岩上さんと野原さんが「風工房」から帰ってから「高谷オカリナの里」に戻り、
しばらくすると東二さんがやって来る。
遠くでパトカーのサイレンが聞こえる。
外出から戻ったオーナーもあわてて、着替え途中で家から出てくる。
最近赴任してきた新しい駐在さんのパトカーのサイレンだった。
ノーヘルの原付数台の若者を、追いかけ
「ヘルメットを付けて走りなさい!」って呼びかけている。
本来であれば「そこのノーヘルの原付、止まりなさい!!」って
言って補導するのが正直なやり方であろうが・・・・
今度の新しい駐在さんは、地元ではなかなか評判が良いらしい。
と言う事はさておいて、
今回の話題は、里のガッチャンポンプとオーナーの仕事ぶりだ。
先日ポンプの付け根にひびが入ってしまい
、応急的にコーキングでエアーの吸い込みを簡易補修したのだが、
とうとう根本から折れてしまい、とどめになってしまったのだ。
どうやらその配管に残っている弁が、完全に密閉されておらず、
空気を吸い込み水道の水が出なくなってしまったのだ。
とりあえず、ガッチャンポンプはあきらめて、
東二さんが弁と配管の隙間にコーキングをする。
先週「HIROさんのオカリナの型作り」の時に使った
コーキングのあまりが偶然あったのでラッキーだった!
水道ポンプに注し水をして回す事数分、
最初は茶色い水だったが地下水が出るようになった!!
めでたしめでたし!
と、思っていると今度はオーナー、細い竹を切り出した。
1.5m位に切られた竹は、トマトの畑の所に差し込まれて、
そこにアーチ型の金具がセットされる。
トマトに雨がかからないようにとの簡易屋根(ハウス)が、
あっという間に出来上がってしまった。
さらにビックリした事に、今度は防腐剤を出してきて、
大屋根の柱を塗り始めた。
大屋根の柱を良く見ると、雨水のかかるところは、小さいきのこが生え出したり、
虫(しろあり?)に食われたりして、結構痛んでいるのだ。
こういう細かいところにまで気が付き、
それを実行してしまうオーナーには頭が下がります。