УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

台場怪奇学校「閉ざされた音楽室」

2014-12-26 20:46:47 | お化け屋敷
世間は、今日が仕事納めになりますが、実は私は、昨日が仕事納めで今日から年末年始休みに突入してます。
ま、世間が休みの日に仕事をした、その代わりなんですがね。
ってわけで、冬休みに入ったら即行こう!!と、決意していた、「テイム・バートンの世界」展と、お台場の怪奇学校に行って参りました!
で、とりあえず「怪奇学校」から。
怪奇学校は、約1年ぶりに登校させていただきました~、おぉ、懐かしい・・・


夕焼けのレインボーブリッジとアダチン。


怪奇学校は、お台場のデックス東京ビーチ内、昭和をイメージした商店街、台場一丁目商店街の一角にあります。
で、またここにも寄りました~。


山口敏太郎の妖怪博物館~♪ 画像は、お借りしました~。
UMAや、妖怪など、怪奇なものをさまざま集めた博物館です。
昨年行った時に、受付のお姉さんが、今、まさに製作中であった「口裂け女」も、完成して中に展示されておりましたよ~、お姉さん元気かな?
中身は、豊富な山口敏太郎氏のコレクションの中から、いろいろ出たり入ったりをしているようで、ビミョーにモデルチェンジしている感もありました。
相変わらず、人間の「怖いけど、見たい」「見たい、でも無い」「じゃ、作っちゃえ!」という、飽くなき好奇心、探究心を感じましたねぇ~。


公式パンフとか、ポストカードも売ってたので、ついつい全部買ってきてしまった(笑)
人魚とか河童のミイラとかのポストカードなんですが、果たして「こーいうのがほしい」という人にめぐり合えるでありましょうか?(笑)

そして、怪奇学校でございます。以下、ネタバレ入るので下げますね~。






























































わー、岩子さん、一年ぶりです!お久しぶりでございまーす!!


さて、現在、怪奇学校では冬期限定の「閉ざされた音楽室」という内容にて開催されております。

台場怪奇学校 2014年冬季限定イベント 「閉ざされた音楽室」PV


内容は、ピアニストを目指していた少女、詩音は、事故で左手を失い、ピアニストへの夢を閉ざされてショックで音楽室で自殺してしまった。
彼女を熱心に指導していた浩二先生も、彼女の後を追うようにその音楽室で自殺してしまう。
その後、音楽室からは誰もいないのに、ピアノの音が聞こえるなどの怪奇現象が生じ、閉鎖されてしまった・・・
この、二人を供養するのが、今回のミッションでございます。
というわけで、少女と先生、この二人のどちらかを選んで、「成仏して下さい」と、なるわけでございます。
怪奇学校は、1グループか完全に貸切状態になるため、ハケ的にはイマイチなので、冬休みだし混んでないといいなぁ~、と思いながら行ったら、周辺に「興味ありげ」にフラフラしているグループとかカップルはいるんだけど、イマイチ踏み切れないっていう感じの客ばかり!
おぉ、これは先手必勝!!と、勇み足で受付に行くと・・・
「受付は2名様以上なんです・・・」と!
がががが~っんっ!!!!
・・・そ、そこをなんとかっ!!と、思ったところで、ふと気づいたが、そーいや昨年の時も最初そういわれたんだっけ(爆)
でも、昨年は、
平野ユーレイさんと斉藤ゾンビさんの「お化け屋敷のつくり方」

これを読んで、ぜひ入りたい!と、思って来たんですっ!!と、ゴリ押しして入れてもらったのでした。
そう、そう、この手です(爆)
ってわけで、
「昨年、一度一人で入れていただいたので、大丈夫です!」と、メゲずにお願いしたところ、入学許可していただきました!
ありがとうございます~m(_)m
いや、実際のところ、お一人様禁止っていうのは、一人の客だと「やりにくい」から、なんだろうと思うんですよね~^_^;
やはり、お化け屋敷って怖がって怖くてナンボ!という世界だし、恐怖は結構単身よりも複数の方がこういう場合って何故か増幅されるから、グループとか少人数の方がやりやすいんだと思います。
でもまぁ、私は別に「怖がりたい」から、お化け屋敷に行くっていうわけでもないから、それほど気を使っていただかなくても~、という感じでございますが。
ってわけで、入学許可が下りると、まず誓約書にサイン。
それから、入り口まで移動して先生に説明をしていただきます。
この説明の先生が、ツインテールで声がアニメ系で可愛いんですよ!でも、イメージ的には体育会系かな?
新体操とかやってそうな感じです。
で、声が可愛いのと、ハキハキとしてしっかりとノリのいい説明をしてくれるので、つかみはOK!って感じでございます。
レベル的には、ディ○ーランドのアトラクション係の人と同等っていう感じのサービス好感度です。
さて、いよいよ入場です。
あ、私は、女の子詩音ちゃんの供養をする事にしました。
詩音ちゃんは、事故で左手を失ったので、その供養のために、左手のレプリカを渡されます。
片手に懐中電灯、片手に切断された左手・・・^_^;
で、ドアを開けると、まずは「肝試しにこの音楽室に入ってきた愚か者のたどる末路」みたいなPVを見せていただきます。
怪奇学校は、こういった動画映像を活用していますが、関心するのはその画像が悪いところ(笑)
いや、いいんです、お化け屋敷の雰囲気を出すためには、クリアーな映像よりもこういった画質の荒い映像で、「見たいところが見えない」的な映像がいいんですよ、このあたりが、戦慄迷宮との違いですね~。見えないからこそ、客は勝手に怖い方向に自分で想像しちゃうわけですから。
で、中に入ると・・・
ところどころに横たわった人形やら、不吉な悪戯書きとか、手形とか足跡とか・・・
あんまり正確に覚えているわけではないですが、まぁ「四つの呪い」編と大きな違いな無いような感じです。
で、この怪奇学校の面白いというか、一番注目する点は「音」に関してですね~。
この「音」効果音的なのがいいんですよね。
途中で、録音的な「助けて~」みたいな音もあるんだけど、それよりも足をドンドン踏み鳴らすような音とか、そういう音の音圧がとてもよく感じられるんです。
これも、生音だからこそ、だと思うけど。
音っていうのは、空気が震えてそれが人間の耳の鼓膜を通して脳に伝わり、「音」と認識される、んだけど、生音の場合はその音の出所の音だけでなく、振動というか空気の震え、これがわかるんです。
そりゃ、いいスピーカーや音響設備を使えば、そういった感覚も再現できるとは思うけど(音だけのお化け屋敷はこれを大活用した感じですね)でも、元々舞台が小さいところで、また、その音が出るべき、出すべきところが限局されているこういう場面では、画一的な音響システム使うのって難しいと思うんですよね。
その点、生音であれば、それがクリアー出来るというか。
観客が、今通った、その場面、タイミングでその音と音圧を出す、これがピッタリ合うところが、ここのお化け屋敷の特徴だと思います。
そのために、1グループ毎の貸切状態になるのかなぁ?とも、思いますが。
で、詩音ちゃんの供養は、最後に血のついたオルガンに左手のレプリカをお供えして「成仏して下さい」と、唱えるのですが・・・
でも、詩音ちゃん、どーもそれじゃ不満みたいで、私の左手がほしいと言って来るのでありました。
し・か・し、それじゃ、ダメでしょ。
詩音ちゃんのピアノは、詩音ちゃんの手だから奏でられるモノなのであって、それが他人の左手でいくら巧く弾けたとしても、もうそれは詩音ちゃんのピアノではないんですよね・・・
ぶっちゃけ言いっちゃうと、ピアニスト目指していくら死にモノ狂いで練習して努力しても、実際にピアニストとなって、いやピアノ演奏で食っていける人は恐らく5%もいないと思うのだ。
特に、ピアノはやってる人が多いだけに、倍率が高いしねぇ~・・・
だから、左手が無くてピアノが弾けなくても、それで音楽をあきらめる必要はない、っていうか、いずれピアニストの夢をあきらめる可能性が低くは無い状況で、自殺しちゃうまでにピアノ1本で絞ってしまう方針には、危険が多いのではないだろうか?
たとえ、今回の事故が無くても、いずれ挫折する危険性が多い状況で、すぐ自殺しちゃうような精神状態では・・・
要するに、彼女はピアノは好き=音楽が好き、っていうわけじゃなかったんじゃないか?と思ったわけでございます。
でも、まだ小学生の彼女に、そーいう説教をたれても無理だろうし、私は部外者だしなぁ・・・
と、思ったんだけど、直接話を聞いてみたら、実は何か、もっと事情があるようでございます、ピアノに拘る・・・
うーむ、それは何か?と、謎を秘めたまま、出口に到着しました・・・

で、なーんとなく納得いかんので(爆)続けて、もう一回、今度は浩二先生供養バージョンで入場させていただく事に(←イヤな客だ^_^;)
で、今度は「魔よけバージョン」で、前回よりも明るい懐中電灯にしていただきました。
これで、もっと詳しく中身を見てこよーっと♪というわけでして。
で、また、再度、「肝試しにこの音楽室に入ってきた愚か者のたどる末路」的VTRを見るわけですが、これが先生バージョンだと内容が違ってるんですよね!
おぉ、芸が細かい・・・
で、先生を供養するので、中で出てくるのも、成仏できていない先生、というわけでして。
個人的には、詩音ちゃんよりも先生の方が怖いかな?という気がしました。
っていうのは、詩音ちゃんはやはり「人形」を使うわけですが、先生の場合はナマの人が演じるわけなので、それだけリアル度が増すわけです。
後ろからくっついてくる足音とか、そーいうのがよりリアルになってきます、サッと引っ込む加減とかね~。
で、先生の供養方法は、先ほど詩音ちゃんの左手を置いてきたそのオルガンを鳴らすっていうわけでして・・・
プレス向けのリリース情報だと、そこで何か一曲演奏してこい!かと思ってたんだけど、実際は血のついた鍵盤のそのキーを押してくればよい、っていう事でした。
あー、もし弾けって言われたら「チョップステック」弾いてこようと思ったんだけどね~(爆)
たぶん、本当に弾けって言われたら「猫踏んじゃった」弾く人が多数!と見ましたが(笑)
でも、これ、本当にオルガンなんですよね、実際に!
今だと、こーいうオルガンってなかなか無い!と思うんだけど、昔はこれが普通だった足踏みオルガンです。
浜松の楽器博物館にありそうな感じの。
鍵盤押すと、ピアノとかと違って、音が出るまでビミョーにタイムラグがあるんですよ!オルガンだから。
しかし、浩二先生、よくオルガンでピアニスト目指す練習してたねぇ~^_^;と、つっこんではいけない(爆)
オルガニストはオルガニストで、かなりそれ用の訓練が必要だからなぁ~。
で、浩二先生も、どうやら私の左手をほしがっていて、それを詩音ちゃんにあげたいらしいんだけど・・・
でも、二人ともすでに彼岸に行ってるんだから、きっと彼女の左手ももうあるんじゃないか?そこに??って思ったりするんだけどね~(爆)
ま、あげてもいいけどさ~、でも意味ないと思うんだよね。
とかと思いながら、クリアーしましたが・・・
で、クリアーする際に、謎のキーワードが発表されるんですよね。
このキーワードで公式サイトからジャンプすると・・・
この一連の悲劇の真相が判る!んですが・・・
なーんとなく、イヤな予感はしてましたが、やはりそうですか~、という感じです・・・
いやいや、あれでいいんですかねぇ?なーんかすっきりしませんが・・・
この「音楽室」イベント終了後でいいから、あのあたりに関しては、もっとすっきり天誅を加えてやってほしいもんでございますねぇ。
なんか、詩音ちゃんのお母さんとも関連ありそうな感じでございますが・・・
岩子さん、ぜひ、よろしくお願いいたしますね!!
優れたホラー映画、というか、後世に残るようなホラー映画は、単純に怖いだけでなく、今、そのリアルな時代の人々がどこか不安を感じつつも気づかないふりをして日常をやりすごしている、その見えない不安を可視化する、それも直接的ではなく比喩的にするところ、っていうのあると思いますが、今までの怪奇学校だとわりと「いじめ」に関することだったのが、今回は「○○○○○○○」っていう方向に変わってるのが、現代を映しているのかも・・・って思ったりもしました。
まぁ、決して世間で「いじめ」が減ってるっていうわけでもないんでしょうけどね。
しかし、最近ホラー映画って上映ないねぇ、そういえば。


怪奇新聞とシール。


怪奇学校、なう!な、アダチン。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする