代表質問は衆議院で2日、参議院で2日、1日から3日まで行われ、今日は参議院で野党は国民新党の自見議員、新党日本の田中議員、共産党の市田議員、社民党の福島議員、それぞれに持ち味ある質問を展開しました。
新党日本の田中議員は、長野県知事時代での財政赤字の解消と新産業育成の二つ観点からの長野県成功体験をもとに、練られた文章表現で麻生大臣はじめ各大臣への鋭い質問をぶつけていました。質問内容のレベルの高さは群を抜いています。
ただ、3日間の質問を全部傍聴していると、各質問者が一生懸命質問するのですがどうしても言い回しを変えた同種類の質問が出されます。各大臣答弁は、誰に対しても同じ答弁になります。これは、県議会・市議会でもよくあるパターンです。
この繰り返しが、議会で何が変わるんですか?という諦めにも似た政治感覚を醸成していきます。衆議院、参議院の本会議場、議員の数が多いので何となく国会のほうが威厳あるように受け止められますが、答弁スタイルは全く同じです。
そうすると、国会・県議会・市議会での爆弾質問含む活動の大切さと同時に議会にとらわれない場所からの政治変革のフィールドを作り出していかなければなりません。勿論、選挙運動は当然に変革の最大の武器であるこというまでもありません。
その答えが求められる今回の衆議院選挙でもあります。そして、それは静岡市・県的には来年3月の市議会議員選挙であり、7月の知事選挙に通じます。果して議会の壁を越えられる有権者の運動をどう作り出していくか。課題満載です。
どんどん遅れる解散スケジュール、です。