日曜日にこれ、↓ 見てきました。
地球の運命は!?映画『アトラクション 制圧』予告編
おぉ、ロシア映画久々!しかもSFなんて『ナイトウオッチ』シリーズ以来か?
しかし、普通だと出演者とか監督名を出して宣伝したいんだろうが、いかんせんロシアだから知名度がないよ、日本では。
あ、でも私はこの監督の『スターリングラード』は見たよ、ジュードロウとレイチェル・ワイズとエド・ハリスが出てたやつ。
で、日本ではどうやって宣伝するかと言えば・・
『第九地区』『エリジウム』のスタッフが送る・・、と言うのを一番前面に出してきましたよ^_^;
本来、裏方であるはずのCGやVFXを造る人々を前面に宣伝してくる・・まあ、光をあてる必要はあるとは思うが、配給会社の困った感が漂ってくる感じですな^_^;
で、これ今、日本で上映してるの静岡だけ!らしい、なんと!
多分、一本だけのフィルムが全国を転々と・・まあ、今はフィルムじゃないか。
で、日曜だったせいか、思ったよりも人がいて15人弱くらいなんですが、見事に全員シルバー世代の男性!でしたよ。
いや、私以外ね^_^;
うーむ、どういう選択基準でこれを見ることにしたのか?
多分、いつでもシルバー料金1100円で見られる世代だから、時間が合うならどんなのでも見よう!ってことなんかな?
しかし、残念ながらこの映画はそういう年代は対象外、な感じ。
現に、デカイ鼻息たててよく寝てましたよ^_^;
この映画は、ズバリ、ティーンエイジャーの女子が出来たらデートで観るのがベスト!って感じだと思う。
SFって言えばSFだが、結構、ヒロインの恋愛とか三角関係、父との葛藤とか、思春期女子のドリームあるある!って感じだもん。
画的には確かにハリウッドレベルに近いが、やってる事はなんか邦画が作る自称・超大作本格的SF映画!って宣伝で主演は旬のアイドル系、って感じ^_^;
まあ、邦画だったら絶対見ないが、まあこれはロシアなんで、確かに『エリジウム』みたいな宇宙船や異星風景はあるんだけど、わりとCGと言うより特撮、と言いたくなる感じ。
そこにロシア戦闘機とか空母が出てくるところは新鮮だけどね。
私的印象は、残念な方向になっちゃったチャイコフスキー、って感じかな?
いや、別にチャイコフスキーの曲が嫌いとか悪いってわけじゃないよ。
チャイコフスキーはロシアの作曲家だけど、それ知らない人結構いるんじゃないかな?
そんなにロシア臭くない、と言うか西洋かぶれ的、って評価もあったりするくらい。
で、私がロシア映画に求めるのはハリウッドもどきではなくて、音楽で言えばチャイコフスキーではなくロシア五人組のストラビンスキーとかムソングスキーとかのダークと言うか土着的なあーいうのを期待しちゃうんだよね。
『ナイトウオッチ』なんかもCGは多用していても、やはりハリウッドとは違う雰囲気があるんだが・・
この『アトラクション』に関しては、ハリウッド亜流って感じで物足りんーっ!!!
脚本もそうなると、すごく甘さとご都合主義が鼻についてくるしさー。
あ、でも、ハリウッド映画だったら、ヒロインは親友の女の子の方で、冒頭から彼氏とイチャイチャしてるヒロインは一番に死ぬな(爆)
ジェイソンとかの殺人鬼に一番最初に血祭りにされるような立ち位置のキャラが、実はヒロインっていうのがロシアンクオリティ?なんか??
もし、宣伝費あって、日本独自でテーマ曲とかエンディング曲使うのなら、絶対ピンクレディのUFO がいいと思いました。
♪それでもいいわっ、近頃少し、地球の男に飽きたところよぉ♪ って感じだな。
まあ、でも通常会話スピードのロシア語音声にどっぷり浸かれたからまあ良いか。