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関東大震災100年の9月1日、防災訓練の日、サールナートで映画『福田村事件』上映！
100年前の9月6日、朝鮮人を疑われ香川の薬売り行商15人の内9人を自警団が虐殺！
官憲・軍隊により朝鮮人が井戸に毒を入れたなど流言飛語により暴走化した群衆を描く！
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初日ということからか、9月1日ということからか、50人の席は満席状態でした。
掘り起こされた歴史の真実を映画化したものですが、当時をリアルに描いており、その衝撃はあまりにも強く、暗澹たる思いだけが残りました。
関東大震災において朝鮮人、中国人、日本人6000人が虐殺された歴史的事実は国家犯罪として後世に伝えられる必要があります。
暴徒化した背景に1919年の朝鮮半島を揺るがした3・1独立運動を目の当たりにした恐怖感が日本に戻った多くの軍人の記憶に残っていたことがあるとの分析があります。
大杉栄を思わせる社会主義者が警察によって惨殺されるシーンも強烈です。
時代も大きく違い現代と重ねることに躊躇します。
社会を変革しようとするものの覚悟を問いただしているようで怖さを感じました。
一方で前線にいる男たちと残った女たち、男たちの織り成す「不義・密通」、PTSDがもたらす「不和」、戦争体制の中の家族、考えさせられます。