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南アルプスリニア市民ネット、難波市長に4項目の要望提出、田嶋環境局長に手渡す!
7月21日17:00~開催の静岡市協議会においてネット配信を約束,HPでURL公表!
難波市長、環境局長のまつや質問への議会答弁に基づき市協議会として独自論点の明確化を求めたい!
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8月9日から市民ネットメンバー服部隆さんによる沢調査を計画中です。
下記に要望書をアップします。
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難波喬司静岡市長様
増澤武弘静岡市中央新幹線建設事業影響評価協議会会長様 2023年7月18日
南アルプス生態系保全のために協議会の役割を高め
ネット配信など情報発信の強化を求める要望書
南アルプスとリニアを考える市民ネットワーク静岡
共同代表 有元利通 八木 功 服部 隆 増田和明 松谷 清
連絡先 静岡市葵区鷹匠3-3-1地球ハウス気付
私たちは2014年に南アルプスがユネスコエコパークに指定され、一方で中央新幹線建設事業が国交省の認可を受けて以来、南アルプスの自然環境及び大井川の水問題に取り組んできた市民団体です。
2018年静岡市が工事トンネルなどJR東海との協定締結を行う中、静岡県はJR東海の大井川の水の「全量戻し表明」を踏まえて47項目の公開質問状を提出してきました。以来、静岡県中央新幹線環境保全連絡会議に設置された「地質構造水資源専門部会」「環境保全専門部会」において科学的工学的観点での環境影響評価の検証が進められています。
JR東海の不誠実な対応が続き国交省は2020年JR東海を指導する立場から有識者会議を設置し大井川の水問題においては2021年12月に中間報告をまとめ、現在南アルプスの環境保全の観点で引き続き審議を続けています。こうした中、静岡県副知事であった難波喬司氏が2023年4月静岡市長に就任し、また中央新幹線建設事業影響評価協議会の代表の増澤武弘氏が国交省の生態系保全有識者会議の委員に選任されるなどリニアに関する静岡市政が注目されています。
そうした中で7月21日に静岡市協議会の開催が公表されました。協議会開催への大いなる期待をこめて以下の要望を行う次第です。
1, 今回の協議会をきっかけに県、国と同様にネット配信を実現し情報公開の基本姿勢を明確にすること。
2, 2014年以来静岡市が実施してきた毎年の南アルプス環境調査やゲットフローズ手法による水の収支解析、環境影響評価において求められた静岡市長意見において大井川の中下流域の問題のみならず大井川の上流域における水の減水した場所に水を戻すべきとの姿勢を明確にしてきました。これらの南アルプスの自然生態系保持に向けた基本姿勢をさらに明確にし、静岡県専門部会と連携し国の有識者会議への更なる論点の進化に向けた協議会の役割を高めること。
3, JR東海が示す沢カルテの作成方法や360万㎥の残土処理計画、深層崩壊による天然ダム出現の可能性へのあいまいな態度に対して、静岡県は国の専門機関や静岡市協議会内の議論も踏まえた資料をも提示しての厳しい姿勢で臨んでいますが、静岡市協議会としてそれらをさらに進化させる論点を明示すること。
4, JR東海は県の47項目の公開質問状への全回答を依然として終了しておらず、静岡県での垂直地質ボーリングも行っていないという事実に対して、静岡市協議会としてその不誠実な姿勢を科学的知見において厳しく批判を行い、垂直地質ボーリングを実施させること。