たる出版 「大阪で生まれた開高 健」読了
本書は師の生誕80周年を記念して出版されたものだ。当時、平成23年2月に難波パークスで展覧会がおこなわれていて、この本の表紙の写真が展覧会のPRや入場券に使われていたので何か関係があったのだろうかと思って調べてみたけれども入場券にもネットにもこの出版社のことはなにも出てこなかった。展覧会に便乗して一儲けしてやろうという魂胆なのだろうか・・。
ちなみに僕はこの展覧会には2度も足を運んでしまった。
会場にもこの本が売られていて買おうかと思ったものの、なんだか師の名前を借りて出版されたようなものを読むのは似非ファンのような気がして、買うのをためらっていた。
この本の最初には難波利三や藤本義一の寄稿があるが、大阪在住の作家ということで無理やり原稿を書いたようでまったく面識はないような感じである。
しかし、後半坪松博之がまとめた部分(これとても大部分は過去に公開された文章の転載ではあるのだが。)や作家柴田祀男にあてた手紙には師の現実に対する絶望と将来にたいするギラギラとした欲望がまざまざと表されている。
これだけでもこの本には十分な価値があると思う。
記録:和歌山県立図書館貸出
本書は師の生誕80周年を記念して出版されたものだ。当時、平成23年2月に難波パークスで展覧会がおこなわれていて、この本の表紙の写真が展覧会のPRや入場券に使われていたので何か関係があったのだろうかと思って調べてみたけれども入場券にもネットにもこの出版社のことはなにも出てこなかった。展覧会に便乗して一儲けしてやろうという魂胆なのだろうか・・。
ちなみに僕はこの展覧会には2度も足を運んでしまった。
会場にもこの本が売られていて買おうかと思ったものの、なんだか師の名前を借りて出版されたようなものを読むのは似非ファンのような気がして、買うのをためらっていた。
この本の最初には難波利三や藤本義一の寄稿があるが、大阪在住の作家ということで無理やり原稿を書いたようでまったく面識はないような感じである。
しかし、後半坪松博之がまとめた部分(これとても大部分は過去に公開された文章の転載ではあるのだが。)や作家柴田祀男にあてた手紙には師の現実に対する絶望と将来にたいするギラギラとした欲望がまざまざと表されている。
これだけでもこの本には十分な価値があると思う。
記録:和歌山県立図書館貸出
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