イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

加太沖釣行

2015年02月04日 | 2015釣り
場所:加太沖
条件:大潮 7:00満潮
潮流:7:36 上り 3.2ノット最強 11:13転流
釣果:サバ 43センチ 1匹


今日は久々にいい天気だ。海に出られる。
潮は夜が明けてじきに最強なのでアタリがあるであろう時間は2時間もないがせっかくの穏やかな天気だ。
日の出は午前6時55分だが出港は午前6時にした。田倉崎に近づいてもまだ薄暗く、空気は澄んでいるので集まっている釣り船の燈火がきれいに見える。こんな景色ははじめて見たような気がする。



それにしても相当な数の船が出ている。久しぶりの好天気だしきっと魚も釣れているのだろう。


今日の仕掛けは実験的なものだ。最近よく事務所に現れる会社の同僚が、「白ですよ!白!」とささやいている。外販が主な仕事の彼だが、外出前や帰社した折によく訪ねてくれる。釣りバカというのはどこでも同じだ。いつも釣りのことばかり考えている。僕も、「白か・・・」と頭の中をめぐらして、ふと足元のゴミ箱に目をやると白いビニールがくしゃくしゃになって捨てられている。これはなんぞやと調べてみると和歌山市指定の事業者用ゴミ袋のパッケージだ。
これは使えるのではないかと新しい外袋を失敬して疑似餌を作成した。(外袋を失敬しても横領にはならないだろう。)
そしてもうひとつ、毛糸玉だ。去年から作り始めたが今年はラメ糸を入れてアピール力を高めたものを試しに使いたいと考えている。
今日はこの二つだけでやり通すのだ。

 

田倉崎沖にできている船団の端のほうからスタート。まずはオール白ビニール。長いものと短いものを交互に取り付けた。
なんと、最初のひと巻きめからアタリが出た。真鯛ではなさそうだがよく引く。あがってきたのはハマチかと思うほどのサバだ。
食っていたのは小さいほうのビニールだ。恐るべし和歌山市指定ゴミ袋の外袋。ゴミになるはずのもので高級魚が釣れてしまった。
しかし時合は短い。すべての針を短いビニールに変えたがアタリは出なくなった。その後潮流が最強になった頃に再びアタリがあったがすぐに離されてしまった。
仕掛けを引き揚げてみると確かに噛まれたあとがある。この疑似餌は確かに効果があるのかもしれない。



潮が緩み始める頃に二つの針を毛糸玉に交換。すでにロスタイムに入っているのであまり気合は入っていなかったのだが午前9時半前後に2回アタリがあった。
他のビニールに噛み跡がなかったので間違いなく毛糸玉にアタってきたようだ。
9時半にはやめようと思っていたが、アタリがあったのでさらに30分ロスタイムを過ごしたがアタリはなく、午前10時に終了。
貧果といえば貧果だが、自信のある疑似餌を封印して臨んだ結果としては形だけは作れたのではないだろうか。

大潮の日はあっという間に潮が止まってしまうのではたしてこの白いビニールがどれだけの威力を秘めているのかは未知数だが、魚が釣れたのには間違いがない。
今月はあと何回出撃できるかはわからないが、もう少しこの疑似餌で頑張ってみようと思う。

コメント
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