(廃校)に向かいます


ぽかぽか陽気に誘われて校庭はこの通り沢山の人達が思い思いに憩っておりました

丁度、昼時でも有り中には出来上がってしまった人も



  



私達が座った直ぐ側には風船でアンパンマンを作る出店が有り

奥さんは手ばやに色んなキャラクターを黙々と作っています

しかし器用なものですね

一体、500円

最後の写真はご主人と奥さんの共同作「たこ入道」でした


桜は咲いておりませんでしたが小ちゃな子供達は、そんな事はどうでもいいよと

風船の刀で遊んだり遊具で遊んだり


この下里小学校の開校は明治7年だそうで

正面玄関等の造りは西洋建築の面影が漂います

私が通った小学校も木造建築でしたが木の温もりと言うのはいいものですね

しかし、この村も少子化が進み平成15年に休校

23年には廃校となってしまった訳です

(右の絵は、この小学校がモデルとなったアニメ「のんのんびより」の一コマより)


普段は内部の見学は出来ませんが今日は特別解放しておりましたので

小さな下駄箱に靴を預け見学させて頂く事にしました




一室でお茶会が催されておりましたので一服所望

流派は表千家だそうです

先ずは杯イッパイ程の桜茶で心を落ち着かせ・・・

さすが昼食後でしたので茶菓の桜餅までは食べられずお持ち帰りとさせて戴きました




小学校から車を停めた道の駅に向かう本日のコース上には

カタクリとニリンソウの里が有りました

仙元山の斜面を利用し小川町の有志が

「カタクリとニリンソウを守る会」を結成しご苦労されている様です

その他に国鳥で有るオオムラサキも育てており

毎年7月上旬に放蝶会も有るとの事ですのでその頃また訪れるのも良いかも








午後の斜光に邪魔されて思う様に写せなかったのが残念ですが

今年初めて見るカタクリの花に春の息吹きを戴き心休まる一時となりました


盛りだくさんだった今日のトレッキングの締めくくりは二本の木が渡された

流れ橋を渡りますが、この橋は増水するとアッと言う間に流されてしまうのだとか

芽吹き始めた木々、清冽な槻川

この水と自然環境が小川町の上質な和紙を生んだのでしょうか

オッと見とれていると川にザブンです・・・足元を見て慎重に慎重に

少し疲れました

娘の家に戻り何時の間にか30分程まどろんでしまったのでした


人気ブログランキング