岩崎夏海 「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」読了
かなり話題になっている本なので読んでみた。
去年ちょっとだけ通ったビジネススクールで使っていたテキストにも「ドラッカー」の名前が出ていたがそんなにすごい人とは全然知らなかった。
ドラッカーが説く企業のマネージメントは、
1.「顧客」を定義し、感動を与えなければならない。
2.「成果」をあげることにより社員に働き甲斐を与えなければならない。
3.「真摯」でなければならない。
ということが柱になってるらしい。
僕も会社での身分は“ゼネラルマネージャー”ということになっているのでこんなことを意識しながら仕事をしなければならないのだが、それがどうもこうもいかない。
僕の「顧客」の定義はどうなっているのだろう。
この本を読みながら考えたのだが、多分僕は自分自身を顧客と考えているのではないかと思った。
自分自身を顧客と考えると合点がいってしまう。
僕は気持ちよく魚釣りができれば人生それでいいと本気でいつも思っている。そこで問題になるのは生活の糧を得ている仕事とのかかわりだ、そこは肝っ玉の小さい僕は仕事で何か心配ごとがあるとどうも気持ちよく魚釣りができない。
だから、向後の憂いをなくすためにちょっとだけまじめに仕事をする。楽しい釣りができると僕は十分感動できる。きれいな朝焼けにも夕焼けにも感動できるのだ。
ドラッカーの教えのなかに、「社会に対して貢献しなければならない。」とあるが、僕にとっては、会社に迷惑をかけないということが外部に対して貢献をしていることになっているのかもしれない。しょぼい話だが、そう考えるとやっぱり「自分が顧客説」に合致してくる。
「真摯」さについてだが、僕の出身会社を平気で罵倒する上司がいる会社にいて真摯になれと言われても絶対無理なのだ。
やっぱり、どうも“ゼネラルマネージャー”失格のようだ。会社には知られたくないものだ。
この本を読んだ後、「おっぱいバレー」というDVDを観た。
主人公は中学校の先生だったのだが、「先生」の「顧客」を考えてみた。やっぱり生徒だろう。
綾瀬はるか扮する寺嶋美香子先生がやる気のないバレー部員を奮起させる話だが、「顧客を感度させること」は、やる気を出させることによって生徒に感動を与えること。「成果」は1勝したら生徒におっぱいを見せること。「社会に対する貢献」は中村トオル扮する生徒のお父さんが試合に臨む子供に感動すること。「真摯」さは先生が生徒に対して約束を守りぬくこと。
映画のおもしろさは、そのなかの一つがいろいろなことが起こることで変化してゆくことにあるのだろう。
そう考えると、映画のストーリーもドラッカーの理論に則って作られているのがよくわかる。
僕も少しだけドラッカーが理解できたのかもしれない。
著者は秋元康の弟子らしいが、放送作家という割には素人目にみても文章が下手だ。一つ一つの文章が短い。中学生の書くような文章だ。携帯電話のディスプレイばかり見ているやつらにも耐えられるような書き方をしているのだろうが、読むリズムがおかしくなってくる。
しかし、難しい経営理論と高校野球と結びつけ、表紙をオタク丸出しのデザインで仕上げるとベストセラーになるというのがすごい。マーケティングの勝利だろう。まさしく著者はドラッカーを理解しきっているのだろう。
かなり話題になっている本なので読んでみた。
去年ちょっとだけ通ったビジネススクールで使っていたテキストにも「ドラッカー」の名前が出ていたがそんなにすごい人とは全然知らなかった。
ドラッカーが説く企業のマネージメントは、
1.「顧客」を定義し、感動を与えなければならない。
2.「成果」をあげることにより社員に働き甲斐を与えなければならない。
3.「真摯」でなければならない。
ということが柱になってるらしい。
僕も会社での身分は“ゼネラルマネージャー”ということになっているのでこんなことを意識しながら仕事をしなければならないのだが、それがどうもこうもいかない。
僕の「顧客」の定義はどうなっているのだろう。
この本を読みながら考えたのだが、多分僕は自分自身を顧客と考えているのではないかと思った。
自分自身を顧客と考えると合点がいってしまう。
僕は気持ちよく魚釣りができれば人生それでいいと本気でいつも思っている。そこで問題になるのは生活の糧を得ている仕事とのかかわりだ、そこは肝っ玉の小さい僕は仕事で何か心配ごとがあるとどうも気持ちよく魚釣りができない。
だから、向後の憂いをなくすためにちょっとだけまじめに仕事をする。楽しい釣りができると僕は十分感動できる。きれいな朝焼けにも夕焼けにも感動できるのだ。
ドラッカーの教えのなかに、「社会に対して貢献しなければならない。」とあるが、僕にとっては、会社に迷惑をかけないということが外部に対して貢献をしていることになっているのかもしれない。しょぼい話だが、そう考えるとやっぱり「自分が顧客説」に合致してくる。
「真摯」さについてだが、僕の出身会社を平気で罵倒する上司がいる会社にいて真摯になれと言われても絶対無理なのだ。
やっぱり、どうも“ゼネラルマネージャー”失格のようだ。会社には知られたくないものだ。
この本を読んだ後、「おっぱいバレー」というDVDを観た。
主人公は中学校の先生だったのだが、「先生」の「顧客」を考えてみた。やっぱり生徒だろう。
綾瀬はるか扮する寺嶋美香子先生がやる気のないバレー部員を奮起させる話だが、「顧客を感度させること」は、やる気を出させることによって生徒に感動を与えること。「成果」は1勝したら生徒におっぱいを見せること。「社会に対する貢献」は中村トオル扮する生徒のお父さんが試合に臨む子供に感動すること。「真摯」さは先生が生徒に対して約束を守りぬくこと。
映画のおもしろさは、そのなかの一つがいろいろなことが起こることで変化してゆくことにあるのだろう。
そう考えると、映画のストーリーもドラッカーの理論に則って作られているのがよくわかる。
僕も少しだけドラッカーが理解できたのかもしれない。
著者は秋元康の弟子らしいが、放送作家という割には素人目にみても文章が下手だ。一つ一つの文章が短い。中学生の書くような文章だ。携帯電話のディスプレイばかり見ているやつらにも耐えられるような書き方をしているのだろうが、読むリズムがおかしくなってくる。
しかし、難しい経営理論と高校野球と結びつけ、表紙をオタク丸出しのデザインで仕上げるとベストセラーになるというのがすごい。マーケティングの勝利だろう。まさしく著者はドラッカーを理解しきっているのだろう。