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独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

週間市場概況(8.21.2015)

2015-08-22 09:37:33 | 市場概況
8月21日(金)までの1週間の市場概況です。 ( )内は8月14日比  

◆CME日経先物:18970円(-1615円)OSC33%(-26%)RSI26%(-35%)VR改47%(-110%)

◆日経平均:19436円(-1084円)OSC31%(-25%)RSI26%(-30%)VR改85%(-36%)

◆TOPIX:1573(-91)OSC29%(-30%)RSI25%(-38%)VR改87%(-255%)

◆マザーズ指数:845(-56)OSC28%(-8%)RSI22%(-2%)VR改38%(+2%)

◆東証2部指数:4819(-175)OSC39%(-4%)RSI26%(-7%)VR改79%(-6%)

◆日本10年物国債先物(JGB):148.03円(+17銭) 金利低下

◆信用残評価損益率:買い残-11.048%(-4.491%) 損拡大
          売り残-11.034%(+3.522%) 損縮小 

◆日経平均25日移動平均乖離率:-5.2%(-5.2%)下方乖離転換

◆騰落レシオ(25日間)

 東証1部:81.00%(-35.31%)
 マザーズ:63.05%(-17.73%)
 東証2部:68.69%(-23.83%)

【海外市況】

◆NYダウ:16460(-1018ドル)OSC33%(-27%)RSI20%(-32%)

◆上海総合:3508(-458)OSC48%(-17%)RSI45%(-17%)

◆ドル・円:122.05(-2円27銭)OSC36%(-15%)RSI34%(-27%)↓円高 

◆米10年債利回り:2.05%(-0.14%)RSI36%(-9%)

◆米3ヶ月国債利回り:0.03%(-0.07%)RSI42%(-21%) 
 対10年債スプレッド:2.02%(-0.07%) 3%が好況の目安。

◆VIX指数:28.03(+15.2)RSI82%(+35%)

◆CRB指数:190(-8)RSI25%(-6%) 

◆WTI原油先物:40.29ドル(-2.45ドル)RSI23%(-6%)

◆NY金:1160ドル(+47ドル)RSI69%(+20%) 

ついに、当初は微動+アルファ程度だったマーケットに大激震が走りました。

中国の景気の先行き不透明感と言われているものの実態が、実は、

1.株式市場への当局のあり得ない強制介入
2.唐突な人民元切り下げ=>欧米による人民元売りの流れ
3.天津大爆発=江沢民派の大反逆(?)

といった事実を伴って、中国の共産党一党支配の持つ矛盾と権力闘争を内包した、とんでもない事態を招いているのではないかとの市場の憶測が憶測を呼んでの大激震の開始でした。

この中国の変調に加えて原油や商品市況まで下げが止まりません。天津には中国の原油の戦略的備蓄基地がありますが、ここへの備蓄は事故で停止中。イランやサウジの増産の動きもあるうえに、中国変調からくる世界経済の停滞あるいは後退から直接の影響を受ける新興国経済への懸念も、相乗的に上記の中国経済変調の裏水脈として蕩々と流れ出しております。

それに加えて、9月ではなくとも年内には予定されているFRBによる利上げの開始が、更なる激震をマーケットに与えることの杞憂を先取りしながら、大きなマネーの逆流現象が始まってしまったようです。

こうなると、いわゆるリスクオフへと皆さん一斉に動き出します。今は当座のマネー租界地として、ゴールドは上げておりますが、いよいよ売るものがなくなった時には、リーマンショックの時のようにゴールドさえ手放します。そうなるのかどうか、債券の動きとゴールドの動きを注視しなくてはなりません。

こんな中、FRBは本当に利上げに踏み切ることができるのだろうか? モルヒネ(量的緩和)で痛みを抑えてきたベッドに横たわる患者にモルヒネの投与を中止するばかりか、まずは起き上がって病院内を歩き回って痛みをこらえながらリハビリに励め、というのが利上げなんですけど、そんなことをして本当にこの患者大丈夫なんだろうか??
コメント (2)
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