田辺信弘市長、宮原晃樹局長への要請文書を提出しました。
局長と八木清文次長の二人で受け取ってくれました。
※田辺信宏静岡市長様
宮原晃樹都市局長様
2021年11月12日
静岡市議会会派 緑の党グリーンズジャパン
松谷 清
城北公園の今後についての要望書
この事業は、2018年都市建設委員会で大浜公園PFI事業と一緒に提案されたもので、当時、緑の党会派としては大浜公園PFI事業については議会への情報提供の不足を理由に反対をしましたが城北公園の「Park-PFI」事業については言及が不十分でした。今年の5月に周辺住民の方から樹木伐採のSOSをいただいたことから市民グループが発足し半年が経過しました。コロナ禍だけでなくパブコメを実施しなかったことなど市民との対話不足も原因して事業は進捗が遅れ今日に至っています。
そして10月16日の城北公園「Park-PFI」事業に関する説明会終了から既に3週間が経とうとしています。説明会において都市局からはドライブスルーは取りやめることが示されましたが、この説明会で出された市民意見をどのように整理されていくのか、現段階においては明確に示されておりません。最後のまとめは以下の3点でした。
1,市民から多くの意見を評価しながらまちづくり法人設立というような形による静岡市との協働による城北公園の整備・管理をしていくことへの期待を持っていること。
2,この間、ドライブスルーなどの市民グループとの対立点が存在して来ましたが、今後、受け入れられる部分と受け入れられない部分があり平行線で行かざるを得ないこと。
3,早期に事業者団体と実施協定を結んでいきたいと考えていること。
この3点の方針を進めようとするならばまだまだ課題が多く存在しています。
課題解決のために以下の点を強く要望します。
1)10月16日の説明会を踏まえた都市局の考え方と、着工までのスケジュールを示すこと。
2)「受け入れられる部分」と「受け入れられない部分」において、行政側と市民の間にどのような食い違いがあるのか、双方で整理する必要があります。
例えば、
➀Aゾーンに建設される24台の駐車場の是非について
②麻機街道をはさんだ駐車場の活用について
③図書館駐車場との併用活用について
④麻機街道からの公園内への車両が入るについて交通安全性について
⑤大木となった樹木だけでなく低木も含めた樹木の伐採について
⑥事業者の適切な公園使用料について
などです。
市民との間で協働作業を想定しているわけですから、相互の信頼関係を醸成するためにも市民団体の代表者との協議の場を設けること。
3)実施協定の締結は、協議の場を経たうえで行うこと。
4)実施協定に伴い建築基準法48条に基づく建築審査会の設置、市民参加型公聴会の開催、市民意見への説明責任、それらを経たうえでの建築許可が行われるという手続きが法律によって定められています。静岡市のフローによれば計画案提出から6か月程度、建築審査会は偶数月第3火曜日に開催されることになっています。
公聴会での意見陳述人は公園の境界から50mの範囲の住民とされているが、少なくも安東学区範囲の拡大や希望する市民を対象とすること。