参議院選挙を終えてすぐさまの静岡市議会厚生委員会視察の一日目は岡山市の上記の二つのテーマ。第一は、介護保険認定者5630人、在宅2235人のうち要介護4,5の待機者が506人にどう対応するか。
特別養護老人ホームという広域的な施設整備でなく、在宅でありながら狭い地域を対象とする小規模多機能居宅施設を8施設、あるいは24時間定期巡回サービスによって対応できている現状報告を聞きました。
... 第二は、新設される岡山市立病院の経営形態として地方独立法人化を決定した経過が静岡市立病院の経営形態検討にどう役立てられるか。現在、市立病院は公営企業法全部適用で黒字化も実現しています。
ただ、経営方針の明確化や業績評価や経営情報の透明化、医療サービスの向上、柔軟で迅速な人材確保・人員配置など独立法人化にメリットが大きいと、2012年2月に市長が独立法人化を決定したとのこと。
独立法人化の場合に、累積起債残高が独立法人に引き継がれる、また職員は非公務員となるが退職金債務として40億円を一般財源から繰り出すため「財政が豊かでないと独法化は難しい」など報告を受けました。もっと見る