株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

週間市場概況(11.7.2014)

2014-11-08 10:41:38 | 市場概況
11月7日(金)までの週の市場概況です。 ( )内は前週比

◆日経先物:16940円(+450円)OSC64%(-6%)RSI83%(+19%)VR改279%(+92%)

◆日経平均:16880円(+467円)OSC67%(-1%)RSI84%(+19%)VR改273%(+104%)

◆TOPIX:1364(+30)OSC66%(-3%)RSI85%(+19%)VR改273%(+107%)

◆マザーズ指数:937(+53)OSC56%(+5%)RSI75%(+16%)VR改89%(+15%)

◆東証2部指数:4114(+46)OSC63%(+7%)RSI83%(+24%)VR改148%(+14%)

◆日本10年物国債先物(JGB):146.39円(-30銭)

◆信用残評価損益率:買い残-6.098%(+1.741%) 
          売り残-12.088%(+0.315%)  

◆日経平均25日移動平均乖離率:+8%(+2%)

◆騰落レシオ(25日間)

 東証一部:91.8%(+10.5%)
 マザーズ:88.4%(+13.0%)
 東証二部:90.9%(+8.4%)

【海外市況】

◆NYダウ:17574(+183ドル)OSC82%(+6)RSI87%(+8%)

◆ドル・円:115.21(+2円82銭)OSC86%(+2%) RSI91%(+9%)-6日暫定値。

◆米10年債利回り:2.32%(-0.03%)RSI47%(-4%)

◆米3ヶ月国債利回り:0.03%(+0.02%)RSI57%(+13%) 対10年債スプレッド:2.29%(-0.05%) 3%が好況の目安。

◆VIX指数:13.12(-0.91)RSI40%(-2%)

◆CRB指数:271(-1)RSI44%(+2%) 

◆WTI原油先物:78.43ドル(-2.27ドル)RSI35(+1)

◆NY金:1179ドル(+5ドル)RSI41%(+16%) 

今週のキーポイントは、日銀の追加緩和を受けてのアメリカ市場の動きでした。金曜日の雇用統計で市場予想を下回ったこと、しかし節目の20万人は確保し、失業率も0.1ポイント下げたことから、NY株式は大きな調整がなく市場は動いていないようですが、米国債や原油の指標を見る限りはまだまだ世界経済の低迷が長引くことを示唆しております。最後の雇用統計を受けての金市場の大幅な上昇(ほとんどが買い戻しだと思われます)が、その傾向を示唆しているようです。

日本市場は少し置いて行かれた感があったマザーズ市場がこの1週間では追いついてきた感じ。注目は、これだけの日銀の追加緩和にもかかわらず、日本国債が下げている(金利は上昇)ことです。これはとりもなおさず、日銀によるこの規模の国債買い入れに懸念を抱く筋がいるということですね。つまり、この期に売りを仕掛ける筋が一定程度いるということ。これは将来の予兆かも知れません。

なお、来週以降の「予測値」を計るにはRSIよりOSCをご覧下さい。
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週間市場概況(10.31.2014)

2014-11-01 09:35:06 | 市場概況
10月31日までの週の市場概況です。 ( )内は前週比

◆日経先物:16490円(+1160円)OSC70%(+20%)RSI64%(+20%)VR改187%(+146%)

◆日経平均:16414円(+756円)OSC68%(+18%)RSI65%(+21%)VR改169%(+123%)

◆TOPIX:1334(+91)OSC69%(+20%)RSI66%(+24%)VR改166%(+122%)

◆マザーズ指数:884(-3)OSC51%(+-0%)RSI57%(+11%)VR改74%(+22%)

◆東証2部指数:4068(+81)OSC56%(+9%)RSI59%(+18%)VR改134%(+99%)

◆日本10年物国債先物(JGB):146.69円(+26銭)

◆信用残評価損益率:買い残-7.839%(+3.246%) 
          売り残-12.403%(-2.539%)  

◆日経平均25日移動平均乖離率:+6%(+8%)

◆騰落レシオ(25日間)

 東証一部:81.3%(+3.6%)
 マザーズ:75.4%(+4.0%)
 東証二部:82.5%(+1.2%)

【海外市況】

◆NYダウ:17391(+585ドル)RSI79%(+33%)

◆ドル・円:112.39(+4円24銭)OSC84%(28%) RSI82%(+43%)-31日暫定値。

◆米10年債利回り:2.35%(+0.06%)RSI51%(+8%)

◆米3ヶ月国債利回り:0.01%(+-0.0%)RSI44%(+2%) 対10年債スプレッド:2.34%(+0.06%) 3%が好況の目安。

◆VIX指数:14.03(-2.08)RSI42%(-4%)

◆CRB指数:272(+2)RSI42%(+6%) 

◆WTI原油先物:80.7ドル(-0.6ドル)RSI34(+1)

◆NY金:1174ドル(-55ドル)RSI26%(-22%) 

日銀のサプライズ緩和発表で株式は週末に大幅高。米国債も米景気の好調さを反映して金利を上げるも、日本国債の金利はこの追加緩和発表でむしろ低下(価格は上昇)。商品市況はとりあえず下落に歯止めがかかった形ですが、金は、追加緩和=円安=ドル高=金安の方程式から見切り売り急増。

商品安にストップがかかり円安が昂進すると輸入物価が益々高くなり、悪い物価上昇が更に続くことは必至。これをアベノミクスの成果として、小泉内閣の時にもさんざん言われたトリクルダウン(株などで儲けた人からの分け前が市井の人々に恩恵をもたらす)の幻想を、未だ信じている日本人がまだまだ多いことに驚かされます。このグローバル化した世界で、新興国の数倍から十数倍も高い日本の普通の人の給料が、円安で儲けている企業の国内回帰が進まない中で、物価上昇に追いついて自然に上がることは、一部の輸出企業の社員を除いては、あり得ません。
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