イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

小島沖~洲本~小島沖釣行

2017年11月17日 | 2017釣り
場所:小島沖~洲本~小島沖
条件:大潮5:39満潮 11:24干潮
潮流:5:55 上り2.7ノット最強 9:30転流 12:15 下り2.4ノット最強
釣果:タチウオ 1匹 マアジ 37センチ1匹

ここ数日、グッと気温が下がってきている。今日も朝はかなり寒いが冬型の気圧配置が緩んで絶好の釣り日和だ。
朝日はくっきり、でも陸地に近い所では気嵐が出ていた。

 

今日の戦術は前回の小島沖でどう見てもタチウオを釣っている遊漁船があったのでそれを確認することと下り潮での真鯛狙いの2本立てである。

午前6時過ぎに出港。流木をひっかけたことが原因で船の振動が激しい。しかし舵は修理してもらったおかげで人差し指1本で操縦できるようになった。
松本零士原作の「宇宙海賊 キャプテンハーロック」では戦闘状態に突入するとハーロックが艦橋から上部甲板に総舵輪ごと飛び出て舵輪をクルクルっと回して操縦していた。空気がないところでハーロックは大丈夫なのだろうかとか舵輪だけで左右の操縦は可能だが上下運動はどうするのだという疑問はさておいて、今や僕の愛艇もクルクルっと操縦できるほどになっている。

小島沖へ一目散に向かったものの、前回遭遇した場所がわからない。



前の航跡を辿ってみたけれども80メートルを超えるような水深の場所を見つけることができない。
そうこうしているうちに洲本方面に向かうであろう船が数隻現れた。僕も時間が惜しいのでこれは洲本沖で一勝負しようと方針を変換。しかし、まだ上り潮が早くて船がどんどん流される。
なんとか船の姿勢を保ちながらアタリを捉えたが、このままここにいても大して釣果は上がらないだろうと思い、30分ほどで洲本を後にして再び小島沖へ移動。
ちょうど潮止まりの頃。まあ、ゆっくりアタリを待とうではないかと構えていると不意にアタリがあった。残念ながらハリス切れ。重みが乗らないままでハリスが切れたのでサゴシかタチウオだろうか。ひょっとしたらここら辺りがタチウオのポイントであったのかもしれない。

少し浅い所にできている船団に合流しようと移動する。どうもこの辺りというのは帝国軍の領域と大阪の諸国連合の非武装地帯か、はたまた休戦ゾーンか、帝国軍、自由連合、大阪諸国連合入り乱れていて僕も帝国軍からの威嚇攻撃を受けることもない。なかなかいいポイントだ。これからこのポイントを非武装ポイントと呼ぶことにしよう。



この場所でまたアタリ。なんだか重いだけの引きでガシラかなにかだと思ったが大きなマアジであった。今日はなんだかもうこれで十分な気分になってしまった。
下り潮がはっきりしてきてもアタリがない。水の中はスラッジがたくさん漂っている。こんな日はあまり釣れた記憶がない。この場所でもダメだろう考え、陸に近いところや前回よりも北上をしてみるけれどもやっぱりアタリがない。
洲本までの移動でも大分燃料を使ったので早い目に切り上げ11時半に終了。

マアジのほうはお腹の中に脂がぎっしり詰まっていた。初島のチヌといい、今年の冬の魚は味がすこぶるいい。
今日の釣果はショボい限りだが年末まで数回、釣行できると思うがもっと美味しい魚を釣りたいものだ。

記録:
航跡


天気図



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初島釣行

2017年11月15日 | 2017釣り
場所:初島 大磯
条件:中潮 4:16満潮 10:09干潮
釣果:チヌ 43センチ以下 2匹 アイゴ、木っ端グレ 各1匹

今日は2年ぶりのフカセ釣りだ。2年もやっていないのならもうやらなくてもいいだろうというのはそのとおりで、道具がどんどん劣化してしまっていて神様は限りなく僕にフカセ釣りをやらしたがらないようだ。
3日ほど前、事前に出発の準備をしようと磯バッグを物置から引っ張り出してみたらストラップやモールがすべて劣化してしまっていてその部分が黒い粉に変身してしまっていた。もう、使えるものではない。帽子も後ろのベルトが割れてしまっている。ウキケースも表面がネチネチして、ハリスのケースに癒着してしまっていた。竿のグリップはすでに2年前からネチネチしている。おまけに普段履いている靴も底がはがれてしまった。
これらの道具はフカセ釣りを本格的に始めた15年ほど前から使っているものだ。ある種の樹脂は加水分解してボロボロになってゆくものだからそれを使った製品は劣化してゆくのは仕方がない。特に長く使わずに置いておくと余計に劣化が早くなる。だから僕の道具も劣化してしまうのは仕方がないけれども、それがいっぺんにやってくると何か違うことを想像してしまう。そういえば去年の今頃は紀州釣り用のバッカンが劣化してボロボロなっていた。どんどん僕の釣り具が劣化してゆく・・。
昭和ひとけたや二けた前半のおいやんたちがよく使っていた、いわゆる「メーカーもん」ではないのでよけいに劣化がはげしいのかもしれない。

 

そして今日の行先は初島。多分本格的にフカセ釣りができる北限だと思う。船の釣りに慣れてしまうとたくさんの荷物を持って遠距離を釣行するのがしんどくなる。それならもうやらなくてもいいだろうというのはそのとおりだがそれでも磯釣りは面白いのだ。だからなんとしても行きたくなるのだ。

場所は大磯。今年の夏に隣のかっこいい船に乗せてもらって沖から眺めた磯だ。



上の画像のちょうど右あたりの磯である。初島では一番実績のある磯らしい。



朝のうちは陸の方に向かって潮が流れている。一緒に乗った釣り人がチヌを釣り上げた。おお、魚はいるのだ!!。そして僕にも木っ端グレが釣れた。その後はエサ取りが猛威を振るい始めた。これでは釣りにならないので少し場所を移して流れている方向と反対方向の磯の際を流してみると強烈なアタリがあってチヌが釣れた。このアタリが味わいたいのでフカセ釣りがやめられないのだ。
この場所もすぐにエサ取りが増えてきたので今度は沖ノ島との間の水道を流してみた。



潮の流れは徐々に緩くなってきたがここでアイゴが釣れた。お昼前になり潮は沖向きに変わった。そこで、先にチヌを釣った場所に移動。すぐにアタリが出てチヌをもう1匹追加。うまく勘が働いた。
午後の迎えは午後2時と午後4時。一緒に乗った釣り人は午後2時に帰るというので僕も一緒に磯上がりとした。今日の客は僕たち二人だけ。別々に帰るというと渡船屋さんに申し訳ない。

ここは組合方式で松林渡船と南村渡船の2軒で運営しているらしいが、待合はそれぞれの渡船屋にある。僕は松林渡船の待合に入ったのだが、ここの大将はしゃべりは達者だが、どうだろう、御年80歳近いのではないだろうか、お歳のせいか、歩き方がよちよち歩きだ・・。今日の待合、どう見てもただの近所のおいやんがふたり。競馬がどうの、パチンコがどうのおよそ釣りには関係のない話をひとりでしゃべっている。水軒渡船もそうだが、なんともギラギラしていないところがいい雰囲気だ。そして、この人が船を運転するのかと思っていたら組合方式なので船頭は別にいると聞いて少しホッとしたわけだが、帰りの船はこの大将が運転してきた。スロットルレバーを握っている右手はプルプル震えている。大丈夫かいな?と思っていたがさすがにプロだ。桟橋に横付けする操作は最後に船尾をスライドさせてピタリと止まった。いつもちからさんに、「うまくできないね~」と言われている技だ。歳は取ってもさすがだ。僕のほうが恥ずかしい・・・。

使えなくなった磯バッグだが、これも釣り人口が減りつつあるからだろうか、それとも日本経済がデフレを脱却したのだろうか、急いで巡回した市内の釣具屋では、「メーカーもん」しか売っていない。15年くらい前はバーゲン時期になると2000円も出せばなんとか使える磯バッグが売られていたものだ。今日はいつものクーラーボックスを持って行ったが、真冬の紀南ではやはり磯バッグ必要だ。
今、しぶとく磯釣りを楽しんでいる人はマーケティング用語でいうところの、「イノベーター」というたぐいの人だろう。自分の好きなことにはお金を使うことをいとわない。お店もそんな人をターゲットにして安いものを置かない。僕は魚釣りは普通の人以上に大好きだが、イノベーターではない。どれだけお金を使わずに魚釣りを楽しめるかということを信条としている。自分で作れるものは自分で作り、竿とリール以外(グリップはネチネチしているとはいえ、僕が今日使った竿とリールは合わせて購入価格で15万円くらいはするものだ。ただ、後生大事にそれを使い続けているといのもマイノリティという証拠ではある・・。)はボロボロでもよいと思っている人種はマーケティングの中では限りなくマイノリティであるらしい。それは世間の流れに掉さす誇りある態度ではあると思うのではあるのだが・・・。

年に1回行くか行かないかのために大きな投資をするか、それともこのままフェードアウトするか、それとも田辺の釣具屋ではまだデフレ現象が続いてくれていることを願って物色してみるか、僕の人生もちょっとした曲がり角に差し掛かっているのかもしれない・・・。
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洲本沖~小島沖釣行

2017年11月02日 | 2017釣り
場所:洲本沖~小島沖
条件:大潮 4:43満潮 10:46干潮
潮流:9:05転流 12:00下り最強2.6ノット
釣果:真鯛 50センチ以下4匹 タチウオ 5匹

台風が来て木枯らし1号が吹くような天気を見ていると、もう二度と穏やかな天気はやって来ないのではないだろうかと思ってしまうが、今日はかなり穏やかな天気になりそうだ。
朝日もきれいに輝いている。



しかし、台風の余韻はまだまだ残っていて、この写真の撮った少し前、流木らしきものをスクリューに引っ掛けてしまった。それからはなんだか船の振動が激しくなったような気がする。速度もなんだか落ちてしまったような・・。
10月にほとんど乗らなかったので船底に付着物がたくさんになってしまったというのが原因だといいのだが・・・。

洲本までも順調に航行。紀淡海峡も難なく通過できた。



天気は穏やかだがアタリがない。ここでの釣れないパターンと言えば、アタリはあるけど乗らなくてイワシだけがどんどん消耗してゆくパターンだが、今日はまったくアタリがない。たまに触ってくるがイワシの表面には傷がつかないほどかすかなアタリしかない。なんとかアタリが出だしたのは午前8時半から9時ごろまでだけだった。多分小さな群れの上に乗ってその時だけアタリが続いたという感じだ。
他の船もアタリがないらしく、釣り船が1か所に集まっている。
船団ができるのにはふたつのパターンがあるように思う、潮流の影響で魚が集まるところに船が集まるパターンと、釣れなくてみんな不安になって集まるパターンだ。たまたま二艘の船が集まっているとそこが釣れている場所だと思い込んで集まってくる場合だ。生物というのは危機的状況に陥ると集まる習性があるようで、粘菌は生活環境が悪くなると集まってきて子実体というものを作って次の世代を残そうとするし、イワシは捕食者がやってくると密集して団子のような形になる。今日の洲本の船団は後者のようらしい。どの船もタチウオを釣り上げている気配がない・・。



午前10時少し前になり、このまま潮が下り始めるの待つのも定石かもしれないが、今日は新しいリールと前回の釣行で一緒だったN氏に教えてもらった下り潮に強い小島沖での真鯛狙いを試してみたいのだ。
しかし、この小島沖、いまいちどこだかわからない。一応地図は見てきたが多分GPSにも地名は載っていると思っていたので記憶はいい加減だ。海の上には当然ながら道路標識はない。GPSにも小島漁港という表示がない・・。
はるか彼方に小島トットパークらしき桟橋が見えるのできっとここら辺りが指定された場所だと信じて高仕掛けを下す。



しばらくしてアタリが出た。40センチ弱の真鯛だ。その後もアタリが続き、最後に久々の50センチがやってきて午後0時半に終了。
新しいリールのデビュー戦はなんとかいい感じで終わることができた。


記録:


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加太沖釣行

2017年10月26日 | 2017釣り
場所:加太沖
条件:小潮 3:30干潮 10:33満潮
潮流:7:35転流 11:40 上り2.9ノット最強
釣果:カスゴ 2匹

翠勝丸に乗り込むのはなんと3週間ぶりだ。
秋の長雨と台風が重なりこんなに長くなってしまった。仕事柄一応天気の記録みたいなのをつけているのだが、昨日まで11日間雨が降っていた。梅雨時でもこんなことはないのではないだろうか。おかげでスクリューには何やらたくさんの生物が付着してしまった。またまた速度が遅くなる・・・。



今日は先日の台風21号の危難のおりに救世主となってくれた隣に係留しているN氏とそれぞれ客人を乗せての出港となった。
彼と彼の客人は台風の時のブログに書いた通り、タイラバの達人である。今日はそれを横から盗み見ようという魂胆なのだ。

午前5時45分に出港。今日は久々にお日様を見た。



達人チームは多分僕たちより15分は遅れて出港したはずだがポイントに到着したのはほぼ同時であった。すごい高速だ。指定されたポイントは僕はまず行かないところだ。沖ノ島の遥か南。

  

ここら辺りに船団を見ることはあったけれども多アジを狙っているのだろうと思っていたが、ここは潮が動き始めるのが早いそうだ。今日の潮止まりは午前7時35分。ここからのスタートというのは理にかなっているのだ。



確かにアタリはすぐにあった。舳先に座る客人であった・・・。僕ではなかった・・・。しかしなかなか魚が乗らない。台風の大雨で水が濁っているからだろうか・・。



その後も達人の船にコバンザメのように付きまといながらこのポイント付近を攻めてみるけれどもなかなか魚がハリに乗らない。



潮は上りに転じ始めるのでここで意を決して達人と別行動に転じた。まずは濁った水を避けるべく沖ノ島方面へ。そこの第三テッパンポイントはまだ濁った水が迫ってきていなかった。そこで同乗者が小さいながらチャリコを上げた。
やはり戦略は間違っていなかった。しかしながらここもすぐに紀ノ川方面から流れてきた濁流にのみ込まれてしまった。濁流に追いかけられるようにコイズキまで行ったが今度は潮の速さと強い北風で釣りにならない。水は濁っているが第二テッパンポイントへ移動。しばらくはアタリがなかったが、再び同乗者にアタリ。そして僕にもアタリ。なんとかボウズは免れた。しかしながら客人も僕も型は小さい。真鯛ではなくてチャリコ、カスゴだ。その後潮流が最強になる時刻の少し前に一匹追加して午前11時40分に終了。

港に帰り船の補修。台風の雨が強烈だったのか、エンジン場に雨漏れが発生していたのだ。この週末はまた台風が接近するという予報なのでそれまでにとりあえず手を打っておかねばならない。客人はもっと釣りを続けたいようであったが補修をする作業時間を考えるとこのくらいで港に引き返さないと暗くなってしまう。
しかし、こんな作業は釣りから帰って急ぎの作業をするものではない。マスキングテープを剥がすと所どころ仕上がりに不安のある個所ができてしまっていた。今度の雨を経験してみて再度作業のやり直しをしなければならなくなりそうだ・・・。



記録:


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水軒沖釣行

2017年10月09日 | 2017釣り
場所:水軒沖
条件:中潮 2:06干潮 8:31満潮
釣果:タチウオ 15匹

今日は本当は安息日のはずだったのだ。
休みの度に釣りに行っていては疲れが取れない。(まあ、会社でその疲れを癒しているのではあるけれども・・・。)天気のいい連休ではどこに行っても人がいっぱいで海の上でも同じだ。
そして、腕時計の電池を交換するために時計屋さんに預けているので時間がわからないという不便な日にわざわざ釣りにいかなくてもいいだろう。

しかし、歳のせいだろうか、今日も目覚まし時計をセットしていないにもかかわらず午前3時に目が覚めてしまった。
しからば釣りに行かねばなるまい。すぐに終われるタチウオ釣りに出てみた。

午前5時に出港。最初のアタリは新々波止に沿って沖へ向かう途中であった。その後はコンスタントにアタリがあったがここ数回のようなどんちゃん騒ぎではなかった。そのかわり少しだけ型がよくなったような気がする。
特に一荷でかかってきた2匹はかなりの大きさだ。時合いもわずかで、周りが明るくなってきたらアタリがなくなってしまった。数としては家で消化する分としてちょうどいいのだが、欲望は果てしなく、もっと釣れてくれよ~。という感じだ。釣れたら釣れたでどうやって消化していこうかと悩んでしまうくせに、我ながら何を考えているのかと思う。

釣りを終わって帰港したときは多分午前7時になっていなかったと思う。
帰り道、踏切の遮断機が下りていたので携帯電話の時計を確かめてみるとこの電車はいつも通勤のために乗っている、宮〇駅午前7時26分発の各駅停車だ。



釣りに行ってもこの時間に帰ってくると普通の1日を過ごせるのだ。

今日釣ったタチウオは燻製にしてやろうとソミュール液に漬けてみた。
3日かかりでじっくり取り組んでみたい。

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加太沖~洲本沖釣行

2017年10月05日 | 2017釣り
場所:加太沖~洲本沖
条件:大潮 5:40満潮 11:52干潮
潮流:6:45 上り2.1ノット最強 9:55転流
釣果:サゴシ 1匹 タチウオ 数匹

今日はいつも山菜採りでお世話になっている森に暮らすひまじんさんをお誘いしての釣行だ。
去年のタチウオ狙いでは散々な目に遭わせてしまったので今年は条件のよい日を選んでと思っていたが、結果としてはかなり荒天の日の釣行にさせてしまった。
天気図では日本海にどっかりと高気圧が張り出していて、波浪予想でも波高50センチのラインは日ノ岬の少し北くらいまで下がっている。
9月21日の釣行とほぼ同じ潮廻りなので真鯛とタチウオがリレーで狙える。しかも予報では午前9時を回ると風が穏やかになってくるとなっていた。

朝は午前5時20分頃出港。予報通り田倉崎までは大して波も風もなく穏やかな状態であったが、田倉崎を越えると風が強くなってきた。しかし、今日はタイラバの釣りなので少々風に流されても釣りになる。
いつものテッパンポイントからスタート。ひまじんさんに大まかな扱いを伝えて釣りを始める。しばらくしてアタリがありラバースカートが片一方食いちぎられた。今日は自作のスカートを試していたのだが、おお、これでもアタリがあるではないか!!と少し自信をつけたがその後、かすかなアタリがあっただけで沈黙してしまった。
ひまじんさんも苦戦していたが、アタリをひとつとったようだ。ポイントに到着した時刻はすでに潮流が最強時刻に達していたのでその後は中ノ瀬戸に向かって北上しながらの釣りとした。ひまじんさんはエソを釣り上げ、その後待望の真鯛を釣り上げた。時刻は午前8時30分を回っていたのでそれを機にタチウオポイントへ移動。そこからは苦難の連続だ。
思いのほか風と波がある。



この画像は午前10時を回って心なしか風が弱くなってきたような感じがした時であるが到着したころはもっとすごい波であった。
そんな中でもタチウオのアタリはある。しかし、船が揺れすぎるのか活性が低いだけなのか、すぐにテンヤを放してしまう。
イワシがボロボロになるだけでなかなか魚のストックができない。多分、二人で10匹ほどの釣果で終わってしまったのではないだろうか。ほとんどの魚の型がよかったのがせめてもの救いだ。



潮が下り始めた午前11時、大きなアタリ。ドラゴンサイズかと思いきやもうサワラと言っていいのではないかというようなサゴシが釣れた。多分70センチは超えているだろう。こんなサイズは僕のクーラーボックスには入らない。Uの時に折り曲げても尾びれの先っちょが蓋からはみ出している。



落とし込み釣りに真剣になれないのがこのせいなのだ。釣れたとしても入れるものがない。かと言っていつ釣れるかもしれない魚のために大きなくーらボックスを買うというのももったいない。
だからまあ、何年かに1回こんな悩みをするのもいいのではないかと思う。

それにつけても、天気を見誤ってひまじんさんにしんどい思いをさせてしまったことが悔やまれる・・・。




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水軒沖釣行

2017年10月02日 | 2017釣り
場所:水軒沖
条件:中潮 3:38満潮
釣果:タチウオ 32匹

今日は潮の廻りがいいので加太へ行きたかったが天気予報がどんどん悪くなってきた。波が2メートルで昼前から雨では致し方がない。
でも、海には出たいので近場で済ませようとタチウオ釣りに出かけた。小船も半月以上動かしていないので心配していたところだ。

午前4時過ぎに家を出たが、いつものスーパーでお茶を買って外に出ると雨が降っているではないか・・・。
しかし、家を出てきてしまっているから仕方がない、とりあえず港まで行って考えよう。今のところは本降りでもないのでなんとかなるだろう。

小船のエンジンを久々に起動させようとするが、???エンジンがかからない・・。セルはちゃんと回っているしホースからは燃料も来ている。前回の釣行から少し間があったので燃料系が詰まってしまったか・・・。
しばし悩んでいると、あれ・・・、キルスイッチのロックプレートをセットするのを忘れていた・・・。なんとお粗末な・・・。
その後エンジンは無事に起動し埠頭のキリンクレーンの前からスタート。



港内ではアタリがなかったが、青岸の手前からアタリが連発し始めた。しかし小さい。ほとんどがベルトサイズだ。アタリがあるとほとんど3~4匹上がってくる。数はどんどん増えるがこの大きさでは貰ってもらうこともできない。
何か大きな魚がいるようで、引き上げてくる途中のタチウオに食らいついてくる。



これ以上釣っても仕方がないし、ならばそれを釣り上げてやろうとヒコーキ仕掛けに変えるがこっちは不発で午前7時を待たずに終了。
今日も潜航板を沈める前からアタリが出るし、仕掛けを仕舞っているときにも3匹も掛かってきた。そのまま釣り続けたら7、80匹は釣れたのではないだろうか。今年はかなりタチウオがいるようだ。これで型が良ければまったく文句がないのだが・・。


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加太沖釣行

2017年09月25日 | 2017釣り
場所:加太沖
条件:中潮 2:45干潮 9:11満潮
条件:6:20転流 10:05 上り2.5ノット最強
釣果:カスゴ 1匹

休日連続で釣りが続くのだが、今日の潮はかなりいい。前回タイラバで2匹釣り上げたので気をよくして夢をもう一度と釣行したが、さっぱりダメであった。

釣り船の釣果情報では真鯛もマアジも快調なようなのでできるだけ早くに出船して前半はアジを狙い、後半は真鯛狙いという欲張った計画だ。
午前4時50分出港。夜明けは約1時間先なので今日も真っ暗だ。



速度を上げられずにゆっくり航行するが、周りの景色がようやく見えだしたのは北港釣り公園を過ぎたころだった。

まずは田倉崎の沖でオキアミをエサにマアジ狙いでスタート。

釣り始めてしばらくしてアタリ。おお、やっぱり狙い通りにアジがいるではないか!と思いきや、カスゴだった。魚はいるようなのでエサを付け替えて再度仕掛けを下すが、その頃にどうもリールの調子がおかしいということが判明してきた。
ストッパーが効かずにハンドルが逆回転する・・・。
夕べ、リールが塩噛みしているのか、巻き上げがガリガリしていたのでカバーを開けてグリスアップをしてみた。どうもその時に組み立て直しを間違ってしまったようだ。クラッチのばねを固定する小さなハトメを失くしてしまうし、こんなことは寝る前の慌ただしい時間にするものではない。おとといの夜には大きい方のダイワ製のリールもグリスアップしたのだが、比較的簡単にできたので調子に乗ってやってみたが、シマノのリールの方が構造が複雑であった。

その後はアタリがまったくなくなった。
こうなるとなんとか言い訳を考え始めなければならない。
潮の流れはほどよいのだが、水の中にはバイオフィルムがかなり漂っているようだ。



僕の経験では、こんな日はダメなのだ。
場所を変えればなんとかなるだろうかと、予定より早くアジ狙いを切り上げ真鯛に変更。
いつものテッパンポイントからスタートしたが、ここにもバイオフィルムがたくさん漂っている。漁礁の上を数回流したが小さなアタリが1回あっただけだった。
海竜も同じようなところを流しているのでポイントとしてはいいのかもしれないが、そのほかにはまったく船がない。

 

帝国軍は嫌いだが、そうはいうものの、帝国軍がいないとすごく不安になる・・・。
そして帝国軍は嫌いだが、そうはいうものの、憧れでもある。だから、彼らのやり方で魚を釣りたいと思っている。



しかし、周りの人たちがタイラバで釣果を上げているのを見ているとどうしてもそのダークサイドの方に引き込まれてしまいそうになる。
僕はどこまで踏みとどまることができるだろうか・・・。

今日のカスゴは生け簀のなかで元気に泳いでいたので海にお帰り願った。
だから、実は釣果はボウズなのだ・・・。

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加太~洲本沖釣行

2017年09月21日 | 2017釣り
場所:加太~洲本沖
条件:大潮 6:37満潮 12:48干潮
潮流:7:10上り1.9ノット最強 10:20転流
釣果:真鯛 2匹 タチウオ 9匹

今日は大潮だが洲本沖のタチウオを狙ってみたい。それと、新しく作ったタイラバの試験もしてみたい。
今日の潮流では、朝いちで真鯛を狙って潮止まりにタチウオ狙いというリレー釣りができそうだ。

できるだけ真鯛を釣り時間を稼ぎたいと午前4時半過ぎに出港。



新月の大潮らしく視界は真っ暗だ。速度を上げられずじわじわと進んでゆく。

いつものテッパンポイントからスタート。タイラバの釣りというのはダークサイドだ。余りにも簡単すぎる。長い仕掛けをもつれさせずにさばく必要もなく、潮の流れに合わせて仕掛けを立てる必要もない。船は流されるままで釣り続けることができる。スパンカーも立てることもない。
人は楽な方に流されてしまう。僕は漁師の技で真鯛を釣りたいと思うがどんどん安直な方に行ってしまいそうになる。まさしくダークサイドだ・・・。
新しく作ったタイラバは8月に乗船させてもらったメンバーが使っているものを自分なりに改造を加えたものだ。製作費を抑えてかつラバーの交換がたやすくできるようにしたものだ。



一時間半で2匹も釣れてしまった。今日のところはうまく機能してくれた。
リールにも改造を加えてみたのだがこれもうまく機能してくれた。




潮が最強を過ぎたころに洲本沖に移動。

潮の流れはまだ早いがシンカーを追加することによって十分釣りになる。しかし、今日の竿とエサが良くなかった。
竿はサビキ飲ませ用にと30数年前に作ったバス釣り用のヘビークラスのグリップを挿げ替えたものだが、あまりにも固くてアタリがあってもすぐに魚が離れていってしまう。エサもスーパーの売れ残りの2割引きのものを持っていったら劣化が激しくすぐにボロボロになってしまう。追い食いをさせられない。
それでも少しずつ数を稼いでいったがさすがに転流時刻になってアタリがなくなってしまった。潮が下りに入り再びアタリが出だして3匹を追加しエサがなくなってしまい午後12時過ぎに終了。
期待したドラゴン級はなく、指4本が最大サイズであった。




帰りの道中、引き潮に入った中の瀬戸は複雑な潮の流れになっている。



こんな環境で育った真鯛はやはりひと味違う。魚体のスマートさに加えて身の歯ごたえと甘みは絶品だ。
さすがにブランド真鯛というだけはある。真鯛を狙うには加太に限る。






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水軒沖釣行

2017年09月14日 | 2017釣り


場所:水軒沖
条件:6:35干潮
釣果:タチウオ 38匹 サゴシ 3匹

今日は小潮回りの日なので洲本へタチウオをと考えていたが、西に進んでいた台風が急に東に針路を変え始めた。
昨日の朝の予報では波高は1.5メートルだったので強行しようと考えていたが、午後の予報で2.0メートルになりうねりを伴うと変わってしまった。
これでは紀淡海峡を乗り越える自信がない。

仕方がないというのでもないけれども、確実に魚が釣れる水軒沖のタチウオに行くことにした。
朝は午前4時半に出港。今日は築港の港内から仕掛けを下し始めた。暗すぎるのか、まったくアタリがない。青岸の灯台の前を通り過ぎて沖の方に出てみたがアタリがない。
その間に今日もまた電気ウキを拾ってしまったのだが、前回の釣行でこのジンクスは解消されたはずなのにまた嫌な予感が頭の片隅をよぎってきた。
前を行く船はタチウオを上げている。多分、潜航板ではなく分銅を使っているようだ。今日は台風のうねりがあるので魚が沈んでいるのかもしれない。そうなると僕の仕掛けでは歯が立たない。
1kgもあろうかという錘を引いては釣り味というものがなくなってしまうのではないかとそこまでもやりたくはないので準備もしていない。

アタリの無いまま東の空が明るくなってきた。これはまずいと思っていたらやっとアタリが出た。
それからはアタリが止まらない。南海フェリーの航路上で食ってくるので警笛を鳴らされながら仕掛けを引っ張続ける。今年はかなりタチウオが多いようだ。ほとんどが連で食ってくる。大型のプランターの中にどんどん魚が積み上がってゆく。
午前6時を過ぎてこれ以上は貰ってもらうあてがなくなってしまうと思いヒコーキの釣りに変更しようと仕掛けを回収している最中でも食ってきた。最後に2匹を追加して新々波止の南側に移動。
こっちは台風の影響でかなりのうねりが入ってきている。



これでは表層ほ引く釣りは厳しいと思っていたが、もう、目の前で魚が跳ねている。
その近くを引っ張るとすぐにアタリがあった。サゴシだ。それから2匹を追加して午前7を待たずに終了。

今回の台風は太平洋を大きく迂回してやってくるのでそれほど大したことはないと思っていたが、予報や今の海の状態を見てみると侮れないような感じだ。碇のロープをしっかり締めなおして港を後にした。



あとは何事もなく無事に通過してくれることを祈るばかりだ。


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