MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

絵本の読み聞かせの“MAYU CLUB” ~学校司書まゆみの絵本棚~ へようこそ!!

“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

明日の読み聞かせボラはキャンセル

2014年01月14日 | 絵本の読み聞かせボランティア(小学校&公共図書館)
明日は今年に入って初めての読み聞かせボラの日だったので
とても楽しみにしていたのですが
娘が嘔吐をし、しばらく看病が続くためお休みすることにしました。

先日新刊紹介の時に借りてきた絵本を読もうと張り切っていましたが
こればっかりは仕方がありません。

娘の体調が良かったら行けるかも!とも思ったのですが
代わりの方に明日の朝、急にお願いするのもどうかと思ったので
早い段階で連絡を入れました。
そうすれば、代わりに読んでくださる方も前日から練習ができますし
心の準備もできます。

それにしても、休んだ時に誰かが代理でやってくれる制度は
非常にありがたいです。

数年前、絵本の講座を自宅でやっていたことがあったのですが
講座の日に上の子が体調を崩すことが多く
参加者に迷惑をかけてしまっていました。

自分にしかできないことをやる場合
どうしてもネックになるのが、こどもの体調です。

上の子が小さい頃、自宅で絵本講座のようなものをやっていたのですが
たいてい当日の朝に息子のが体調を崩しました。

朝預けられても、数時間後に幼稚園から電話がかかってくると
もしや・・・といった嫌な予感は的中!
息子をかわいそうと思うよりも
よりによってこんな日に・・・と思ってしまう、ひどい母親でした。

そうした経緯があり、自宅での絵本講座はやらなくなってしまいましたが
やらなくなったことで、子どもがいつ体調を崩しても
気にならなくなったので、これはこれでよかったと思っています。

実は今日もストーリーテリングの講座を受講している最中に
携帯電話に連絡が来て、娘の体調不良を知ったのですが
講座を受けている側だったので、途中で抜けることができました。

最後まで講座を受けたかったですが
いつも子ども達が頑張ってくれているおかげで
こうして勉強をしたりすることができるので
子ども達の体調が悪い時ぐらいは、ママの傍で安心させてあげたいです。

児童書の新刊紹介での楽しみ

2014年01月10日 | 講演会や勉強会
半年前から月一で参加している、児童書の新刊紹介へ行ってきました。

毎月この日をとても楽しみにしています。
すっかり図書館の方や参加メンバーにも顔を覚えてもらい
意見交換も気軽にできるようになりました。

この会でいつも紹介を楽しみにしている絵本と言えば
なんといっても写真絵本です。

それまではあまり写真絵本に興味を持っていなかったのですが
今年の夏くらいに日本子どもの本研究会の勉強会で
昆虫などの写真絵本の存在を知ってから、すっかり虜になってしまいました。

ただの写真ではなく、写真が絵本の絵のように物語っています。
また、写真に添えられた文の美しいこと!
写真絵本は図鑑の延長ではなく、文学として成り立っていることにも気付かされました。

私は小学校では1,2年生の子に絵本を読むことが多いので
そのくらいの学年の子が興味を持ちそうな絵本を
新刊紹介で探し、読み聞かせボラの時に読むようにしています。
物語の要素が強い絵本を1冊、写真絵本などの科学絵本を1冊という組み合わせで読んだりすることが多いです。

こうした新刊紹介で得た知識を、学校や家庭で使って活かすことができるので
私は恵まれた環境にあるなと最近感じています。

今年もたくさんの絵本に出合って、子ども達に読んで紹介をしていきたい!

そう強く思いました。

ストーリーテリングの練習開始!

2014年01月09日 | ストーリーテリング(おはなし)
来週ストーリーテリング(以下おはなし)の講座に参加するので
講座で語る予定のおはなしを選び、練習を始めました。

選んだおはなしは「鳥呑爺(とりのみじい)」。
先生が語ってくれたおはなしで、とてもテンポがよく楽しかったので
子どもに語りたいなと思ったのがきっかけです。

おはなしを覚えるのは、まだ2回目と、まだまだ素人な私。
1回目に覚えたのはもう3,4年前で、そのおはなしは
語るのには不向きな話だと今になって思うので私の中で封印してしまいました。
なので、実質これが初めて語るために覚えるおはなしです。

子どもが帰宅する前に、声に出して何度か読んでいたのですが
やっぱり覚えるのは苦手で、1,2行何度も繰り返し覚えたはずなのに
娘を保育園に迎えに行くときにはすっかり忘れてしまっていました・・・

しかし、おはなしの昔話はわらべうたのような感じで
繰り返しが多く内容も単純なので、創作よりとっつきやすい感じがします。


最近娘に子守唄を何度もリクエストされているからか
もう何曲かは本を見ないで歌えるようになったので
眠りに入る子どもを、歌で包んであげられるようになりました。

おはなしもきっと、本を見ないで語れるようになったら
おはなしで子どものことを包んであげられるようになると思います。

覚えては忘れ、覚えては忘れの繰り返しが続くでしょうが
語れるようになったら楽しいだろうなぁという気持ちが
今回は勝るような気がするので
このモチベーションを保っていきたいです。

久し振りの読み聞かせタイム

2014年01月08日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
ここ数ヶ月、下の子(娘)の寝かしつけに時間がかることが多く
上の子(息子)が寝る前に絵本タイムがとれない日々が続いていたのですが
今日は久し振りに子ども達と絵本タイムを満喫することができました。

息子に関しては寝る前に絵本を読むと決めつけず
学校から帰宅し、宿題が終わった後に

「何か好きな絵本を読もうか?最近絵本読んでいないし」

と声をかけたところ、大好きな馬場のぼるの絵本を持ってきました。

馬場のぼると言えば『11ぴきのねこ』!
本棚に馬場のぼるコーナーがあるくらい
我が家の子供たちは馬場のぼるの絵本が大好きです。

特に息子には馬場のぼるの絵本は昔から何度も読んでいるので
私としては他の絵本を・・・と思うのですが、
好きだから何度でも読んでもらいたいのでしょう。

食いつきもよく、久しぶりに読むのも読んでもらうのも楽しいもんだと
親子ともに感じることができました。

読み聞かせの習慣は、本人が嫌だと言うまでは続けたいと思います。

息子が小学校に上がってからは、宿題等のことで叱ってばかりで
言い過ぎたなぁ、もっと違う言い方があったよなぁと、親として反省することが増えましたが
絵本の読み聞かせをしていると、叱ったことも帳消しになるくらいの
信頼関係を築けるので、私はとても気に入っています。

一人で読むのには苦痛だと感じる作品も
相手がいると、読もうという気になりますし
親子の読み聞かせも、読み手と聞き手のバランスが
うまく取れているのだなぁと思いました。

気軽に語ってみる?即興で作ったおはなし

2014年01月05日 | ストーリーテリング(おはなし)
今日は湯船に入った時、息子と二人になったので
久し振りに私が作ったおはなしを息子に語りました。

おはなしなんて言うと「何のお話を語ったの?」
と聞かれそうですが、ストーリーテリングのおはなしではなく
私が「即興」で作ったお話なので、かなり支離滅裂なストーリーです。

なのでそんな話をするに「語る」と言う表現を使うのは思うのですが
ここではあえて「語る」という言葉を使ってみます。

これは息子が3歳くらいから寝る前などに語っていたのですが
息子を主人公にして、その日にあったこと、楽しかったことなど
どれがいいか息子に聞き、選んでもらいます。

昔から寝る前の絵本のあとに語るのですが
このおはなしをしだすと、息子が寝るどころか元気になってしまい
「次は○○のおはなしをして!!」とよく言われ
全く寝てもらえなかったのを思い出します。

今日はじいじの話をリクエストされたので
じいじがどれだけ息子のことが大好きかという話を語ってみました。

最初は「2,3分でいいから」と言っていたのに
語り出すと夢中になって10分以上聞いています。
しかも、聞く様子はとても嬉しそうで、
おはなしの間に「それちがうよ!」など、ツッコミを入れてきます。

おはなしを終えると「次はばあばのおはなし!」と言ってきたので
とっても楽しかったのが伝わってきました。

こんな思いつきの適当な話をしてしまっていいのか?

と、一時期考えたことがありました。

しかし、母親が作った話というのは、子どもにとって嬉しいものであり
下手でも手作りというのは、子どもに伝わるものがあるのではないかと思ったので
絵本の読み聞かせなどと併用して語ってきました。

ちなみに、オーバーリアクションで語るよりも、落ち着いて語る方が
おはなしの内容がこどもの心に届きやすいです。


覚えるタイプのおはなしだと、覚えていない場合は
本を見ないと語れませんが
即興で作ったおはなしは、布団の中に入っていても
部屋が真っ暗でも語ることができます。

私は覚えることへの苦手意識が強く、語りを子育てに取り入れられませんでしたが
即興のおはなしは思いつきで話せたので、敷居が低く
おはなしと私の距離を縮めてくれるのに一役かってくれました。
なので、即興のお話はありだと思います。
語り手(親)の愛が詰まっていますし、愛情にあふれた話が多いからです。

今日はそうした即興のおはなしを子どもに語ったあとに

『おはなしのろうそく』に入っているようはおはなしを
何も見ないで語れるようになりたいなぁ


と思いました。
あの話をお風呂場とかで気軽に息子に話せたら
どんなに楽しいだろうと想像していたのです。

おはなしというと、覚えるのが難しそうと思いがちですが
「このおはなしを語ってみたい!喜んでもらいたい!」
と思える相手がいると、頑張って覚えたいと思えたりします。

「いくら語りたくても、私にはおはなしを覚えるのなんて無理!」
と思う人は、即興でいいので、私のようにお子さんが主人公のおはなしを
作ってみてはどうでしょう?

その日の楽しかったことなどを、子どもと振り返るのは楽しいものです。

息子にお風呂場でお話を語るなんて、もうあと1年もなさそうな気がするので
このかけがえのない時間を、息子と一緒に楽しみたいと思います。

お母さんの声で子守唄を歌ってほしい

2014年01月04日 | わらべうた&手遊び
年末年始とパソコンをいじれなかったため
新年の挨拶が遅くなりましたが、本年もよろしくお願いいたします。

年末は夫の両親と、年始は私の両親と泊まりで過ごしました。

寝る時間、いつもと環境が違うため
添い寝をしても娘は少しソワソワしていたのですが
子守唄(1)を歌ってあげたら、
いつもの寝る雰囲気を思い出したのか、安心して眠ってくれました。

子守唄というのはいいですね。
私が参考にしている子守唄の本は、ましませつこさんが絵を描いている『ねんねんよー』です。(2)

息子は子守唄に関心をあまり持っていなかったのですが
娘は子守唄が大好きで、何度も歌ってくれとせがまれます。

家にいる時は寝る前に絵本を読むのですが
普通の絵本でなく、この『ねんねんよー』をもってきて、歌ってくれと言います。
何曲か歌った後も、もう1回歌ってくれと最初のページに戻されたりも・・・

こうした姿を見ていると、子守唄と絵本というのは
とても近い存在なのではないかと思わずにはいられません。

二つともお母さんなど、安心できる人の肉声に包まれますし
言葉もリズムもとても心地よくできています。

絵本好きな私としては、寝る前に絵本をリクエストしてもらいたいのですが
子守唄を何度もリクエストしてくる娘を見て
娘にとっては絵本の読み聞かせのように心地がいいんだろうなぁと思いました。

本来は絵本を見ながら歌うより、すべて覚えて歌える方がいいですが
覚えるとなると敷居が少し高くなるので
本を見ながらでもいいので、まずは歌ってあげるのがいいかと思います。
何度も歌っていると覚えてくるので本がなくても歌えるようになりますしね。

私は誰かが作曲して歌詞をつけた歌よりも
わらべうたなどの伝承が好きなのですが
海外の子守唄もさほど抵抗なく受け入れることができました。

モールアルト、シューベルト、ブラームス・・・
国は違えど、子どもを安心させてあげたい気持ちが
曲や歌にこもっていることが、歌うと伝わってくるんです。
日本の創作の子守唄も歌詞曲共に素敵です。

子どもの年齢が上がってくると、子守唄に少しレパートリーがあると
その時その時によって歌う歌を選べて楽しくなります。
読み聞かせの絵本を選ぶのと似ていますね。
赤ちゃんの頃は1,2曲で十分です。

ちなみに、私自身の親はわらべうたとかに関心がなかったので
幼い時にそうした体験してこなかったのですが
母は音痴ながらも子守唄はよく歌っていたようです。

母が娘にちらっと子守唄を歌ってあげているのを聞いたことがあるのですが
そんな音を思いっきりはずして歌ったら音感のおかしい子に育ってしまうのでは・・・
などとと思ってしまいました(笑)

しかし、私自身もそうした歌を聴いて育ったものの
音がはずれることはなかったので、あまり気にしなくていいのかもしれません。

なので「歌は下手だから・・・」と思っている人は
CDなどに任せないで、是非お子さんに歌ってあげてほしいです。

どんなに声の美しい方や歌が上手な方が歌っても
「お母さんの声」には勝てませんから。


子守唄は一見古臭そうですが
子ども達が安心して眠れるように心を込めて歌われてきたものです。
今時の歌よりも、赤ちゃんや幼児には心地よく
歌っていると、昔の方の子ども達への愛情も伝わってきます。

ちなみに、私は

「ね~~んね~~ん ころ~り~よ~~ おこ~~ろ~り~よ~」

というメジャーな江戸の子守唄しか知りませんでしたが
「ぼうや」のところを子どもの名前にして
何度か繰り返し歌ったりしていました。

知っている子守唄の数が多くなくてもいいんです。
今歌えそうな子守唄を何度も歌ってあげても喜んでくれると思います。

子守唄は子どもによって好き嫌いはあるかもしれませんが
歌ってみる価値はあります。
優しい声で歌っていると、なんだか母親自身も穏やかな気持ちになれるので。

絵本がない時や、外で昼寝をする時にも重宝します。
子守唄はきっと寝かしつけに苦労しているお母さんを助けてくれることでしょう!

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【注】

(1)子守唄はわらべうたなどの伝承文学だけでなく、創作(子守唄として誰かが作詞作曲をした歌)も含む。
(2)この本の写真や詳細は 別館ブログ「瀬田貞二『幼い子の文学』」参照