童門冬二「小説 上杉鷹山」読了
大分昔に一度読んだことがある。
主人公はクリントン大統領が就任演説か何かでこの人の業績を引用して当時一躍有名になった人である。多分そのときに読んだのだと思う。
1700年代の終わり頃に財政破綻寸前の米沢藩で行政改革を成し遂げた人だ。
殖産興業を奨励し、質素倹約に勤めたそれを自らが率先垂範した人だ。たった19歳でトップに立ち、個人であることを捨て、政治のために生きたひとだ。
ラインハルトといい鷹山といい若くしてトップに立つ人の決意はなみなみならぬものがあるのだろう。
文章はテンポよく、650ページもある本だがかなり早く読めてしまった。
「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」や
「してみせて 言って聞かせて させてみる」という言葉はこの人の言葉らしいのだが、これまたこの本を読むと重みが増してくる。
僕の会社も業績が悪く改革、改革と叫ばなければならないのだろうが、うちの会社には上杉鷹山はいるのだろうか。そして僕は改革派になれるのだろうか。
多分、そんなことはどこ吹く風で、魚釣りにいそしんでいるんだろな~。
魚釣りの改革は常に怠りはないのだが・・。
途中に「山には無限の命が充満している。土の中に、草の中に、そしてその中で生きる動物たちの中にいのちがみなぎっている」という文章がある。
これは腐敗した役人と比較して書かれた文章だが、本当の鷹山がそのように思ったかどうかはわからないがこの心が改革を行うヒントになっていったようだ。ほかにも口をあけて畑の土のにおいを嗅ぐくだりなど、自然と直結した営みが改革の根源になっていくようなのであるが、それをみるとある意味この時代がうらやましい。
人間はやっぱり自然のなかで自然の流れのなかで生かせてもらうのが本当の姿なのだろうからな。
振り返って自分の仕事はなんと自然とかけ離れていることか・・・。どうせ苦労するなら自然の世界の中で苦労したものだ。できるかどうかは別にして・・・。
大分昔に一度読んだことがある。
主人公はクリントン大統領が就任演説か何かでこの人の業績を引用して当時一躍有名になった人である。多分そのときに読んだのだと思う。
1700年代の終わり頃に財政破綻寸前の米沢藩で行政改革を成し遂げた人だ。
殖産興業を奨励し、質素倹約に勤めたそれを自らが率先垂範した人だ。たった19歳でトップに立ち、個人であることを捨て、政治のために生きたひとだ。
ラインハルトといい鷹山といい若くしてトップに立つ人の決意はなみなみならぬものがあるのだろう。
文章はテンポよく、650ページもある本だがかなり早く読めてしまった。
「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」や
「してみせて 言って聞かせて させてみる」という言葉はこの人の言葉らしいのだが、これまたこの本を読むと重みが増してくる。
僕の会社も業績が悪く改革、改革と叫ばなければならないのだろうが、うちの会社には上杉鷹山はいるのだろうか。そして僕は改革派になれるのだろうか。
多分、そんなことはどこ吹く風で、魚釣りにいそしんでいるんだろな~。
魚釣りの改革は常に怠りはないのだが・・。
途中に「山には無限の命が充満している。土の中に、草の中に、そしてその中で生きる動物たちの中にいのちがみなぎっている」という文章がある。
これは腐敗した役人と比較して書かれた文章だが、本当の鷹山がそのように思ったかどうかはわからないがこの心が改革を行うヒントになっていったようだ。ほかにも口をあけて畑の土のにおいを嗅ぐくだりなど、自然と直結した営みが改革の根源になっていくようなのであるが、それをみるとある意味この時代がうらやましい。
人間はやっぱり自然のなかで自然の流れのなかで生かせてもらうのが本当の姿なのだろうからな。
振り返って自分の仕事はなんと自然とかけ離れていることか・・・。どうせ苦労するなら自然の世界の中で苦労したものだ。できるかどうかは別にして・・・。