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写真は、清沢小学校の鈴木寿・校長先生が「出張の先生がいた」ということで自ら事業を行っている光景。好きなゆずりんの曲を自らギター片手に6年生の子どもたちと「取れたてのジャガイモの試食」の授業だ。毎年の福島の子どもたちを受け入れてくれる学校だけに「福島のこと?」と授業参観の機会をいただいた私たちに声をかけてくる。清沢の子どもたちのこの寛容であたたかな受け入れスタイルが福島の子どもたちを元気にしてくれる。私たちも元気をもらった。
8月2日~4日、恒例の「親子わくわくピクニック」は多くの支援団体・個人からの寄付金によって支えられている事業だ。130万円という経費がかかるこの試みが2011年以降、毎年のように実現できたことは「福島を忘れない」という静岡の市民の方々の応援があったからに他ならない。風化という圧力を毎日のように感じるのは私だけではないだろう。
「原発問題は終わった」という既成事実を覆していくこと並大抵ではない。しかし、この壁は実に簡単に乗り越えられることも事実だ。わくわくピクニック実行委員会の構成団体の一つである「福島子ども支援基金」は6月14日に再出発の総会を計画している。どれだけの方々が賛同していただけるのか、不安がないわけはない。が声をかけるたび「2倍にも3倍にもなる励まし」をいただく。