今から1週間ほど前に、ちょうどそれは、わたしがインターネットから離れていた時期だったんですが、
沖縄の高江のヘリパッド建設ゴリ押し問題について書いた記事『「沖縄高江はまるで戦争です。メディアはこの戦争を黙殺しています。この異常事態を伝えて!」三上智恵監督』に、以下のようなコメントが入っていました。
平和活動と言う名の横暴
phantom
2016-09-20 00:17:31
某FACEBOOKより
みなさま、どうか記事の拡散をお願い致します!
昨日、名護警察署の刑事課が来ました。
昨日アップさせて頂いた、僕のブチギレ事件についての聴き取りです。
本日は、早速沖縄タイムスと琉球新報の朝刊に、犯罪者として報道されています。
ヘイワな抗議者が、激高した東村民を名乗る男に、一方的に殴られて負傷したという内容。
記事は、コメント欄に添付します。
これだけ見たら、僕は、筋の悪い傷害事件の犯罪者です。
名護署には恨みはありません。
与えられ、制限された中で、一生懸命やっています。
ただし、今の高江はもう、住民のものではありません。
幼い子供二人を連れたファミリーを、観光に連れて、いつもの道を、いつもの通り通過しようと思ったら、
急に前に立ち塞がって、お前らは通るな!と、5人に取り囲まれた。
僕は、車から引きずり降ろされた訳ではありませんが、車内で子供が怯えて泣いている中、外に出て、
「これは観光だよ、どうみても工事関係者に見えないでしょ?」と伝えたのに、
小柄の、大宜味村から来たというおっさんが、「Uターンしろ!」と小突いてきた。
もみ合いになったところで、僕がブチ切れたので、このおっさんを突き飛ばした。
そうしたら、横から、「暴力ふるったぁー!」って大騒ぎになり、本土のおばさんが、僕の顔面に、携帯(カメラ)を突きつけてきた。
僕は、無断撮影に怒って、カメラを取り上げようとしてもみ合って、取り上げたカメラをヤブの中に放り投げたら、今度はおばさんも「殴られた」と大騒ぎ。
「お前ら車から離れろ!」と言っても離れないので、急発信してビビらせたら、ビックリして横に退いた、というのがすべての「事実」。
マスコミなら、片方の「事実」だけを報道するべきではない、と思うのです。
ちなみに、今回は、僕は、傷害事件で逮捕されるでしょう。
初めて名護警察署にお世話になりますが、これも仕方ないと思っています。
抗議テロリストの「ヘイワ」のために、東村民の平和が踏みにじられてはいけない!
僕はその犠牲になることで、未だに眠っている沖縄県民の良心に火が付けば、僕の名誉なんてどうでもいい。
だから、「えん罪」だとはあえて言わない。
それでも、僕は今でも、「正当防衛」であったと信じていますが、共産党には、凄腕の議員や弁護士達がいます。
警察署とて、捜査せざるを得ない。
問題は、相手には、目撃者が5人。
僕にはお客様だけ。
でも、迷惑はかけない。
証言は取らない。
僕のことをご存知の方は、たくさんいらっしゃると思います。
でも、僕に殴られた人は何人?
口は悪いかもしれませんが、その辺を歩いている無実の人を捕まえて、病院送りにする訳がない。
でも、理不尽なこと、弱い者に危害が加えられることには、黙っていられません。
みなさま、ドンドン拡散して頂きたいのですが、フェイスブックのシェアはほとんど意味がありません。
コピペするなど、自分の記事として、全国に、今の東村の状況をお伝え頂けると幸いです!
パソコンの前に座ることができない日が続いていたので、当然このコメントに気づかずにいたら、同じ人物と思われる人からまた、コメントが入っていました。
どうせアップしないだろ?
自分達が正義だとでも思ってるんでしょうね。
恥ずかしいともおもいませんか?
この人が繰り返す『平和活動と言う名の横暴』という表現が気になり、後手後手ながら、わたしなりに検索して調べてみました。
すると、出てくる出てくる、すごい勢いで、この人の主張が拡散されているのです。
関連して、地元のパイナップル農業に従事している住民の方が、抗議行動が活発になってから、交通に支障が出て困っているという記事や、
政府の執拗で強固な態度に嫌気が差して、もう諦めるしかないと争うことを止めた人、以前のような暮らしに戻りたいと思っている人の話を読みました。
このような現象は、原発問題、公害問題、放射能汚染問題、ワクチン問題などにおいても起こります。
大きな権力と金を持つ組織や人間に、時には突如として、時にはじわりじわりと、
それまで築き上げてきたそれぞれの生活や幸せ、そして個人としての尊厳を破壊される人々が、多様な反応を示すことによって、
知らず知らずのうちに、『分断』という、権力側にとっては非常に都合の良い状態が、生み出されていくのです。
だからこそ権力側は、執拗に、高飛車に、傲慢に、ありとあらゆる手段を講じて、その『分断』によって抵抗する人たちの力を削いでいくのです。
今、高江や辺野古で起こっている横暴と、真正面から闘っている沖縄のおじいやおばあ。
悲惨という表現では足りないほどのむごたらしい経験を、生き抜いてきた人たちの、戦争というものに対する嫌悪感、危機感を共有する人たち。
1度壊されたら二度とは戻らない、命の宝庫である森を守りたい人たち。
お腹の中にいる時から、米軍機の爆音に晒され、難聴で生まれてくる赤ん坊や子どもたちを、騒音地獄から救いたい親御さんたち。
見せしめのように騒音対策をカットし、これがイヤなら大人しく黙っていろと言わんばかりの政府に、黙ってたまるかと抵抗する人たち。
この、70年以上にも渡る抵抗の歴史を、まるで他の国のことのように考えて、自分と深くつながっていることに気づかない人たちの中には、
上記のような、事実を歪めた記事や文章を、丸ごと信じ込んでしまい、単純な暴力事件の自己弁護のために作り上げた話を、あろうことか反抗運動に絡め、非難の矛先を逸らす手伝いをする人がいます。
わたしやあなたの空の上を、耳を塞いでもなお苦しい爆音をたてる米軍機は、飛んでいないかもしれない。
わたしやあなたの暮らすすぐ近くに、理不尽な破壊を無理強いされる、命あふれる深い森はないかもしれない。
わたしやあなたの吸い込む空気の中に、恐ろしい量の放射能汚染は存在しないかもしれない。
わたしやあなたの飲む水の中に、命を脅かす汚染や化学物質は混在していないかもしれない。
でも、わたしやあなたは、そのようなものに苦しめられている人たちと、深く、濃く、つながっているのです。
だから、それらのことを、そのような人たちを、自分のこととして捉えなければならないのです。
まずはそれが肝心で、それができたら、いろんな物事の裏側や意味が見えてきます。
以下は、事件を起こした本人はもちろん、巻き込まれていった人たちのこともよく知っておられる、Makoto Yasuさんからの言葉です。
9月25日 at 6:50am
女性殴って、自分より力の弱い男性とみるや、首を痛めるほどに突き、投げ飛ばし、車でひくぞとばかりに急発進させて脅す。
その後、堂々と、SNSで仲間を増やし、運動と絡めて自己弁護している。
それを擁護する方々。
目撃者の証言が嘘なら、名誉棄損で訴えたら良いよ。
違うなら、名誉棄損どころの罪じゃないでしょう。
暴行事件犯人をつくろうとしてるのだから、出るところに出て、そう訴えたら良いよ。
同乗者も目撃者。
お客の前で暴力ふるって…さぞその方々も恐ろしかったろうに、ぜひ証言してもらいましょう。
その後にさらに、1人の高齢の男性に挑発の限りを尽くしたのに、その人が手を出さなかったことに苛立ち、持ち物を奪って逃走している。
おそらく、自己擁護してくれる人を増やすための悪智慧だろうが、天網恢々。
罪は償わなければならない。
もうこれ以上、傷口を広げる真似はよした方がよいよ。
周りも止めないと、エスカレートするよ。
あと、この人の擁護に回っている人は、事実が明らかになった際には、ちゃんと、自分が言ったことの後始末までお願いします。
女性の顔を、ためらわずに殴れる人間です。
周囲の人も心配です。
ちゃんと更生して貰いたい、そう願います。
その助けが必要なら、一緒に考えてあげてください。
誰の事とは書きませんが、友人ならわかるでしょう。
このくらいにしときます。
9月26日 at 3:56pm
たしかにひどい事件ではあるけど、コメントしたくなかった。
なぜなら、どんな人でも、過ちを犯すことはあるだろうから。
静かに見守り、彼が心から反省し、行動を改め、出直す機会が奪われることにならないように、と考えていたから。
その考えは甘かったのかもしれない。
もうこれだけ、自己弁護のために周囲を巻き込み、さらに罪を重ねてしまっているのだから。
始めの事件は、お客さんを乗せていたとの事であり、突発的に手を挙げてしまった計画性の無いものだと思う。
被害者の視点からは不適切かもしれないけど、個人の資質からくる単純な暴力事件。
車を止められたことに怒り、小柄の男性の首をいきなり突き上げ、投げ飛ばす。
さらに、とっさに携帯(カメラ)を向けた女性を殴りつけた、あっという間の出来事(詳細は裁判で明らかになるだろうから、ここでは触れません)。
ここまでなら、初犯で反省しているのであれば、罪もそこまで重くは無かったと思う。
しかし、既にご存じの通り、ひとりの短気者の暴力事件が、関係のない世間の人々を、巻き込んでしまっている。
彼もそうだけど、友情から彼を庇おうと願った方々には、逆の結果を招いている。
もう、納めどころを失ってしまったかもしれない。
個人的なSNSで正当性を主張し、暴力事件を義憤からくるものと偽り、当時の状況まで話をすり替える始末。
今や、基地建設を推し進めたい方々と、争い事が嫌で穏やかに暮らしたい住民(機動隊と反対運動の激化に嫌気をさしている人ら)を、意図的に巻き込んで、その中に、自分の活路を見出そうとしている。
そしてそれが、攻勢に出ているように見える。
今朝は、ついに、産経新聞まで、高江のヘリパット建設に反対する運動を批判し、その流れの中で、なんと加害者の彼を弁護するように取り扱い、実名報道で紹介した。
しかも、なんと今度は、「先に手を出したのはあちら」なのだそうだ。
これ、嘘が明らかになったときに、新聞上で汚名を着せられた人たちは、どこにそれを訴えて、汚名を晴らせばよいのだろうか。
産経は、少しでも、業界人としての誇りが残っているのなら、今回、加害者側の擁護のために自社が利用されたことを恥じ、いずれ訂正、謝罪文を掲載するくらい行うべきだ。
人口140人の地域に、1,000名の機動隊を配置し、自衛隊まで導入し、沖縄の民意を圧殺する現場で、勇気をもってあきらめずに、声を上げ続ける人。
その人らを、プロ市民と侮蔑を込めて呼び、「日当が出る」と、まるでお金目的で集まるかのようなデマを広げて、
沖縄に基地を押し付けているのは自分たちだからと、自責の念を持ちつつ、本土から駆け付ける人らまで侮辱する。
事実に目をむけず、拡散のみで、責任を負わない方々も増えている。
今回、その罪の重さを知るべきだ。
この件は、短気者が女性の顔面を殴りつけた、暴力事件だ。
加害者が被害者を侮辱し続け、自己防衛のために取り巻きを増やし、事件直後に彼は、自警団を組織しようとまで訴えている。
ほんとにどうかしている。
彼を英雄のように扱う人までいるが、真に勇気ある者は誰なんだ?
断言するけど、弱い者に手をあげる彼では決してない。
ほんとに勇気が必要だったのは、震えながら 殴られてもしっかりと、それを訴えることができた被害者の女性なんだ。
加害者が大きな顔をしている。
被害者がさらに屈辱をうける。
そんなの許されない。
そして先週末、追い詰められた彼は、さらに大きな過ちを犯した。
先の犯罪と異なり、計画的な犯行である。
犯行現場を、週末再度訪れて、一人の高齢の男性を脅し、挑発し、手を出させようとした。
暴力的な運動に被害をうけているのは自分だ、という構図に持ち込みたかったのだろう。
しかし、それが叶わないと悟ると、再び激高して、その男性の携帯と眼鏡を奪い、逃走している。
ひとつの罪が、大きな闇を引き寄せている。
おそらく、彼に影響を与えていると思われる聖書から引用する、モーセの十戒には、
「盗んではならない、偽証してはならない」とある。
彼が罪を認め、本当に悔い改めるというのなら、私は彼の手助けをしたい、とも思う。
今の流れは間違っている。
しかし、まだやり直せる。
その鍵は、彼自身にある。
真の友とは、彼を諌めるものだ。
今の取り巻きは、彼を地獄に貶めるものだ。
この事件に関する沖縄タイムスの報道記事
そしてこれは産経新聞の報道記事
やんばるの森が、惨たらしく破壊され続けている姿を、しっかりと目に焼き付けてください。
わたしたちの命は、この森の命とつながっています。
わたしたちの心の尊厳は、この森の尊厳とつながっています。
だからわたしたちは、わたしたち自身の、そしてこの国の未来のためにも、これ以上の破壊を許してはなりません。
そのために闘っている人たちを、それぞれのできる方法で支援してください。
沖縄の高江のヘリパッド建設ゴリ押し問題について書いた記事『「沖縄高江はまるで戦争です。メディアはこの戦争を黙殺しています。この異常事態を伝えて!」三上智恵監督』に、以下のようなコメントが入っていました。
平和活動と言う名の横暴
phantom
2016-09-20 00:17:31
某FACEBOOKより
みなさま、どうか記事の拡散をお願い致します!
昨日、名護警察署の刑事課が来ました。
昨日アップさせて頂いた、僕のブチギレ事件についての聴き取りです。
本日は、早速沖縄タイムスと琉球新報の朝刊に、犯罪者として報道されています。
ヘイワな抗議者が、激高した東村民を名乗る男に、一方的に殴られて負傷したという内容。
記事は、コメント欄に添付します。
これだけ見たら、僕は、筋の悪い傷害事件の犯罪者です。
名護署には恨みはありません。
与えられ、制限された中で、一生懸命やっています。
ただし、今の高江はもう、住民のものではありません。
幼い子供二人を連れたファミリーを、観光に連れて、いつもの道を、いつもの通り通過しようと思ったら、
急に前に立ち塞がって、お前らは通るな!と、5人に取り囲まれた。
僕は、車から引きずり降ろされた訳ではありませんが、車内で子供が怯えて泣いている中、外に出て、
「これは観光だよ、どうみても工事関係者に見えないでしょ?」と伝えたのに、
小柄の、大宜味村から来たというおっさんが、「Uターンしろ!」と小突いてきた。
もみ合いになったところで、僕がブチ切れたので、このおっさんを突き飛ばした。
そうしたら、横から、「暴力ふるったぁー!」って大騒ぎになり、本土のおばさんが、僕の顔面に、携帯(カメラ)を突きつけてきた。
僕は、無断撮影に怒って、カメラを取り上げようとしてもみ合って、取り上げたカメラをヤブの中に放り投げたら、今度はおばさんも「殴られた」と大騒ぎ。
「お前ら車から離れろ!」と言っても離れないので、急発信してビビらせたら、ビックリして横に退いた、というのがすべての「事実」。
マスコミなら、片方の「事実」だけを報道するべきではない、と思うのです。
ちなみに、今回は、僕は、傷害事件で逮捕されるでしょう。
初めて名護警察署にお世話になりますが、これも仕方ないと思っています。
抗議テロリストの「ヘイワ」のために、東村民の平和が踏みにじられてはいけない!
僕はその犠牲になることで、未だに眠っている沖縄県民の良心に火が付けば、僕の名誉なんてどうでもいい。
だから、「えん罪」だとはあえて言わない。
それでも、僕は今でも、「正当防衛」であったと信じていますが、共産党には、凄腕の議員や弁護士達がいます。
警察署とて、捜査せざるを得ない。
問題は、相手には、目撃者が5人。
僕にはお客様だけ。
でも、迷惑はかけない。
証言は取らない。
僕のことをご存知の方は、たくさんいらっしゃると思います。
でも、僕に殴られた人は何人?
口は悪いかもしれませんが、その辺を歩いている無実の人を捕まえて、病院送りにする訳がない。
でも、理不尽なこと、弱い者に危害が加えられることには、黙っていられません。
みなさま、ドンドン拡散して頂きたいのですが、フェイスブックのシェアはほとんど意味がありません。
コピペするなど、自分の記事として、全国に、今の東村の状況をお伝え頂けると幸いです!
パソコンの前に座ることができない日が続いていたので、当然このコメントに気づかずにいたら、同じ人物と思われる人からまた、コメントが入っていました。
どうせアップしないだろ?
自分達が正義だとでも思ってるんでしょうね。
恥ずかしいともおもいませんか?
この人が繰り返す『平和活動と言う名の横暴』という表現が気になり、後手後手ながら、わたしなりに検索して調べてみました。
すると、出てくる出てくる、すごい勢いで、この人の主張が拡散されているのです。
関連して、地元のパイナップル農業に従事している住民の方が、抗議行動が活発になってから、交通に支障が出て困っているという記事や、
政府の執拗で強固な態度に嫌気が差して、もう諦めるしかないと争うことを止めた人、以前のような暮らしに戻りたいと思っている人の話を読みました。
このような現象は、原発問題、公害問題、放射能汚染問題、ワクチン問題などにおいても起こります。
大きな権力と金を持つ組織や人間に、時には突如として、時にはじわりじわりと、
それまで築き上げてきたそれぞれの生活や幸せ、そして個人としての尊厳を破壊される人々が、多様な反応を示すことによって、
知らず知らずのうちに、『分断』という、権力側にとっては非常に都合の良い状態が、生み出されていくのです。
だからこそ権力側は、執拗に、高飛車に、傲慢に、ありとあらゆる手段を講じて、その『分断』によって抵抗する人たちの力を削いでいくのです。
今、高江や辺野古で起こっている横暴と、真正面から闘っている沖縄のおじいやおばあ。
悲惨という表現では足りないほどのむごたらしい経験を、生き抜いてきた人たちの、戦争というものに対する嫌悪感、危機感を共有する人たち。
1度壊されたら二度とは戻らない、命の宝庫である森を守りたい人たち。
お腹の中にいる時から、米軍機の爆音に晒され、難聴で生まれてくる赤ん坊や子どもたちを、騒音地獄から救いたい親御さんたち。
見せしめのように騒音対策をカットし、これがイヤなら大人しく黙っていろと言わんばかりの政府に、黙ってたまるかと抵抗する人たち。
この、70年以上にも渡る抵抗の歴史を、まるで他の国のことのように考えて、自分と深くつながっていることに気づかない人たちの中には、
上記のような、事実を歪めた記事や文章を、丸ごと信じ込んでしまい、単純な暴力事件の自己弁護のために作り上げた話を、あろうことか反抗運動に絡め、非難の矛先を逸らす手伝いをする人がいます。
わたしやあなたの空の上を、耳を塞いでもなお苦しい爆音をたてる米軍機は、飛んでいないかもしれない。
わたしやあなたの暮らすすぐ近くに、理不尽な破壊を無理強いされる、命あふれる深い森はないかもしれない。
わたしやあなたの吸い込む空気の中に、恐ろしい量の放射能汚染は存在しないかもしれない。
わたしやあなたの飲む水の中に、命を脅かす汚染や化学物質は混在していないかもしれない。
でも、わたしやあなたは、そのようなものに苦しめられている人たちと、深く、濃く、つながっているのです。
だから、それらのことを、そのような人たちを、自分のこととして捉えなければならないのです。
まずはそれが肝心で、それができたら、いろんな物事の裏側や意味が見えてきます。
以下は、事件を起こした本人はもちろん、巻き込まれていった人たちのこともよく知っておられる、Makoto Yasuさんからの言葉です。
9月25日 at 6:50am
女性殴って、自分より力の弱い男性とみるや、首を痛めるほどに突き、投げ飛ばし、車でひくぞとばかりに急発進させて脅す。
その後、堂々と、SNSで仲間を増やし、運動と絡めて自己弁護している。
それを擁護する方々。
目撃者の証言が嘘なら、名誉棄損で訴えたら良いよ。
違うなら、名誉棄損どころの罪じゃないでしょう。
暴行事件犯人をつくろうとしてるのだから、出るところに出て、そう訴えたら良いよ。
同乗者も目撃者。
お客の前で暴力ふるって…さぞその方々も恐ろしかったろうに、ぜひ証言してもらいましょう。
その後にさらに、1人の高齢の男性に挑発の限りを尽くしたのに、その人が手を出さなかったことに苛立ち、持ち物を奪って逃走している。
おそらく、自己擁護してくれる人を増やすための悪智慧だろうが、天網恢々。
罪は償わなければならない。
もうこれ以上、傷口を広げる真似はよした方がよいよ。
周りも止めないと、エスカレートするよ。
あと、この人の擁護に回っている人は、事実が明らかになった際には、ちゃんと、自分が言ったことの後始末までお願いします。
女性の顔を、ためらわずに殴れる人間です。
周囲の人も心配です。
ちゃんと更生して貰いたい、そう願います。
その助けが必要なら、一緒に考えてあげてください。
誰の事とは書きませんが、友人ならわかるでしょう。
このくらいにしときます。
9月26日 at 3:56pm
たしかにひどい事件ではあるけど、コメントしたくなかった。
なぜなら、どんな人でも、過ちを犯すことはあるだろうから。
静かに見守り、彼が心から反省し、行動を改め、出直す機会が奪われることにならないように、と考えていたから。
その考えは甘かったのかもしれない。
もうこれだけ、自己弁護のために周囲を巻き込み、さらに罪を重ねてしまっているのだから。
始めの事件は、お客さんを乗せていたとの事であり、突発的に手を挙げてしまった計画性の無いものだと思う。
被害者の視点からは不適切かもしれないけど、個人の資質からくる単純な暴力事件。
車を止められたことに怒り、小柄の男性の首をいきなり突き上げ、投げ飛ばす。
さらに、とっさに携帯(カメラ)を向けた女性を殴りつけた、あっという間の出来事(詳細は裁判で明らかになるだろうから、ここでは触れません)。
ここまでなら、初犯で反省しているのであれば、罪もそこまで重くは無かったと思う。
しかし、既にご存じの通り、ひとりの短気者の暴力事件が、関係のない世間の人々を、巻き込んでしまっている。
彼もそうだけど、友情から彼を庇おうと願った方々には、逆の結果を招いている。
もう、納めどころを失ってしまったかもしれない。
個人的なSNSで正当性を主張し、暴力事件を義憤からくるものと偽り、当時の状況まで話をすり替える始末。
今や、基地建設を推し進めたい方々と、争い事が嫌で穏やかに暮らしたい住民(機動隊と反対運動の激化に嫌気をさしている人ら)を、意図的に巻き込んで、その中に、自分の活路を見出そうとしている。
そしてそれが、攻勢に出ているように見える。
今朝は、ついに、産経新聞まで、高江のヘリパット建設に反対する運動を批判し、その流れの中で、なんと加害者の彼を弁護するように取り扱い、実名報道で紹介した。
しかも、なんと今度は、「先に手を出したのはあちら」なのだそうだ。
これ、嘘が明らかになったときに、新聞上で汚名を着せられた人たちは、どこにそれを訴えて、汚名を晴らせばよいのだろうか。
産経は、少しでも、業界人としての誇りが残っているのなら、今回、加害者側の擁護のために自社が利用されたことを恥じ、いずれ訂正、謝罪文を掲載するくらい行うべきだ。
人口140人の地域に、1,000名の機動隊を配置し、自衛隊まで導入し、沖縄の民意を圧殺する現場で、勇気をもってあきらめずに、声を上げ続ける人。
その人らを、プロ市民と侮蔑を込めて呼び、「日当が出る」と、まるでお金目的で集まるかのようなデマを広げて、
沖縄に基地を押し付けているのは自分たちだからと、自責の念を持ちつつ、本土から駆け付ける人らまで侮辱する。
事実に目をむけず、拡散のみで、責任を負わない方々も増えている。
今回、その罪の重さを知るべきだ。
この件は、短気者が女性の顔面を殴りつけた、暴力事件だ。
加害者が被害者を侮辱し続け、自己防衛のために取り巻きを増やし、事件直後に彼は、自警団を組織しようとまで訴えている。
ほんとにどうかしている。
彼を英雄のように扱う人までいるが、真に勇気ある者は誰なんだ?
断言するけど、弱い者に手をあげる彼では決してない。
ほんとに勇気が必要だったのは、震えながら 殴られてもしっかりと、それを訴えることができた被害者の女性なんだ。
加害者が大きな顔をしている。
被害者がさらに屈辱をうける。
そんなの許されない。
そして先週末、追い詰められた彼は、さらに大きな過ちを犯した。
先の犯罪と異なり、計画的な犯行である。
犯行現場を、週末再度訪れて、一人の高齢の男性を脅し、挑発し、手を出させようとした。
暴力的な運動に被害をうけているのは自分だ、という構図に持ち込みたかったのだろう。
しかし、それが叶わないと悟ると、再び激高して、その男性の携帯と眼鏡を奪い、逃走している。
ひとつの罪が、大きな闇を引き寄せている。
おそらく、彼に影響を与えていると思われる聖書から引用する、モーセの十戒には、
「盗んではならない、偽証してはならない」とある。
彼が罪を認め、本当に悔い改めるというのなら、私は彼の手助けをしたい、とも思う。
今の流れは間違っている。
しかし、まだやり直せる。
その鍵は、彼自身にある。
真の友とは、彼を諌めるものだ。
今の取り巻きは、彼を地獄に貶めるものだ。
この事件に関する沖縄タイムスの報道記事
そしてこれは産経新聞の報道記事
やんばるの森が、惨たらしく破壊され続けている姿を、しっかりと目に焼き付けてください。
わたしたちの命は、この森の命とつながっています。
わたしたちの心の尊厳は、この森の尊厳とつながっています。
だからわたしたちは、わたしたち自身の、そしてこの国の未来のためにも、これ以上の破壊を許してはなりません。
そのために闘っている人たちを、それぞれのできる方法で支援してください。