久しぶりの「休日のバッハ」です。
昨年あたりから、しばらく止めていたJ.S.BachのCDを物色し始めました。その中から、Diana Boyleというロンドン生まれの女性ピアニストの弾くフランス風序曲ロ短調BWV831に魅せられております。
https://www.dianaboyle.com/
テンポはごくゆっくりとしております。 第一曲の演奏時間がアンドラーシュ・シフの12分27秒に対して、Boyleは14分20秒です。約2分も長い。
でも、私はこのBoyleの演奏の深い味わいに大きな感銘を受けました。 この違いはなかなか言葉にはできません。
強いて例えてみると、今読んでいる江戸時代前期に播州で活躍した盤珪永琢(ばんけいようたく)禅師の「不生の仏心」の思想に通じるものがあります。
いわゆる「無垢の意識」、あるいは「汚れなき意識」に訴えかけてくる音楽と言ってもいいでしょう。
果たして、この演奏を若い頃に聴いたとして、どこまで受け止めることができたか?
今、ここにこの生の終着駅を意識する齢になり、長年ありとあらゆるバッハの音楽を聴き続けてきた私自身の感性の変化なしには、この味わいがなかったのではないかと。
こうした音楽に伴われながら、段々と意識下へと沈殿していくのも悪くはない。。
気になった方、下記のリンクを辿ってみてください。
https://1drv.ms/u/s!Ajls4YRZxDUF6Vh0l8lzV8gtT6qY?e=zI6PEU
シフの演奏はこちら:
https://www.youtube.com/watch?v=hFD-weffFpo
昨年あたりから、しばらく止めていたJ.S.BachのCDを物色し始めました。その中から、Diana Boyleというロンドン生まれの女性ピアニストの弾くフランス風序曲ロ短調BWV831に魅せられております。
https://www.dianaboyle.com/
テンポはごくゆっくりとしております。 第一曲の演奏時間がアンドラーシュ・シフの12分27秒に対して、Boyleは14分20秒です。約2分も長い。
でも、私はこのBoyleの演奏の深い味わいに大きな感銘を受けました。 この違いはなかなか言葉にはできません。
強いて例えてみると、今読んでいる江戸時代前期に播州で活躍した盤珪永琢(ばんけいようたく)禅師の「不生の仏心」の思想に通じるものがあります。
いわゆる「無垢の意識」、あるいは「汚れなき意識」に訴えかけてくる音楽と言ってもいいでしょう。
果たして、この演奏を若い頃に聴いたとして、どこまで受け止めることができたか?
今、ここにこの生の終着駅を意識する齢になり、長年ありとあらゆるバッハの音楽を聴き続けてきた私自身の感性の変化なしには、この味わいがなかったのではないかと。
こうした音楽に伴われながら、段々と意識下へと沈殿していくのも悪くはない。。
気になった方、下記のリンクを辿ってみてください。
https://1drv.ms/u/s!Ajls4YRZxDUF6Vh0l8lzV8gtT6qY?e=zI6PEU
シフの演奏はこちら:
https://www.youtube.com/watch?v=hFD-weffFpo