株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

相場の転換の節目の判断

2021-09-22 15:43:40 | 株に出会う
よく短期的な移動平均線として用いられる5日移動平均線(MA)ですが、今回の日経平均3万円割れまでのデータで検証してみたいと思います。
( )内は、5日MA値と終値との差

*9/22現在の5日MA値:30163円 終値29639円(-524円)
*9/21現在の5日MA値:30369円 終値29840円(-529円)
*9/17現在の5日MA値:30491円 終値30500円(+9円)
*9/16現在の5日MA値:30467円 終値30323円(ー144円)
*9/15現在の5日MA値:30404円 終値30512円(+108円)
*9/14現在の5日MA値:30338円 終値30670円(+332円)

以降は省きますが、9月16日に一旦5日MAを割り込むも、17日にはギリギリ5日MAあたりまで戻すも、その後は500円ほど下回っております。

教科書的な解説になりますが、転換点は16日、17日となります。結局、17日にかろうじて5日MAラインまで戻したものの、週末を挟んで21日に大きく売られたことで、次なる攻防線は25日MAの28972円に移ったと言えます。つまり、後667円ほどは下落圧力がかかり続けるのではないかと思われます。

このように冷静に判断ができていれば、21日の大きな下落によるダメ押しにより、今日22日は売り方にとっては絶好の売り時だったということが言えます。

にもかかわらず、これまでの日経平均の上昇過程に見られたような、大きな下落(21日の660円安)の翌日は買い戻し優勢との判断に基づき、寄り付きから買いで入った筆者の失敗だったということになりますね。

では、さらなる検証のために、今回のラリーに先立つ8月20日(この日、日経平均はOSC30%のボトムを付けました)を起点にして、5日MAの推移を見てみました。

*8/31現在の5日MA値:27797円 終値28090円(+293円)
*8/30現在の5日MA値:27726円 終値27789円(+63円)
*8/27現在の5日MA値:27667円 終値27641円(-26円)
*8/26現在の5日MA値:27541円 終値27742円(+201円)
*8/25現在の5日MA値:27499円 終値27725円(+226円)
*8/24現在の5日MA値:27421円 終値27732円(+311円)
*8/23現在の5日MA値:27360円 終値27494円(+134円)
*8/20現在の5日MA値:27366円 終値27013円(-353円)
*8/19現在の5日MA値:27558円 終値27281円(-277円)
*8/18現在の5日MA値:27705円 終値27586円(-119円)

月末は下げるのアノマリーを裏切って8月31日が今回のラリーを決定付けたとも言えますね。しかし、それ以前の8月23日から相場が転換点を示していたとも言えます。

そこで、出来高が多く相場のメルクマールとして6920レーザーテックの値動きを見てみました。

8月23日(+240円)、24日(1280円)、25日(+80円)、26日(+820円)、27日(+410円)、30日(+860円)、31日(+1200円)

すべてプラス終了です。この後も上げ続けますが、9月9日だけ1650円のマイナスでした。この前々日あたりからのこの株の5日MA値を念のため見てみます。

*9/7現在の5日MA値:26060円 終値27620円(+1560円)
*9/8現在の5日MA値:27224円 終値29620円(+2396円)
*9/9現在の5日MA値:27878円 終値27970円(+92円)
*9/10現在の5日MA値:28196円 終値28250円(+54円)
*9/13現在の5日MA値:28274円 終値27910円(-364円)
*9/14現在の5日MA値:28378円 終値28140円(-238円)
*9/15現在の5日MA値:28242円 終値28940円(+698円)
*9/16現在の5日MA値:28292円 終値28220円(ー72円)
*9/17現在の5日MA値:28408円 終値28830円(+422円)
*9/21現在の5日MA値:28528円 終値28510円(-18円)
*9/22現在の5日MA値:28530円 終値28150円(-380円)

9月13日あたりからは揉み合い症状を呈しておりますね。この流れから行くと24日は一旦下に持っていかれてから切り返すかどうか微妙ですが、この株の強さは、5日MA値が15日あたりから未だ上昇トレンドをキープしていることです。日経平均は21日、22日と大きく切り下げました。

注目点は、9日には-1650円と大きく押されましたが、5日MAからは+92円とプラスだったことです。また、14日は5日MAからは238円もアンダーしながら、終値ではプラス230円だったことです。それが15日の切り返しに繋がっております。

今日22日は昨日の28528円の5日MAラインあたりからのもみ合いからは、買い戻しによる反発はあってもジリジリと下げたまま終了しております。

明後日はこの28530円を下から抜く勢いがあるのかどうかが焦点かと思われます。

以上、5日MA値の推移からの相場の現況を見てみました。
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市場概況(9.22.2021)

2021-09-22 15:17:21 | 市場概況
9月22日(水)の市場概況です。

1.日経平均
 更にOSCを8%も落として48%で買いサイン点灯。RSIは-6%の65%、前日安値を下回っての終了は2日連続。一日を通して3万円回復ならず。5日MAは1.74%下回っておりますが、まだ25日MAからは2%上方乖離中。75日MAからも4%上方乖離中。従って、もう少し下落してからの切り返しはあるかも知れませんが、今のところ、テクニカルには下落の一途。

2.TOPIX
 こちらも日経平均と傾向は同じ。OSCは-9%の53%、RSIは62%です。上方乖離は25日MAで2%、75日MAで5%です。

3.マザーズ指数
 OSCを8%落として49%で買いサイン点灯。RSIは-3%の48%。但し、前日安値をオーバーして終わっております。しかし、下落傾向には違いありません。

以上です。

今日は、持ち越し株や、指していた株が軒並みやられて最悪状態。6367ダイキンの朝の騙しの板にひっかかり寄りで約定。その後は下落の一途でテクニカルにも酷い状態なので、26000円きっかりになった後場に損切り。

その他、テクニカルに悪い3914JIG-SAWも半分処分。朝の買いにこれまたひっかかった7342ウェルスナビと、6920レーザーテック、それに4370モビルスを持ち越し。

やはり、こうした不安定な相場環境の時に、板を見ないで指して出かけるというのはリスクが大きいことを実感。途中で上げても身動きできず。何とか、残った手駒で捲土重来を期す以外にないけれど、更に返り血を浴びそうな気が。。
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