イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

「ルイ・ヴィトンの法則」読了

2012年09月05日 | Weblog
長沢伸也/編著 「ルイ・ヴィトンの法則」読了

ぼくも一応、ファッションビジネス業界の端っこのほうで糊口を凌いでいるわけで、こんな本でも読んでみようと買ってみた。

ルイ・ヴィトンは僕の会社でも他のブランドが束になってかかってもかなわないくらいの売上をたたき出す。
著者はその秘密をものづくりのクラフトマンシップと“ブランドを守る”努力の賜物だと分析している。
たしかに、小さな照明がひとつ切れていても、これはすぐに直してもらわなければ困ると申し入れをしてくるほどの徹底ぶりだ。店舗には埃ひとつ落ちていない。
ある意味、うっとうしいが、やっぱりこれをやらないと余りにも大きい実態価値を維持できないのだろう。
本当にいいものを、すばらしい環境ですばらしいおもてなしの心で販売する。これを僕たちは忘れてしまっている。
なにかというと、「バーゲンだ~!」という上層部にはぜひ、読んでもらいたい。売り場でボ~っとつっ立ったままの監督職の方々にもぜひ読んでもらいたい。
マスの顧客に買い物をしてもらおうと言ったって、ユニクロやショッピングモールに勝てるわけがなくなっているのが分からないんだろうな。分かっていても認めたくないんだろうか?


とは思うのだが、この本の著者はヴィトンに直接取材はしていないようで、すべて他の書籍の引用か、伝聞だけで書かれているようだ。
大学の教授らしいが、「講釈師、見てきたような嘘を言い。」のとおり、どこまで本当か、そして、この業界にいる人なら普通に知っていることばかりのように思う。
できの悪い新書のように、読んだら賢くなったような錯覚を感じさせてくれるだけの本のようでもある。
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水軒沖釣行

2012年09月05日 | Weblog
場所:水軒沖
条件:中潮2:32干潮
釣果:タチウオ19匹


船の速度が戻ったのでまずはタチウオだ。
気合を入れて午前4時過ぎに出港したが真っ暗だ。

ゆっくり船を進めて一文字の新々波止の南側からスタート。
アタリが出ない。思いのほかうねりがある。これが悪いのか・・・。
それでは波止の北側に回ればうねりは避けられるのではないかとそのまま船を進めると。波止の先端を回ったところでアタリが出た。
その海域を行ったり来たりしながら順調にアタリをとり続けることができた。
結果は19匹。
最初のアタリがあってから最後のアタリまで約40分。もう少し時合が長くないと数は稼げない。
まだまだ本格的なシーズンではないのだろう。
型も小さい。一番大きいものでやっと指が3本といったところだろう。

途中で夜明け前の光にうっとりし、しばし呆然・・・。



明日まで連休をもらっているが、忘れられると悲しいので一応会社に顔を出そうと考えてる。
なのでそのまま釣りを終了。
魚の数を数えて写真を撮った時点でやっと朝日が上ってきた。今日の一日が始まる時間だ。



家に帰って道具を洗って普通のサラリーマンに戻って、電車に乗る。
なんともむなしい1日が始まる。
コメント (1)
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