2月5日までの1週間の市場概況のまとめです。( )内は1月29日比、
◆CME日経先物:16560円(-1290円)OSC52%(-12%)RSI47%(-8%)VR改90%(-137%)↓
◆日経平均:16820円(-699円)OSC52%(-3%)RSI49%(+1%)VR改64%(-27%)↓
◆TOPIX:1369(-63)OSC53%(-4%)RSI48%(+-0%)VR改66%(-24%)↓
◆マザーズ指数:791(-41)OSC51%(-5%)RSI51%(+7%)VR改102%(-1%)↓
◆東証2部指数:4365(-117)OSC52%(-10%)RSI50%(+5%)VR改88%(-22%)↓
◆日本10年物国債先物(JGB):151.68円(+1円10銭)↑ 金利さらに急低下
◆信用残評価損益率:売り残-5.856%(+3.365%) 損失幅急縮小
買い残-16.71%(-4.242%) 損失幅急拡大
◆日経平均25日移動平均乖離率:-3.2%(-2.3%)下方乖離再度拡大
◆騰落レシオ(25日間)
東証1部: 63.03%(-10.59%)↓
マザーズ: 73.42%(-7.03%)↓
東証2部: 74.31%(-6.97%)↓
【海外市況】
◆NYダウ:16205(-261ドル)OSC61%(+2%)RSI54%(+2%)VR改124%(-30%)↓
◆上海総合:2763(+26)OSC53%(+11%)RSI41%(+6%)VR改57%(-20%)→
◆ドル・円:116.82(-4円27銭)OSC47%(-22%)RSI48%(-23%)↓円高昂進
◆米10年債利回り:1.86%(-0.08%)RSI30%(-3%)↓
◆米3ヶ月国債利回り:0.3%(-0.03%)RSI55%(-12%)↓
対10年債スプレッド:1.56%(-0.05%)↓ 3%が好況の目安。
◆VIX指数:23.38(+3.18)RSI53%(+7%)↑
◆CRB指数:162(-5)RSI43%(-6%) ↓
◆WTI原油先物:31.00ドル(-2.74ドル)RSI45%(-6%)↓
◆NY金:1174ドル(+56ドル)RSI77%(+16%)↑
上海総合を除いた株と原油を始めとした商品は、先週とは真逆の動きで大きく下落。債券の利回りの低下と金の上昇は先週からの流れのままに進んでおります。
日本ではマイナス金利の導入の影響で国債金利が更に低下したのは明快ですが、アメリカの債券金利がそれと歩調を合わせるように下落を続けているのは、週末の雇用統計にも表れているように、このままアメリカだけが利上げを続ける環境にはないのではとの懐疑が、市場関係者の間で台頭してきているからだと思われます。
先週のコメントで、マイナス金利の影響が円安、株高を招き、更に債券の金利の低下をもたらしていると書きましたが、この1週間で円安、株高のトレンドは見事に反転してしまいました。理論上は長期には日米金利差に基づく円安傾向になり、それが株価を押し上げると見ていたのですが、どうやら、アメリカの利上げが予定通りには進みそうもない情勢が、週末の雇用統計などで見えつつあることと、金融機関にとっては手持ちの現金を、あるいは当座預金に積み上げてある現金を、もっと有効活用する必要性から国債買いに向かい、それで更なる国債金利の低下をもたらしているようです。
先週のコメントで、金融機関が持つ国債の放出(による日銀当座預金への更なる積み増し)が(マイナス金利の影響で)減り、日銀が相変わらず80兆円を買い続ける異次元緩和の中での、市場での国債の逼迫が金利低下を招くと書いたこととは異なる理路が起こっての金利低下でした。この点はお詫びして訂正したいと思います。
なお、マイナス金利の影響について、東海東京証券が分かりやすく動画で説明しております。金融機関が企業などに融資した時の、「貸し出し支援基金」としての「マクロ加算残高」を日銀が機動的に増やすことで、マイナス金利の影響を受ける部分がかなり少なくなるという「かしこい仕掛け」が仕込まれているようです。このあたりをご覧下さい。
http://www.tokaitokyo.co.jp/tv/public/market/economisteye.html
◆CME日経先物:16560円(-1290円)OSC52%(-12%)RSI47%(-8%)VR改90%(-137%)↓
◆日経平均:16820円(-699円)OSC52%(-3%)RSI49%(+1%)VR改64%(-27%)↓
◆TOPIX:1369(-63)OSC53%(-4%)RSI48%(+-0%)VR改66%(-24%)↓
◆マザーズ指数:791(-41)OSC51%(-5%)RSI51%(+7%)VR改102%(-1%)↓
◆東証2部指数:4365(-117)OSC52%(-10%)RSI50%(+5%)VR改88%(-22%)↓
◆日本10年物国債先物(JGB):151.68円(+1円10銭)↑ 金利さらに急低下
◆信用残評価損益率:売り残-5.856%(+3.365%) 損失幅急縮小
買い残-16.71%(-4.242%) 損失幅急拡大
◆日経平均25日移動平均乖離率:-3.2%(-2.3%)下方乖離再度拡大
◆騰落レシオ(25日間)
東証1部: 63.03%(-10.59%)↓
マザーズ: 73.42%(-7.03%)↓
東証2部: 74.31%(-6.97%)↓
【海外市況】
◆NYダウ:16205(-261ドル)OSC61%(+2%)RSI54%(+2%)VR改124%(-30%)↓
◆上海総合:2763(+26)OSC53%(+11%)RSI41%(+6%)VR改57%(-20%)→
◆ドル・円:116.82(-4円27銭)OSC47%(-22%)RSI48%(-23%)↓円高昂進
◆米10年債利回り:1.86%(-0.08%)RSI30%(-3%)↓
◆米3ヶ月国債利回り:0.3%(-0.03%)RSI55%(-12%)↓
対10年債スプレッド:1.56%(-0.05%)↓ 3%が好況の目安。
◆VIX指数:23.38(+3.18)RSI53%(+7%)↑
◆CRB指数:162(-5)RSI43%(-6%) ↓
◆WTI原油先物:31.00ドル(-2.74ドル)RSI45%(-6%)↓
◆NY金:1174ドル(+56ドル)RSI77%(+16%)↑
上海総合を除いた株と原油を始めとした商品は、先週とは真逆の動きで大きく下落。債券の利回りの低下と金の上昇は先週からの流れのままに進んでおります。
日本ではマイナス金利の導入の影響で国債金利が更に低下したのは明快ですが、アメリカの債券金利がそれと歩調を合わせるように下落を続けているのは、週末の雇用統計にも表れているように、このままアメリカだけが利上げを続ける環境にはないのではとの懐疑が、市場関係者の間で台頭してきているからだと思われます。
先週のコメントで、マイナス金利の影響が円安、株高を招き、更に債券の金利の低下をもたらしていると書きましたが、この1週間で円安、株高のトレンドは見事に反転してしまいました。理論上は長期には日米金利差に基づく円安傾向になり、それが株価を押し上げると見ていたのですが、どうやら、アメリカの利上げが予定通りには進みそうもない情勢が、週末の雇用統計などで見えつつあることと、金融機関にとっては手持ちの現金を、あるいは当座預金に積み上げてある現金を、もっと有効活用する必要性から国債買いに向かい、それで更なる国債金利の低下をもたらしているようです。
先週のコメントで、金融機関が持つ国債の放出(による日銀当座預金への更なる積み増し)が(マイナス金利の影響で)減り、日銀が相変わらず80兆円を買い続ける異次元緩和の中での、市場での国債の逼迫が金利低下を招くと書いたこととは異なる理路が起こっての金利低下でした。この点はお詫びして訂正したいと思います。
なお、マイナス金利の影響について、東海東京証券が分かりやすく動画で説明しております。金融機関が企業などに融資した時の、「貸し出し支援基金」としての「マクロ加算残高」を日銀が機動的に増やすことで、マイナス金利の影響を受ける部分がかなり少なくなるという「かしこい仕掛け」が仕込まれているようです。このあたりをご覧下さい。
http://www.tokaitokyo.co.jp/tv/public/market/economisteye.html