毎年恒例のインディアンサマーの3日間が終わり、雨がざあざあと降って、今日からまた肌寒くなり、明日からの数日は最低気温が0℃近くまで下がるらしい。
街の並木の落ち葉は最高潮、道も車も色とりどりの葉っぱをまとっている。
毎年この季節に生徒たちの発表会を開催しているので、のんびりと紅葉を楽しむ気持ちになかなかなることができないのだけど、それでも歩いたり運転したりしていると、心を鷲掴みされるような瞬間が幾度もある。
顔の出来物切除から2週間が経ち、経過を診てもらいに行った。
下瞼の方は全部を取りきれてはいないけれど(だからまたグロテスクに育ったら痛い思いをしなければならない😭)取った部分はすっきりと治っている。
右頬の出来物は削り取ったので平らにはなったけど、まだ炎症が治っていないらしく、あともう1週間、抗生物質が配合された軟膏を塗らなければならない。
水泳禁止が大腸がん検査の準備機関から足すと3週間も続いていて、明日から行ける!と楽しみにしていたのに、あともう1週間はダメだと言われてしまった。
わたしは一度ハマると粛々と続けるタチなのだが、それができなくなると、その間だけ何か代わりのものを見つけてやり過ごす、ということができない。
だから水泳ができない=何もしない、になってしまう。
防水のバンドエイドを二重に貼って、なんとか誤魔化せないものかと思ったが、夫に「こういう時にそういう考えを実行するのはいかがなものか」と言われてしまった。
発表会まであと12日。
毎年同じようなことをぶつぶつ言っているような気がするけれど、今年もまた間に合わないかもしれない生徒が数人いる。
その中の一人はティーンの女の子で、しっかり者で前向き、そして頭も良いのだけど、楽譜を読むことがかなり苦手。
ソロの曲も連弾の曲も、もう夏前から弾いていて、夏はボストンで開かれたミュージックキャンプにも参加したような子なのに、いつまで経っても出来が悪いまま、とうとうこんなに日が経ってしまった。
もう間に合いそうにないので、連弾の曲をやめてソロ曲に集中しようと言っても、どちらも弾きたいの一点張りで、けれど次のレッスンでもほぼ同じ状態で弾いている。
これは練習の段階からつきっきりで教えないと埒が明かないと思い、特に弾けていない連弾曲を、週末に一緒に練習することにした。
発表会まで2週間の時点で、はじめの3小節さえまともに弾けなかった彼女が、楽譜にありったけの数字や言葉を書き込んで、1小節ずつ手取り足取り教えていくと、1時間で18小節弾けるようになった。
頼むからここまでをきっちり脳みそに叩き込んでおいてねと言って、翌日の日曜日にも来るように言ったのだけど、ドタキャンされてしまったので、明日の夜に、ハロウィンだけどまた練習をすることにした。
彼女はいつも「わかった、やれると思う。頑張るよ」と言って帰っていくのだけど、楽譜が不思議なくらい読めないのだから、どう頑張っても結果は出てこない。
こんなギリギリまでいや〜な予感や不安を感じながらも、彼女に任せてしまっていたわたしにも責任がある。
最悪の場合は、両手弾きを片手に減らしたり、彼女のパートをわたしの方に移したりすることになるだろう。
なんとかして当日の舞台に間に合わせてあげたいなあ。
プログラムを作る際は、曲の難易度や曲想で順番を決めていく。
今までは、大人の生徒さんたちの順番を決めるのがなかなか難しかった。
ピアノを弾き始めてまだ間もない大人は、小さな子どもに混じって弾くことになるのだけど、それはちょっと居心地が悪いだろうなと思いつつ、仕方なく名前を書き込んでいた。
けれども去年から初心者の大人の生徒さんたちの都合が悪くなってレッスンの休止が続き、その後続々と若い頃に弾いていた大人の人たち(20代から70代まで)が入ってきたので、今年のプログラムは前半が子どもたち、後半が大人たちになって気分がかなり楽である。
ギリギリで頑張っている子たちをプログラムに載せるか載せないかがまだ決められないので、プログラム作成はまだできない。
今日はトロフィーの注文を済ませ、当日の手伝いをしてくれる係の人と打ち合わせをした。
明日はハロウィン。チョコの準備も済ませてある。
ちびっ子もティーンも、1週間ぐらい前からウキウキとこの日を待っているのだけど、学校ではこんなお知らせが配られたそうな。
「キャンディやチョコレートを食べる際には、必ず中に刃物などの危険なものが挟まれていないかどうかを確認すること」
小さな子たちを傷つけて喜ぶ阿呆がいるのだ。
いや、そんなことを企んで実行してしまうような輩は極悪人だ。
Trick or Treat が無事に楽しく終わりますように!