ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

モヤモヤワクワクドキドキハラハラ

2022年11月17日 | ひとりごと
トランプ氏がまた、大統領選挙に立候補すると表明した。
前からわかってたけど、現実になると心底うんざりする。
引用はじめ
トランプ氏は集会での演説で、自身が敗れた2年前の大統領選挙で大規模な不正が行われたという主張を繰り返し、
「選挙は盗まれた。私は2回立候補し、2回当選した。私たちはもう一度やらなければならないかもしれない」
と述べて、2年後の大統領選挙への立候補に強い意欲をにじませてきました。

そして中間選挙の投票日前日の演説で「ことしは上下両院を取り戻し、2024年にはホワイトハウスを取り戻す」と宣言したうえで、15日に重大な発表を行うと明らかにしました。

ただ、中間選挙で共和党は接戦となっていた上院で多数派を奪還できず、下院でも獲得議席が当初の予測よりも伸び悩んでいます。

上院の激戦州などでは、トランプ氏が支持し精力的に選挙応援を行った複数の候補者の落選が確実となり、共和党内からは「政治的に混乱を引き起こすトランプ氏が妨げになった」などと、トランプ氏が選挙にマイナスの影響を与えたとして責任を問う声もあがっています。

今回の中間選挙が迫っていた頃、巷では暗い噂でもちきりだった。
共和党がものすごい勢いで上下両院を占拠するというもので、そもそも中間選挙ではその当時に政権を担っている党が負けるというのが通常だったのだけど、占拠などされてしまったらトランプが派手に暴れ出すに決まっている。
ところが今回の選挙では、民主党候補たちがいつもと違ってとても積極的で、5ドルでいいから寄付してくれだの、集会がどこそこであるだの、毎日必ずメールを送ってきた。
もちろん親分のバイデン氏やハリス氏からも、投票と寄付のお願いメールが2日にいっぺんは届く。
投票日が近づくにつれて、青色州の小さな町全体がピリピリしていた。

結果はご存知の通り、上院が勝った。
その時たまたまお隣の友人夫婦と一緒に夕ご飯を食べていて、そのニュースの画面を見ながら乾杯した。
下院はもちろん負けるだろうけどボロ負けではない。そこが大事だ。

共和党の候補者の中に、たまげるほど下品な女性候補がいて、彼女は演説中に「私の原動力はここだ」と、トランプ氏の股間を指したのか掴んだのか、そういう話を聞いた。
あだ名は「ドレスを着たトランプ」「女トランプ」。
共和党が強いアリゾナ州のニュースキャスターでかなり人気があると聞いていたので心配していたが、中絶禁止問題を取り上げていた民主党候補の女性に負けた。

さて、出発まであと5日となった今日、留守中の支払いが怠らないように点検し、入国をスムーズに行うためのアプリの書き込みを済ませ、明日は感謝祭後に家猫たちの世話をしてくれる別の人との面談がある。
猫の世話をしてもらいやすいように物の配置を変えたり、足らない物を注文したり、泊まりに来てくれる息子夫婦のベッドメーキングをしたり、だからまだ旅行のためのパッキングは全く始められていない。
それなのに空は捕まえた鳥を咥えたまま狭い猫窓から強引に入って来ようとするし、敷物やソファをまるで狙ってでもいるかのように吐き続けたりして、盛大に仕事を増やしてくれる。
今週ぐらいは全員ヴァーチャルレッスンに切り替えて、身の安全を守ろうかと思ったけれど、長い休みの前の最後のレッスンなので、やっぱり家に来てもらうことにした。
なので、レッスン後にほんの少し鼻の奥に異変を感じたり、喉の痒みが生じただけでうわぁ〜となってしまう。
ビビるな、大丈夫だ、絶対に罹ってなどいない。
そう言い聞かせるのだけど、でも、でも、でも…と不安な気持ちを纏ったもやがムクムクと頭の中で発生し始める。

これは昨日の症状緩和のためにと夫が選んだ漢方薬。いつも飲んでるわたし用の漢方(右側)に、古くなって化石化してる左側の漢方をちょいと足して飲んだ。


搭乗前72時間以内のPCR検査は明日の木曜日の12時、結果が出るのは2日後の土曜日。
先日米寿の誕生日を無事に迎えた母が、「今回もしあんたが来れなくなったら、私はがっかりし過ぎて死んでしまう」と言う。
いやあ、強烈な脅しだ。
今回行くのはひとえに、突然なんの前置きもなしにバタバタと倒れるようになった母の介護体制を整えるためなのだから、何がなんでも行かねばならない。
これを逃すわけにはいかない。
こんなドキドキハラハラする旅行前ってあったっけ?
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いろんなことを愚痴ります😅

2022年11月12日 | ひとりごと
先週あたりから、鼻をズルズル言わせてたり、ゴホゴホと咳をしたり、ちょっと微熱が…という人が急激に増えている。
これがコロナ禍が始まった頃だったら、恐ろしくて近寄れないような人だらけだ。
多分、ただの風邪ひきだったり、枯れ葉アレルギーだったりするんだろうけど、今のわたしはなんとしてもCOVID 19に罹るわけにはいかないので、必要以上にビビってしまう。
なにしろやっとのことで漕ぎ着けた旅行なのだ。
今年の春に夏出発のチケットを手に入れて、当時必要だった意味不明でバカバカしい手続きもほぼ終了していたにも関わらず、最終段階でどうしてもそれだけは譲れない件があり、結局そのときは断念した。
その時の落ち込みようったらなかった。
自分でもびっくりするくらい途方もなく落ち込んで、セラピストに愚痴り続けた。
秋になって外国人への規制緩和が進み、夫も一緒に入国できるようになったので、長男くんの明治神宮での結婚式以来の、2年9ヶ月ぶりの帰省が叶う。
あの2020年の当時はコロナ禍が勃発したところだったので、世界に得も言われぬ恐怖が蔓延し始めていた。
飛行機の欠航が日に日に増えてきたので、結婚式後の観光部分は全てキャンセルして、あたふたとこちらに戻ったのだった。

そして今、出発まであと9日。
つい最近COVID19に罹って復活した夫は、出発72時間前のPCR検査を全く心配する必要がないのだけど、わたしはそうはいかない。
なのでちょっとした風邪やアレルギーの症状に右往左往してしまう。
もし万が一にでも陽性反応が出たら全てがパーになってしまうからだ。
なんだか自分の体が人質に取られてしまって、いろんなウイルスがニタニタ笑いながらちょっかいを出してくるのを必死で避けているっていう感じ。
あ〜やだやだ!

一大行事の発表会が終わったというのに、オーケストラの練習が始まって、その曲選びやら楽譜準備やら演奏者らとの打ち合わせやらでてんてこ舞いが続いている。
家猫は寝る先々でゲロを吐き続け、我々はその後始末に追われている。
彼らは多分、すでに何か嫌〜な予感がするのだろう。

猫といえば実は昨夜、すごくがっかりすることがあった。
わたしたち二人共が居なくなる間は、家猫たちの世話を誰かに頼まなければならないのだけど、ある友人が感謝祭後の1週間だったらうちに泊まり込みで世話してあげられるよと言ってくれていた。
彼の奥さんは今日本に行ってるし、彼の家にも飼い猫が1匹居るので、一体どうやって泊まりがけで来るつもりなのだろうとチラッと思ったのだが、あまりの嬉しさに無視してしまった。
その時彼は少々酔っていた。
けれどもその後もちょこちょこ連絡を取っていたので、すっかりあてにしていたのだけど、昨日いきなり泊まりじゃなくて2日毎に通うと言い出した。
いやいや、彼の家はここから車で30分もかかるのだ。
そんな人に通いで猫の世話など頼めるわけがないではないか。
というわけでその話はいきなりオジャンになり、結局、感謝祭の日の夜から泊まりがけで世話をしてくれる息子夫婦がいる2.5日間以外は、その道で食べている人たちに頼まざるを得なくなった。
そうなると費用もバカにならないし、猫たちの一番の楽しみである外遊びができなくなるが致し方がない。
彼女たちはちゃんと食事を与え、トイレの片付けもしてくれるのだろうけれど、猫を外に出すことは絶対に断る。
もちろんそうだろう、何か起こった時を考えると恐ろしくて外になんて出せない。
まあ今回は可哀想だけど、外遊びは2週間ばかり我慢させるしかない。

そんなこんなのストレスフルな毎日が一向に終わらないからか、いきなり首の後ろ側がツーッとつってきて首が回らなくなった。
そして今夜はハリケーンがやって来る。
気圧が下がると気分も下がる夫は朝から機嫌が悪く、その悪さはわたしにも伝染する。
首も痛いし、仕事が始まる前に盛り上げておかないと、9人のレッスンのエネルギーが保たない。
まだちょっと鼻の奥が詰まってる感じもするし…。
来週のレッスンは全てバーチャルに切り替えた方がいいのかなあ…。
あ〜も〜アマテラスさんでもスサノオさんでも誰でもいいので、わたしを無事に日本に行かせてくださ〜い!
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米国「2022中間選挙と古家の地下室の穴」事情

2022年11月09日 | 米国○○事情
中間選挙に行ってきた!
今回は電子投票のみではなくて、まず紙に書き込んで、その紙をその場で機械を使って読み取っていくという方法だった。
これだったら後で不正があったと騒ぎが起こっても、二重三重に証明できる。
特に民主党が勝つ選挙区は、開票の見直しをしつこく迫られる。
だからなのかな、この新しい投票方法は。

でも、アメリカの中間選挙ではいつも、その時に政権を取っている党が負ける。
なので今回もそうなるのだろうけど、多分トランプ氏がまたガーガーうるさくわめくんだろうなと思うとため息が出る。
でもどうして彼はまだ逮捕もされずに遊説したりできるんだろう。
なぜいまだに彼は熱烈に支援されていて、次の大統領選にまた出るなどと言えるのだろう。


さて、ここからは、食事中か、これから食事を取ろうかと思っている方は読まないようにしてください。
と、とりあえず先にお知らせしておきます😅

あれはハロウィンのお祭りも終わり、さあそろそろ寝ようかという夜のこと。
夫が地下室から上がってきて、「まずいことになっている」と顔をしかめながら呟いた。
まずいってなに?
もしかしてまた空がでっかい野生動物を捕食して、その無惨な死骸があちこちに点々と…ってこと?
いや、それよりもまずい。

もやもやと嫌な予感が頭の中に浮かんでくる。
あれよりもまずいことっていったい…。
恐る恐る地下室へのドアを開けようとしたら、夫がまた言った。
「開けるのはお勧めできない」

事件が起きた時からずっと今も考え続けているのだけど、原因がさっぱりわからない。
ただ一つだけ、いつもと違ったことは、ハロウィンの仮装をしたままやってきた生徒たちの友だちの子が、うちのトイレを使ったことぐらい。
ああでも、そういやその後にそのトイレを使おうとしたら、便器の中の水がほとんど溜まってなくて、あれ?っと思って水を流そうとしたら、ポンッと何かが詰まってたような音がして、それから水がジャージャー出てきた。
だけどそれだけで、あとは全く普通の状態だったから、あまり気に留めていなかった。

とにかく何が起こったかというと、うちが使った水は台所であれトイレであれ浴槽であれ、全部地下の穴から逆流してしまっていたのだった。

まあ、こういう感じで…。

前回、洪水が起きたときも、ここの穴から逆流してきた水が、地下室の床全体に50センチほど溜まった。
その日たまたまうちに来ていた長男くんと夫が、その穴を塞ごうと必死に頑張っているその横で、女性群のTちゃん(長男くんの奥さん)とわたしは、卓球台の下に敷いてあったゴム製マットに乗って波乗り〜とか言ってはしゃいでた…。
結局は自転車のタイヤの中のチューブをワインの瓶に巻いて、それをグイグイと穴に捩じ込むという長男くんのアイディアが効いて、水の逆流は止まった。
今回はとにかく使わなかったら逆流もしてこないので、プロフェッショナルさんに修理を頼んで直してもらうまでは辛抱しようではないかということになった。
ところが、そのプロフェッショナルさんがなかなか捕まらないのだ。
やっと捕まってもすぐには来られないと言う。
う〜ん…。
それからはなかなかの修羅場になった。
水が出てこないのも大変なんだけど、水を流せないのもなかなかに大変なのである。
特にトイレが困った。
できるだけ外のトイレを使うべく買い物に出ては用を足し、あとはなるべく水分を取らないようにしていたら、そんなことをしたら体を壊して後悔するぞと夫に叱られた。
夫は自分みたいに裏庭ですればいいと言うけれど、やっぱりね…。
日本の母などは、ビニール袋の中にして、裏庭に穴を掘って埋めればいいと、非常に具体的なことを言う。
いやもう、それでなくても便秘になりがちなのに、もうすっかり神経性便秘になってしまった。

便器の中はまるで昭和時代の肥溜め状態。
蓋を閉めていてもほのかに漂ってくる。

顔を洗うのはこのボールを使った。

うんと前に、マンハッタンの中華街で、この大きさが気に入って買って、味噌作りの場では活躍してくれるのだけど、まさかこんなことにまで役立つとは…。
ぎゅうぎゅう押し込むとちょうどいい塩梅に。

母の家に帰ったら、顔を洗うときはストーブで沸かしたやかんのお湯とお水でぬるま湯を作り、それをプラスチックの桶に入れて使う。
流し水や流し湯なんてもっての外。
なにしろ戦中生まれの超倹約家の母なので、家に帰ったら粛々と従うしかない。
水は出てくるので、流れないようにすることと、汚れた水は外に捨てること、これさえ守ったらいいのだ。

ここが捨て窓。

食器や手も洗えないので、濡れタオルや消毒液でなんとか凌いだ。
専門家の人は手際良く穴を修理してくれたけど、もうこの際だからしっかりと掘って整備した方がいいと言って、それを頼める業者の連絡先を教えてくれた。
夫もわたしもすっかりその気になって、すぐにでも頼もうと言っていたのだけど、別の業者に聞いたら「それをやってしまうと毎年のメインテナンスをしなくてはならなくなるし、その費用も安くない。洪水の規模によっては全く歯がたたない。今のところはしっかり穴を塞いでおきさえすれば良い」ときっぱり言われ、また気持ちがゆらゆら揺れている。

この家はそろそろ120歳になろうとしているわけだから、しかも購入する際は何も直してないままで良いという条件だったので、そりゃあっちこっちガタが出てくるのは当然なのである。
でももう二度と水が流せなくなるっていうパターンはお断りしたいなあ。
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米国『クタクタな心と体に追い打ちをかける電車』事情

2022年11月08日 | 日本とわたし
発表会が終わった土曜日の夜に、クタクタの脳みそを叱咤激励しながら、翌日の日曜日の朝の選曲ミーティングに備えて、小サイズの、しかもうちのオケメンバーの条件(例えば木管楽器は充実してるけど金管楽器が手薄だとか、そういう細かい部分)に合いそうな曲を必死になって探した。
瞼は重く、耳は遠く、意識がほぼどこか別の所に行っちゃってるような中、とりあえず8曲見つけ出して寝た。
翌朝は予想以上にどんよりと重いままの頭に鞭打って、ズームミーティングに参加。
わたしが選んだ曲について細かい部分を聞かれても、正直言って内容が頭に入っていないので、えーっと…などと口ごもりながら誤魔化していると、パソコンで共有しているスプレッドシートにどんどんと書き込みが入っていく。
書き込んでいるのはもちろんわたしではない。
いやあ世の中進化したもんだわと、とうの昔から見慣れていることにさえ感心してしまうボケようだ。
結局最終的な結論には全く到達せず、昼からのリハーサル後にまた再度話し合うことになった。

マンハッタンへ車で行こうか電車で行こうか、はたまたバスで行こうか。
これがいつも悩ましい。
一番簡単で便利なのは車だけど、最寄りの駐車場で一番安い所を選んでも25ドルはかかる。
そこにニュージャージーとマンハッタン島を結ぶトンネル料金が年々上がり、今では割引でも12ドル50セントも取られる。
しかも割り引かれる時間帯が決まっていて一日中ではない。
その点電車が一番安くて(しかもわたしはシニア料金なので半額の3ドル!)渋滞も無いのだけど、平日でも1時間に1本しかない電車が週末はなんと2時間に1本になってしまうもんだから不便極まりない。
バスはその間をとって片道7ドルで、週末でも1時間に1本走るのだけど、そもそも運行時間がルーズな上に渋滞が重なったりしたら、約束の時間に遅れる可能性が高い。
特にこの日曜日はマラソン大会が行われたので、多分電車が一番無難だろうという結論に達した。

マラソン大会の余波なのか、人が異様に多い。
このお兄さん(もうおじさんと言った方がいいのか?)に久しぶりに会った。

タイムズスクエアから日本企業のコマーシャルがすっかり消えてからもう何年経っただろう。

黒人のお兄さんたちによるドタバタアクロバットショーが復活していた。

何やらブラジルの人たちが抗議集会をしていた。


10月30日に行われたブラジル大統領選の結果に抗議するデモのようだ。
集まったのは多分、僅差で敗れた現職のボルソナロ大統領の支持者なんだろう。
当のボルソナロ大統領は、11月2日時点では選挙の敗北宣言をしていない。
今回の選挙で採用された電子投票システムに疑念を示していて、自分の支持者にデモを後押しするような発言をした。
まるでブラジル版トランプだ。

オケのリハーサルが終わり、選曲ミーティングも終わり、ペンシルバニア駅に戻る途中、人混みがさらに増していてびっくり。
いよいよ全身クタクタで、もうほんとは歩きたくもないので、あちこちで立ち止まっては写真を撮った。

タイムズスクエア

スクエアから少し離れた道路脇でも大勢の人、人、人。

あ、タダで写真を撮っちゃダメ!と、スパイダーウーマンが止めに来た。

今日のランナーさんたち。

馬さんも忙しかっただろうに…お疲れさん!

と、疲れてはいたが、ここまでは良かったのだ。後にして思えば。

ペンシルバニア駅の構内に入った途端、そこにいる人たちの頭の上で、イライラくんが盛大にダンスしてるのが目に入ってきた。
これはまずい。

みんなが見上げているのはこれ。電車がどのトラックから発車するかを知らせる電光掲示板なのだけど、もう20年以上も経ってるのに、いまだにコレには馴染めない。
なにしろ、発車5分前にならないとトラック番号が掲示されない。


この日は6時11分の電車に乗って帰るつもりだったのだけど、8分になっても番号が提示されないのでおかしいなと思っていたら、発車時間が過ぎてから「今日は遅れます」というアナウンスが流れた。
いやあ、こんな人混みの中でずっと居たくないんだよなあ。
もちろんわたしはマスクをつけていたけど、それでもゴホゴホ咳き込んでいる人が何人かいたので、少しでも密度が低いところを求めて転々とした。

今日はそもそも人が多い日で、週末で、夕飯前でペコペコで、だから普通よりイライラしてる。
なのに電車が遅れた。
みんなもううんざりしているから、番号が分かった時のことを想像するとちょっと恐ろしい。
みんなが目指す入り口は、普通の家のドアに毛が生えたぐらい(ドアに本当に毛が生えたらどんなだろう、と一瞬妄想してしまった)しかない狭さなので、今日はもう嫌な予感しかない。

わかりますか?ずっと奥、左側にある10という数字が記されたドアが。


四方八方から集まってくるから当然こうなる。

結局電車は満員で、しかも週末は直行ではなくて途中下車して電車を乗り換えないといけなくて、案の定乗り換え電車はいつものようにすぐに来なくて、結局30分で帰れるところを2時間半もかかってしまった。

日本当たり前のように電車に乗っていらっしゃるそこのあなた。
日本の電車がどれだけ優秀で便利でありがたいか、そのことを痛感したくなったらアメリカにいらしてください。
泣けますよ、マジで。
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「2022 Fall Piano Recital」 無事終了

2022年11月07日 | 日本とわたし
コロナ禍に突入してから以降、ずっとできなかったピアノの発表会を、やっと無事に終えることができた。
この3年近くの間に、すっかりメンバーが入れ替わっていたことを痛感させられたプログラム作りだった。
どうしてここまで激しく入れ替わったのか、なんだかキツネかタヌキに騙されたみたいな感じだ。
そういや高校卒業を迎えていた子、高校に入って突然忙しさが倍増した子、遠くへ引っ越した子、コロナ禍で家計が大変になりピアノどころでは無くなった子、ヴァーチャルレッスンに嫌気が差した子が、ポツポツといなくなっていったな。
でも、その子たちを上回る数の子どもや大人が、ピアノを習いに来始めたというのが、どうにも覚えが無い。
特にとても小さな子どもと大人が増えた。

とにかくプログラムがなかなか組めなくて、出来上がったのは前日の夜。
印刷をしつつ、トロフィーの梱包を解いて刻まれている名前を確認し、一人ずつ渡せるように紙袋に入れていく。


その晩は落ち着かなくてなかなか眠れなかった。
夫がつい最近、ユダヤ教のお寺を襲うという脅迫があり、FBIがその犯人を追っているが、まだ捕まっていないから、自分たちも気をつけた方がいい」と言い出したもんだから、変に気が立って仕方がなかった。
でも、今回借りる会場のお寺は、トランプ政権後に警備員を増やし、いざという時のために備えていると言っていたので、そういう心配はしないでおくことにした。

発表会当日の昨日はまるで夏に戻ったような日で、1時から2時半までの間は自由にピアノを試し弾きしていいよと言ってしまってたもんだから、いきなりほとんどの人が会場に集まってきた。
え?もっとバラバラに、適当に来るんじゃなかったの?
予想が甘かった…。
しかもそのほとんどの人たち(演奏者はもちろん家族や知人や友だちまで)は、結局1時からそのまま5時までの4時間もの間、なぜか会場内に居座り続けた。
本番は3時からですから、まだまだ時間がありますから、と何度説明しても「いや、ここでいいです」と言う。
そんな中、我々はピアノの位置を決めたり椅子を並べたり、休憩時の軽食や飲み物を並べたりするわけだから、手伝ってくれる親御さんも少なくなかった。

本番が始まり、紙に書いた挨拶文を読んでいると、最前列に並んだ子たちがやけにはしゃいでいる。
どうもそれぞれに学校や塾やスポーツクラブの練習などで知り合った友だちであることが、発表会で顔を合わせたことで初めて分かったらしい。
もちろん全員今回が初めての舞台。
よく見ると、その子たちだけでなく、親御さんたちと一緒に座っている子たちも、それぞれに励まし合っている。
なんかいい感じだなあ。
でっかい家族になったような気がした。

初めての発表会、初めての舞台、そんな子どもや大人が多かったので、どうなることやらと気を揉んだが、そんな心配は無用だった。
みんな精一杯よく弾いた。
懐が深い、幅が広い、多様さが半端じゃ無いなどと、恐れ多いお褒めの言葉をいただいたが、それもこれもみんなのおかげだ。
本当にありがとう!
これからもよろしく!

嬉しい手紙が郵便受けに入っていた。


教師冥利に尽きるというのはこういう時を言うのだろうと思う。
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ホースいじめの蔦と最後の標準時間のお話

2022年11月04日 | ひとりごと
これ(↑)は何の写真かというと、水やりのホースが藤の蔦にがんじがらめにされて、動きが取れなくなった証拠写真。
藤の蔦の繁殖力はすさまじく、地面を這うように東西南北に伸びていく。
夏の間は草ボーボーだったので気がつかなかったが、ホースをどう引っ張ってもびくとも動かないのには往生した。
その原因がコレだった。
まるでヘビの生殺しみたいだ。
お〜怖っ!

カエデの爺さんが色づいてきた。
去年の末に老いた枝を派手に剪定したので、見た目はちょっと不細工になったのだけど、その分元気を取り戻してくれたような気がする。

地面は爺さんが落とした枯葉だらけ。

秋がどんどん深まってきた。
もう少ししたら、アメリカで最後の標準時間への切り替えが行われる。
今の時間から1時間前に戻すので、日本との時差が14時間になる。
で、来年の2023年の3月に、またデイライトセービングタイムが始まって、日本との時差が13時間になるんだけど、来年からはそのまま標準には戻らずに、ずっとデイライトセービングタイム(夏時間)が続けていくのだそうだ。
毎年二回の、たった1時間のズレなんだけど、微妙に体調に響くのと、時計をいちいち戻したり進めたりするのが面倒なので、これが好きな人はかなり少ない。
そこでやっとのやっと、もう夏時間のままでええやんかってことになった。
だから、この2022年の11月6日の午前2時から2023年の3月12日の午前2時までが、最後の標準時間(冬時間)になる、はずだ。
今この法案が下院を通ったので、あとは上院の認可と大統領のサインが必要なのだけど…でも今回は多分通るだろうと皆が言っている。
とういうわけで、最後の一回だと思うとまあ我慢できるかな。
そりゃそうと、こっちの携帯電話やPCなどのデジタル機器は自動的に変更されて、最初は実に感心したものだけど、今後は変更がなくなったらどうなるのかな?
などと、デジタル機器については恐竜の脳並みの理解力しかないことを、公の場で堂々と白状する今日この頃である。
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米国「ハロウィンに子どもにレッスン来させるのってどうよ!」事情

2022年11月01日 | 米国○○事情
コロナ禍が終わって(いや、終わってないんだけど無理くり終わらせてるとも言える)、やっと念願の「Trick or Treat」ができるってんで、ぼくらは朝からワクワクドキドキ。
なのにぼくの意地悪先生はピアノのレッスンするからねって言うんだ。
いつもなら「スキップしてもいいよ」って言ってくれるおかあさんとおとうさんも、「まあ発表会がもうすぐだからね」って言って助けてくれない。
めっちゃむかつく!
なのでハロウィン姿で来てやった!
先生、ドアを開けるなり「きゃ〜っ!」て言ってびっくりしてた。
ざまあみろ!ウシシ!

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