MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

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“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

娘と図書館のおはなし会へ 2

2014年04月11日 | 絵本中心のおはなし会
※この記事は、「娘と図書館のおはなし会へ 1」 の続きです。

娘と久しぶりに、図書館のおはなし会へ行ったときのことです。

早速図書館に足を運ぶと、親子連れはもちろんのこと、
この図書館で読み聞かせボラを担当する方たちが、何人か見学に来ており、
パッと目が合いました。

「あっ!こんにちは!」

そのときの挨拶は、参加者とボランティアでなく、
絵本の読み聞かせの活動をしている、仲間同士の挨拶という感じでした。

いつもは一人で絵本の勉強をしている私を見ているからか、
娘を連れて図書館に来ている姿は、読み聞かせ仲間には新鮮だったようで、

「今日は娘と一緒に参加するんです」

と、私が嬉しそうに伝えると、

「一人で見学をしていることが多かったものねぇ!」

と、その昔、私がおはなし会を一人で見学していたことを
知っている人が答えました。

言葉としては出てこなかったけれど、そこからは
「親子で参加できてよかったね」というメッセージが伝わってきました。

靴を抜ぎ、児童スペースに上がって少ししてから、おはなし会が始まったのですが、
娘はてっきり私の膝に座ってくれると思っていたものの、
私の膝を嫌がり、一人でちょこんと私の横に座りました。

保育園では、いつも一人で座って聞いているからかな?
それとも、ちょっとお姉さんぶっているのかな?


一緒に手遊びなどをしてくれませんでしたが、
手遊びをしている人をじっと見て、楽しそうに真似をしています。

いずれにしても、手遊びに興味心身であることには、間違いありません。

絵本の読み聞かせの時も、ボラの方が「はいどうぞ」
と、絵本の出てきた食べ物を、手渡してくれた時、
娘はしっかり受け取り、パクパク食べる真似をしていました。

私以外の人とでも、抵抗なくそうしたやりとりをしている姿を見て
なんだか知らない間に成長していたことに、気づかされました。

帰りは、この日に読んでもらった、お気に入りの絵本を嬉しそうに手に取り、
「このえほんはわたしのもの!」とでも言わんばかりの顔で、
娘は絵本を貸出カウンターに持って行ったのでした。

よっぽど気に入ったのでしょう。

図書館で読んでもらった絵本を、家で読んだ時、
おはなし会の出来事がよみがえってきたのか、
おはなし会で読んだ絵本で、家にあった絵本をもってきたりしていたので
楽しかったおはなし会を、家でも再現しているようでした。

そしてこの時は、私のお膝に座って絵本を読んでもらっていたので、
娘にとっては、私以外の人に読んでもらう時は、ちょっと聞き方が違うことにも気が付きました。


なんだか日常では気づくことのできない、娘の意外な一面を、
おはなし会を通じて知ることができたように思います。

その日の夜、夫にそのことを話すと、

「保育園を早退したり、休んだりしたとしても、おはなし会に行く価値があるね。」

と、珍しくもおはなし会に対して、肯定的な意見をしてくれました。

家で子ども達とのんびり絵本を読むのもいいのですが
おはなし会などで、図書館員の方や、ボラの方に絵本を読んでもらうと、
私も娘も聞き手に回れるので、一緒に絵本を楽しむことができていいです。

もちろん、私が読み手に回った時も楽しめますが、
なかなか聞き手の立場で楽しむことができないので、
娘がどんな気持ちで楽しんでいるのかが、わたしにもよくわかりました。

図書館が主催するおはなし会に、今後も毎週参加をしたいのですが、
小学校の読み聞かせボラと重なっている日が多いので、
全部は行けないかもしれませんが、参加できる日は、極力親子で参加したいです。

娘とかけがえのない時間を過ごすことができ、
いつものイヤイヤのことを、少し忘れて、かわいいなぁと思えたので、
やっぱり親子で絵本を読んでもらう機会は、とても大事だと思いました。

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【今日読んだ本】

『おすしのさかな』 ひさかたチャイルド社、2010年(自然にタッチ!)。
「このシリーズは興味深い写真絵本。ただ、絵が少し小さいので、ボラに向かないものもある」(61/100 絵本)

「星の銀貨」 佐々梨代子・野村滋 訳 『こどもに語る グリムの昔話3』こぐま社、1991年。
「少し宗教色を感じるお話だが、子どもは普通に楽しんでくれそう。」(17/40 おはなし) 

「チイチイネズミとチュウチュウネズミ」 石井桃子 編・訳/J・D・バトン 画 『イギリスとアイルランドの昔話』福音館書店、1991年 所収。
「言葉がどんどん重なっていくので、お話でしか味わえない楽しさがある。」(18/40 おはなし)