ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

感染者数を聞かれただけで、なんでそこまで狼狽えるんですか、安倍総理?

2020年04月30日 | 日本とわたし
とにかくこのツイート上のビデオを観てみてください。
こんなの絶対にあり得ない、あってはいけないことのはずです。

森議員:
そんなに検査してますか?
感染状況が一つの要素だって、さっき言ってましたけど、一体どれぐらいの国民が感染してるんですか、このコロナウイルスに?

ここで信じられないことが起こりました。
なんと、1分5秒もの沈黙があったのです。
誰も答えようとしない、微動だにもしない、誰かが答えるのを待っている、無能無策の安倍政権の可視化です。

そしてやっと、後ろの人間から何やら指導を受けた安倍首相がやっと答弁を始めたと思ったら…。

「それはそうですよだって、こ、これに書い、これに書、これにこれに書いてないじゃないですか」
と、手持ちの紙束(多分事前通告書)を何度も指差しては、不満そうな口調で、そして焦った時の癖で盛んに吃りながら、結局は何人の感染者がいるのかという質問に答えられない首相、という現実を見せつけられたのでした。

なんなんですかこれ?
国の感染対策本部の本部長たる人物が、毎日都道府県からの感染状況を聞いていないんでしょうか?
感染状況を数字にして送らせるよう指示していないんでしょうか?
送られてきた数字に目を通し、どういう対策を立てるべきかに頭を悩ませていないんでしょうか?

この人間に感染対策本部の本部長を任せなければならない不運は、後から悔やんでも悔みきれないはずです。
安倍晋三は、新型コロナウイルスが猛威を振るい始めた頃の中国から、積極的に観光客を招き入れ、
それから2ヶ月間、周りからの説得でオリンピック開催を渋々諦めるまで、感染の実態を誤魔化そうとしていました。
安倍内閣総動員で、学者までもが右に倣えをして、感染の有無がわからず、けれども体調はすぐれず、不安と恐れを抱えている人たちに、検査のチャンスを与えてきませんでした。
適当な数字と条件をつけて、PCR検査を受けにくくしてきた政府と感染研連中が占めている専門家会議は、今回の感染拡大の犯人だと言えます。
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岡村隆史のグロテスク VS 糸井重里のグロテスク

2020年04月30日 | 日本とわたし
今日は、二人の著名人が発した、わたしには到底受け入れ難いメッセージを紹介します。
今面白くなかったとしても、コロナが収束したら絶対おもしろいことあるんですよ
コロナ明けたら、なかなかの可愛い人が、短期間ですけれども、美人さんがお嬢(性的サービスを提供する店員)やります
これ、なぜかと言えば、短時間でお金を稼がないと苦しいですから
3ヶ月の間、集中的に、可愛い子がそういうところでパッと働きます。
そしてパッとやめます。
それなりの生活に戻ったら、その3ヶ月のために頑張って、今は歯食いしばって頑張りましょう。
ぼくはそれを信じて今頑張っています。

今日のダーリン 4月26日

スポーツというスポーツが中止になっていて、もともとスポーツを熱心に見ていた身としては、大きななにかが欠けてしまったような気持ちでいる。
録画だとか再放送を楽しめばいいとも言えそうだが、それがそうはいかないんだなぁ。
スポーツ中継では、いま、じぶんたちと同じ時間に、どこかでがんばっている人たちのことを見ていたのだ。
観客席やテレビの前にいて、無力で熱心なじぶんの前で、いまあのチームが、あの選手ががんばっている。
そういう「ナマモノ」の活動が見たくて、ぼくらは声援を送ったり感動したりしていたのだ。
のっぺりとしたぼくらの日常に、全身全霊でなにかしている姿を見せてくれる。
これが観戦スポーツのおもしろさの真髄だったと思う。

そう考えてみると、ひとつの極端なプランだけれど、いま、ほとんどが自粛であり停滞であるような日々に、全身全霊ではたらいてくれている人びとがいる。
ちょっと想像するだけで、たくさんの人たちがいる。
医療関係の皆さん、保育に関わる皆さん、インフラを守ってくれている皆さん、ぼくらが感謝を伝えたいたくさんのはたらく人びとは、いまも、生命の危険や過労の渦のなかにいる。
批判されてばかりだけど、行政に関わる人たちだって、この状況のなかで必死にやっていると思う。
この人たちは、ライブな行動を禁じられたぼくらにとって「全身全霊でなにかしてくれている」選手なんだと思う。

テレビ局の皆さん、人を減らしたスタジオで限られた情報を元に床屋政談をしているより、「いま懸命にはたらいている前線」のようすを、ステイホームしている人たちに、伝えてくれないか。
都庁だって、病院だって保育園だってマスク工場だって、運送会社だって脳炎だって水道局だって…ぼくは見たい。
取材が邪魔になる場所については、うまく話し合って最小限の人数で、その現場の人たち以上の衛生管理でね。
「今日、いまも、こんなふうにはたらいています」という「警察24時」的な方法で、番組作れないかな。
ライブではたらいている人たちへの、さらなる敬意にもきっと繋がってくれると思うんだ。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
席を離すだけでなく、行くべき場所に行く報道番組を求む。

という糸井氏の言葉に対して、高橋宏和医師がこう述べています。

医療現場の片隅で働いている者として、2020年4月26日『今日のダーリン』で書かれている<都庁だって、病院だって保育園だってマスク工場だって、運送会社だって農園だって水道局だって…ぼくは見たい。>、なぜなら<スポーツというスポーツが中止になっていて、もともとスポーツを熱心に見ていた身としては、大きななにかが欠けてしまったような気持ちでいる。>から、というのはあんまりにもひどいと思いました。
 
ぼくら医療現場の人間は、感動ポルノのコンテンツではありません。
「ライブな行動を禁じられ」、スポーツ中継が中止になって「のっぺりした日常」を送っていて、誰かがんばっている人に「声援を送ったり感動したり」したいテレビの前の人のために働いているのではありません。

みなさんはどう思われましたか?
ぜひ、どちらの記事も、全体を読んでください。
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米国「外出自粛生活第9週目」事情

2020年04月28日 | 米国○○事情
外出自粛生活が9週目に入った。
零細自由業夫婦の我が家の経済は火の車で、そろそろ車輪が燃え尽きそうだ。
なのに大人一律13万円の小切手(または銀行振込)は、いまだにわたしたちの手に入っていない。
う〜ん…かなり煮詰まってきた。
平常時なら聴き逃せることが中耳の辺りに突き刺さったり、見逃せることがまぶたの裏でメラメラと燃えたりする。
これはやばい。

こういう時こそ、質素だけど美味いもんを食べよう。

かじりかけでちょっと失礼!
コロナ騒動があったからこそ見つけた小さなグルテンフリーパン屋さんの食パンと、最近凝ってる大根キムチのコラボ?

こん大根キムチを豪快にかじるのが流行ってる。
朝からキムチをガツガツ食べられるのは、オンラインレッスンならでは♪

近所の酒屋さんは、インターネットで注文を受け、それを店員さんが駐車場の車まで運んできてくれる。

ガソリンの値段がどんどん下がってきた。

ちょっと特別に山の散歩。





この毎日がいつまで続くのか、今はまだわからない。
もしかしたら、もう少し緩やかになるけれども、これが新たな日常になるのかもしれない。
もしかしたら、3月以前の暮らしが戻ってきても、秋頃にまた、第二波が襲ってくるかもしれない。
本当にどうなるのか誰にもわからない。
人と直に会って話したり笑ったりできないのって、こんなにも物足りない気持ちにさせるんだな。
当たり前だと思っていたたくさんの日常が、今ではとても懐かしい思い出みたいに思える。
家族でさえも、別の家や町に住んでいたら会えない。
お気に入りのレストランやお店にも行けない。
夫はずっと働くことさえできない。
無い無い尽くしの毎日だからこそ、楽しい事を見つけないとって思うのだけど、ここ2週間ほどはちょっとその元気も無い。
でも、無理やり元気にならなくてもいいと思う。
焦らなくてもいいよって自分に言ってやろうと思う。
まあ、ここ数日の間に、それは言ってはならないよっていうレベルの言葉を、怒りに任せて夫にぶつけてしまったので、反省はした方がいいのかも。
こういう時に人の本性っていうか、ずっとためてきてしまったものが出る。
ちょっとかっこ悪い。
患者を救うために、今この時もすごく危険な環境で頑張ってくれている人たち、物流を止めないようにいつも以上に働いてくれている人たちのことを思えば、わたしの鬱憤なんて贅沢すぎる。
わかっているんだけどね…。
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アベノマスクは幽霊会社を使った詐欺だった?! こんな時にまでこれやるか、安倍政権?!

2020年04月28日 | 日本とわたし

アベノマスクは不衛生だっただけでなく、またまた不正を行おうとしていたようです。
はっきり言って詐欺行為に匹敵すると思います。
466億円かかると言っていたものがいつの間にか90億円に下がり、じゃあ後の376億円(配送などの費用込み)は一体どこに?という疑問に、政府はなかなか答えなかったのですが、
やっと答えた「ユースビオ」という名の会社が、ものすごく怪しいことがわかりました。

でも、このことが発覚したのは、配布されたマスクが極めて不衛生であったという問題があったからです。
もしもマスク自体に問題が無かったら、絶対に有耶無耶になっていたことでした。
そのことが本当に腹が立ちます。
なんてふざけた政権与党なんだろうかと。
こんな連中に、この新型コロナ感染問題の対応なんて絶対の絶対に無理です!

では、その極めて怪しい会社について、ツイッターで続々と情報が流れてきましたので、そこからわずかですが拾ったものを紹介します。

このユースビオの社長は、3年前に、別会社で、消費税の脱税容疑で、仙台国税局から告発されたことがあります。

そしてなぜ、あれほどの欠品が出たのか。
やはり安倍案件だったからのようです。

この非常事態中に、こんなデタラメで悪質な詐欺行為をする政府を、どうやって信用しろって言うんでしょうか?

もうこんな政府与党に新型コロナ感染の対応を任せておけない。
そう思う人がどんどん増えてきたのではないでしょうか。
この安倍政府のせいで、この期に及んで、という言い回しを最近よくするようになりました。
破廉恥、恥知らず、極悪、無知無能…被害がこれ以上増えていかないようにするためにも、安倍政権には、せめてコロナ対策から退いてもらいたいと思います。

ちなみにこの記事の写真で、安倍首相の右側を歩いているのが、かの有名な「アベノマスク発案者」の佐伯氏です。
彼はあの大不評だった「アベノビデオ(家の中で優雅にくつろぐ安倍首相の図)」の発案者でもあります。
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日本の新型コロナウイルス感染防止については、「最初から手遅れだった」…今ごろなに言ってんの?

2020年04月24日 | 日本とわたし
3月2日に1週間滞在した日本からこちらに戻ってきてからずっと、本当にヤキモキしながら日本とアメリカの様子を見てきました。
わたしたちが外出自粛をしている2週間の間に、両国ともにじわじわと感染者数が増えてきて、いよいよ本格的な対応が必要になるだろうと思っていました。
3月の半ば頃、それまで新型コロナウイルスを軽視していたトランプ大統領が、いきなりギアを変えてものすごい勢いで対応をし始めました。
同じ頃、日本の安倍首相は、「東京オリンピックを完全な形で開催する」「新型コロナウイルスには負けない」などと言って、五輪開催に固執していました。
絶対にもう手遅れだと分かっていたので(感染について素人でも、海外のニュースを読んでいれば誰にだって分かります)、遅れた日数が増えるほどに結果が悪くなることは必至でした。

専門家会議などというものが開かれていましたが、その専門家たちが「五輪権化」の安倍首相に従ったのか忖度したのか、とにかく検査をしないでおこうという指針を発表したのです。
検査をしない限り感染者は出てきません。
政府(安倍首相)は、オリンピック開催を叶えるために、「感染者数は少ない!だから大丈夫!」ということにしたかった。
でも、例え日本の感染が少なくて済んだとしても、世界的に感染爆発が起きているのですから、参加する国が極端に少なくなって開催に漕ぎ着けないかもしれない可能性を考えることもできなかったのかと呆れますが、とにかくいい大人が、それも専門家が、責任のある行動ができなかったのです。
一部引用:
3月22日
「PCR検査を希望者全員にせず抑制しているから、感染者が少なく踏み止まっている。検査をすると院内感染が広がり、医療崩壊に陥る」

4月11日
「我々が政府に提言をするというような活動を始めた2月25日の時点で、既に、国内では、150例以上の感染者が出ていた。
で、北海道だけではなくて、かなり広範に感染者が見られていて、いわゆる弧発例、感染源がわからない感染者もその中には相当数含まれていた。

つまりその時点で、もうシンガポールや韓国で行われてたPCR検査を徹底的にやるということだけでは、感染連鎖をすべて見つけることはできないような状況にあった。

その状況だと、このウイルスは、症状が無い、あるいは非常に軽症の人が多いので、その状況で本当にすべての感染者を見つけようと思うと、日本に住むすべての人を一斉にPCRをかけないといけないということになるので、それは到底できないことなので、

そうなると、我々の戦略としては、クラスターを見つけて、そのクラスターの周りに存在する弧発例を見つけていくと、その弧発例の多さから流行規模を推計して、それによって対策の強弱を判断していくという戦略になる」

「やってる感」見せるために、事実を知らない顔をして、すでに手遅れのクラスター潰しで行くことにした。
なぜ、すでに手遅れになったか?
オリンピック開催のために、感染者が多くいるのに、少ないと国が見せかけていたためだ、と想像できる。

もうこれだけでも十分に酷いのですが、さらにこの数字をしつこく公言し続けていたことから、検査を受けたくても受けられない、最初から諦めた人たちが、自宅で様子見をしている間に亡くなったという例が次々に出てきてしまいました。

その悲惨な現状を経て初めて、こんな言い訳をする専門家。



そしてマスコミも同罪です。
こういう適当なことを吹聴する人間をテレビに出して放置しているからです。

この男はこんな調子のいいことを言っていましたが、微熱が出て疑わしくなった瞬間、検査を受けて治療を受けていました。
指定の体温にも達していなかったので、なぜ簡単に検査をしてもらえたのかを尋ねても、ヘラヘラと逃げるだけ。

国(政府、安倍首相)の妨害によって陽性検査が全く進まなかった日本。
これはもう人災、というより傷害罪、あるいは傷害致死罪に該当するのではないでしょうか。

ご遺族や友人の方々の悔しさ、悲しみ、怒りを考えるとたまらないです。
この記事の中で、菅官房長官がとんでもないことを言っています。
「自宅で療養している人の数は現時点では把握しておらず、今後把握していく。病院以外で死亡した感染者数も、今後把握していく」
なんなんでしょうか、このいい加減さは?

大体、こんな風に↓コロコロコロコロ基準を変えているわけですから、把握しようがありません。

新型コロナウイルスに感染した人は、軽症でも急激に悪化する場合があると、1ヶ月以上も前の3月22日のNHKニュースで報じられていました。

この新型コロナウイルスの感染問題は、本当にたくさんの物事の有り様を浮き彫りにしました。
世界の中では、日本はまだ間に合う、とはもう誰も思っていません。
完全な手遅れになってしまいました。
でも、その現実をいやでもなんでもしっかりと受け止め、今からできることを必死でやるしかありません。
こんな事↓をやっている時間はもう本当に無いのです。

参考になる国や町や州の例はたくさんあります。
とにかく踏ん張って欲しいと心から願っています。
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たまにはガハハと笑おう

2020年04月23日 | ひとりごと
ウィーン在住の幼馴染みが、「まあこれ見て気持ち軽くして」って言って教えてくれたサイトからの抜粋です。
珍誤植特集〜。

え、ほんとにいいんですか、そんな人ばっかり集まってきても?


じゃあ誰でも😅


ゴミが言うこと聞いてくれるかなあ…。


しみじみと感動してるって感じ。

ババ抜きで負けた日?

ウイルス付けてどないすんのん?

レディおガガ😂

だいぶ気が抜ける…。

それだけはご勘弁を〜〜〜😭

一瞬正しく見える。

インドがめちゃめちゃ強そう!

でした…どうツッ込んだらええもんか。

一文字ズレたらえらいことになる。

お〜い!わ〜い!

こんな式があったら辛過ぎる…。

ソーセージがくたくたになってぶっ倒れるんです。

確かにぎょうさん食べ過ぎたら太るけど…。

永遠の通勤時間…。


明菜ちゃんが?!

きっと、多分、黒いっていう意味やと思うんやけど、でも黒い豚じゃなくて黒豚やし…。

以上、少しは息抜きになりましたでしょうか?
わたし的には『石油ハァンヒーター』と『わきげ袋入り』が栄光の一等賞。
みなさんにとっての一等賞はどれでしょうかね?
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「アベノミクス」で始まり「アベノマスク」で終わる安倍晋三の政治生命

2020年04月22日 | 日本とわたし
さすがにもうダメだ。
どこの国より遅れてしまった感染対策。
やっと何かやったかと思ったら、こんな不衛生で古いマスクを全国津々浦々の家庭に送りつけてきた。
それも466億円もの税金を使って。
アベノマスクとあだ名がついたその布マスクは、今やカビノマスクと名前が変わった。
もう本当に無理だ。
安倍晋三には総理の座を退いてもらわないと日本は本当に沈没する。  

もう背中さえも見えなくなった、ずっと遠くに行ってしまった台湾から、日本への支援マスクが届いた。
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米国「新型コロナウイルス感染騒動中のお買いもの」事情

2020年04月21日 | 米国○○事情
外出自粛生活が始まって丸40日が経った。
慣れてきたこともあるし、どうしても慣れないこともある。
機嫌が良い時もあるし、イライラが募ってコントロールできない時もある。
ぼちぼち受け取る人が出てきた一律給付金は、うちにはまだ届いていない。
夫の新型コロナ特別臨時失業保険の申し込みも、まだ宙ぶらりんのままで、収入ゼロが続いている。
こんな暮らしがいつまで続くのかは誰にも分からない。
毎日自分の町や郡別の感染データを見ているけれど、こんな小さな町でさえも新たに650人強の人の感染が見つかり、32名もの人が亡くなっている。
この人数が、減りもしないが増えもしないという状態が続いている。
ニューヨークのクオモ知事が毎日の会見で言っているように、もしかしたら今やっと、最悪の頂点に到達していて、これが台形の天辺みたいにしばらく続き、あとは降下していくかもしれない。

でも、一体どの時点で収束したと判断できるのだろう。
一旦解除した途端にまた感染が悪化した町もある。
相手が目に見えない、けれども確実にどこかにへばりついていて、とても強い力で感染し、命を脅かすウイルスだからタチが悪い。

家にずっといると食べ物への執着が増す。
これは想定外だった。
いつも気軽に買って食べていた薄焼き煎餅やコーンチップスをとうとう食べ尽くしてしまってからの1週間は、まずは夫の、次にわたしの機嫌が、みるみる悪くなっていった。
かっこ悪いので認めたくなかったが、その原因は分かっていた。
煎餅とチップス…。
スライス餅でごまかそうとしたが、二日で決壊した。
冷蔵冷凍庫と食材棚を一掃するまたとないチャンスだ!頑張るぞ!などと鼓舞するのだが、まるで効き目がない。
オンラインで、と思ったけれど、わたしたちのために誰かが買い物に行って届けてくれるわけで、大怪我をして動けないならまだしも、なんだか気が引けた。

うちから車で1時間ほどの所に住んでいる親友にお願いして、農場の野菜とオーガニックのお肉を買いに出かける計画を立てた。
彼女たちが暮らす町は、ニュージャージー州の外れで、新型コロナの被害が断トツに少ない。
断トツに多い町のスーパーよりもきっと安全だろうと思った。
けれども、それが早くて今週の土曜日になると知って、心の枝がポキリと折れた。

やっぱり自分たちで買い物しよう、行こう、ということになった。

久しぶりに来たオーガニックスーパー。
入店制限のために、外で待つ人たちの姿が見えた。

みんなきちんとSosial Distanceを守って並んでいる。

30分ほど待ってやっと店の中に入ったら、見たこともないくらいにガラガラだった。
すれ違う時は2、3歩後退りして、とにかく距離を保つ。
マスクをつけ、話もせず、黙々と買い物をするわたしたち。
買い物という日常がこんなにも呆気なく消えてしまうなんて、想像もしていなかった。

レジまでは床の足の印の上に立たなければならない。

レジでは韓国マーケットと同じく、プラスティックの板が据え付けられていた。
レジ係の人たちを、買い物客との接触から守るためだ。
いつもは話が弾むその場所も、誰も全く話さない。
商品のバーコードを読み取る機械の、ピッピッという音だけが響いていた。

買い物を家に持ち帰り、まずは玄関前に全てを置き、一つ一つ表面を拭いてから台所に持ち込む。
これがまた一苦労なのだ。
極寒の冬でなくてほんとに良かった。
紙袋は丸一日玄関ポーチに放置して、次の買い物に使う。
マイバッグの使用も禁止になったので。

でも、並んでいる間に良いことを聞いた。
高齢者(この店の場合は60歳以上)は毎日、開店時間の9時より1時間前(だから8時ですね)にお店に入ることができるらしい。
お年寄りに感染すると症状が重くなるので、人が少ない時に、という配慮らしい。
いやあ、わたしは思いっきり高齢者の枠内に入っているではないか!!
63歳がこれほど嬉しかったことはない!
なんて、ほんの5日前になったところなんだけど…。
行くぞ、8時に!
待っててくれよWhole Foods!
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「地獄のお隣、医療の現場より」by 四谷三丁目さん

2020年04月20日 | 日本とわたし
この方の叫びを読んでから1時間ほど経ちましたが、まだ言葉が見つかりません。
部分的に引用させてもらいながら紹介しようと思っていましたがどうしてもできません。
全文を転載させてもらいます。
書き手の方から削除の要請が来た場合は、下記のURLだけ残します。
長い文章ですが、どうか最後まで読んでください。

医療の現場から②

気が狂いそうなのでしたためておく。
私は首都圏の「けっこう大きな病院」に勤める看護師だ。
今回の新型コロナウイルス感染症の蔓延を受け、行政からの要請を受けて、最大80名の陽性患者を受け入れることが決定した。
80床の空床確保のために入院患者の大移動、新規入院や手術の制限が始まったのが4月の初め。
そこから2週間が経過した。
ちなみに3月末より現在まで、全職員、マスクは3日に一枚の使用制限がかけられている。
4月の2週目。
新型コロナウイルス感染症陽性患者の受け入れ拡大が決定してからの混乱は、収まってないがなんとなく慣れてきた。
混乱していることに慣れてきた。
大騒動だった患者の大移動は完了し、3日間使いまわしたマスクの臭さに辟易しながらも、通常業務は続く。
丸1日患者さんと喋り倒したあとのマスクを3日間保管すると、あんなに臭うなんてことは一生知りたくなかったが、とにもかくにも2週間も同じ状態が続けば、なんとか慣れようともがくようになった。
昼飯をカレーにした翌日、盛大に後悔して以来、もっぱら蕎麦を食べ続けている。

ちらほらと陽性疑いの患者が現れ、CTとPCR検査を実施することも“日常”となり、なんとなく、みんな「こんな調子が続くのかな」と思っている気配があった。
「怪しい」患者さんも、PCR検査陰性1回で通常対応可になるのは未だに解せないが。
解せないが、2回3回やる余裕がないことは分かる。
分かるので仕方がない…のだろうか。
うん。

同じころ、上層部から、「職員はなるべく公共交通機関を利用せずに通勤してほしい」とお達しがあった。
「市民を守るためにも」、という文言にけっこうビクッとする。
そうか。
「私たちが感染源になる」ことを懸念しないといけないのか。
まあ、そうか。
そうなのか。
そうか…。

通勤中にソシャゲができなくなることに葛藤したが、しょうがないので車通勤に切り替えた。
これも医療従事者の務めかな、と思うくらいの調子は取り戻していた。
渋滞を覚悟していた職場最寄りのインターは、自粛要請のためかびっくりするくらい空いていて、想定よりもかなり早めに着いた。

看護師駐車場の片隅で、泣いている子がいた。
目が合ってしまい、うろたえつつ、じろじろ見るのも悪いだろうかと思ってそそくさと脇を通過した。
4月に入職したばかりの子だろうか。
たった2週間で泣かせるなんて恐ろしい病棟だなぁ…どこだろう…なんて考えながら職場につくと先輩がいたので、思わず話題に出した。
「ああ多分ね、A病棟の看護師じゃないかな…。みんな毎日泣いてるんだって」
驚きを通り越して肝が潰れた。
40床全てが新型コロナウイルス感染症陽性患者で埋まる予定のA病棟は、今年新卒入職者が配属されなかった。
当たり前だが、新人を受け入れられる状況ではない。
元々いた2年目以上のスタッフと、新卒者の不足分を補うために、中堅やベテランスタッフが何人か異動したと聞いていた。
泣きながら仕事をしているとは???
いや、その通りだ。
泣きながら仕事をしているそうだ。
みんな泣いているらしい。
私が見たわけではないが。
事実、みんな泣いているらしい。
みんな泣いているとは???
文字通りだよ。
みんな泣いているらしい。
過酷な業務に耐えかねて、泣きながら出勤し、いつまでも終わらない業務を泣きながらこなしているらしい。
こなす、こなすとはなんだろう。
泣きながら???
それはこなせてないんじゃないか???
考えれば当たり前だ。
レシピ(人工呼吸器)付きの患者なんて、1病棟に一人いるだけで業務は逼迫する。
呼吸器の管理、頻繁かつ気を遣う吸痰に、2時間ごとの体位交換、全介助の清潔ケア。
点滴タワーはシリンジポンプまみれだろう。
それが何人?
しかも全員、新型ウイルスの陽性患者だ。
「来週の私たちかもね」
先輩がポツリと零した。
肝がつぶれた。
私はまだまだまだまだ甘かった。
この期に及んで甘かった。
「新型の感染症が世界中に蔓延するフィクション」の中で、対応する看護師が泣きながら仕事している描写があったら、私は、「医療現場の描写にリアリティがないな~」とか言うかもしれない。
「看護師=女=すぐメソメソする、みたいなイメージで書いてない?現実の看護師なんてメンタルゴリラばっかりですけどw」とか、調子よくこき下ろす自分が想像に容易い。

現実が、私の想像できる「リアリティ」を超えている。
次の陽性患者受け入れ病棟が、B病棟に決まった。
当然ながら、収容予定は80床なので、2病棟分必要になる。
エレベーターのA病棟とB病棟の階数ボタンは、ビニールテープで×が貼られ押せなくなった。
ちょっと前までは他病棟からヘルプに行くこともあったが、もうそれもない。
完全な隔離病棟だ。
受け入れが始まるとすぐに、「B病棟のスタッフも泣き始めたって…」と聞くようになった。
かき集められた精鋭部隊ではない。
たまたま配属されていた職場に、白羽の矢が立ってしまっただけのスタッフたちだ。
たまたま配属されただけの職場が、ある日突然地獄になる。
理不尽だとすら思う。
いや理不尽だろうこれは。
他病棟だって、A,B病棟から転棟してきた患者の対応でいっぱいいっぱいで、易々と人手を回せる状態じゃない。
A,B病棟全体を隔離する規模になってしまったので、手が空いたからと一時的なヘルプをするのも、感染制御の観点から不可能だ。
どん詰まっている。
医師たちが、「最終的には100床受け入れるってね」「そうなるよな」「そのうち2割が重症者か…」と立ち話しているのを聞いてしまった。
80床のはずでは???
20床、ICUまるまる一つ分だ。
誤差の範囲じゃないぞ。
何が何がどうなってるんだ。
次、地獄に落ちるのはどこだ。
来週の私たち。
先輩の言葉を思い出し胃が冷える。

テレビで我が県の知事が、「感染症指定病院に要請し、受け入れを拡大予定」と話している。
突然20床増えた意味が分かった。
当然それを責めるわけではない。
いくら増やしても足りないくらいじゃないだろうか。
責めはしないが、受け入れるのは我々である。
ただただ事実として、地獄が広がっていく。

4月3週目。
当然のごとくN95の在庫が切れた。
分かってた。
もう分かってました。
イタリアでもアメリカでも、どこでもかしこでも尽きていたN95が、当然のごとく尽きた。
何もかもが、「前例」通りに突き進んでいく。
2か月前のイタリアに右へ倣えだ。
右へ倣えだ。
この国の医療現場は、他国が2か月前に通っていた道を丁寧になぞって、地獄へ突き進んでいく。
N95は、滅菌室で再滅菌して使いまわすことになった。
書いていて発狂しそうだ。
陽性患者対応に使用したウイルスたっぷりのN95を、滅菌室に運んで、常駐の滅菌委託業者さんが滅菌する。
使い捨てのマスクを。
「絶対に入ってこないで!!!」と、滅菌室から全部署に連絡があった。
そうですよね。
ウイルスたっぷりのマスクを滅菌中なので。
気が狂いそうだ。
滅菌室のスタッフが可哀そうでならない。
滅菌のプロフェッショナルたちも、新型の感染症陽性患者に使った使い捨てマスクを再滅菌する未来なんて、想像してなかっただろう。
なんなんだこれは。
再滅菌したマスクは、該当の病棟に返っていく。
たまたまそこに配属されていたスタッフが、使い捨てのマスクを延々と使用し、未知の感染症患者に対応していく。
泣きながら。

その彼らに、ポリ袋がかぶせられる日も近いんだろうきっと。
ねえ。

気が狂いそうだよ。

私は、陽性患者100名を収容予定の感染症指定病院に勤務していて、毎朝緊張しながら体温測定をしていて、サージカルマスクは3日間使いまわしていて、コロコロ変わる手術予定に振りまわされていて、疑陰性なんじゃないかとヒヤヒヤしながら患者対応をしていて、自分が感染源になる可能性にビビって車通勤に切り替えて、昼食にカレーは控えるようになって、でも、
まだまだまだまだ全く「大丈夫」な看護師だ。
私がいるのは地獄じゃない。
こんなもんじゃない。
こんなもんじゃなかった。
こんなもんじゃないんだよ。

考えるだけで気が狂いそうだよ!!!!!!!!!!!!!!
死人が出るよ。
患者さんのことじゃない。
院内感染の話でもない。
自殺者が出るよ。
知ってください。
お願いです。
知ってください。
最前線は地獄の底だ。
駐車場で泣いていた子。
新卒と間違えるほど若い子だった。
人目につくところで泣いていたのは、SOSだったんじゃないか。
思い切って話しかけるべきだったんじゃないか。
後悔し続けている。
毎朝駐車場で探してしまうが、あれ以来見かけたことはない。
怖くて仕方がない。
うちはまだ院内感染が起きていない。
どう考えても時間の問題だとしか思えないが、とりあえず最大の爆弾はまだ爆発していない。それでこれなのだ。
すでに院内感染が発生している病院は、どれほどの苦境にいるのだろう。
想像するだけでキツい。
怖い。

言葉にするだけで気が狂いそうだ。
この国のどこかで、すでに命を絶った医療従事者がいるかもしれない。
最前線はそういう状況だった。
とっくのとうに地獄の窯の底だった。


4月18日。
NHKで新型コロナウイルスの特集をしていた。
右上に出ている見出しには、「差し迫る医療崩壊!」とある。

とっくに崩壊してんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

見て分からないのか?!?!?!?!?!?!?!

NHKに限らない。
メディアさんたち、いつまで「差し迫った」だの、「どう防ぐ」だの、「瀬戸際」だの言うつもりだ???
1か月くらい前からずーーーーーーっと迫り続けてない???
今どの辺まで迫ってるの???
瀬戸際の瀬戸際の瀬戸際くらい????
来週は瀬戸際の瀬戸際の瀬戸際の瀬戸際か???????

「ついに訪れた医療崩壊」くらいのさ!!!!!
見出しをつけるくらいのさ!!!!!!
そんくらいの気骨を見せてよ!!!!!!!!
伝えてくれよ!!!!!!!!!!
視聴率とれるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

医療現場は崩壊してます。
毎日泣きながら働く最前線スタッフの苦しみと、底が尽き果てた医療資材と、ベッドを増やしても増やしても溢れ続ける患者と、もう防ぎようのない院内感染と、何をとっても崩壊しきっているとしか思えない。
意地でもそれを認められないらしいメディアさんのおかげで、最近テレビそのものが苦痛でしかたない。
どうして???
何なの???
「これもう崩壊してるよね」って言ったらどっかから怒られるの???
ここは北朝鮮か??????
(4月20日 サンデージャポンで「ついに崩壊か?!」という見出しを確認。サンジャポにいいね!する日がくるとは)


4月16日。
日本看護協会が厚労省へ要望書を出した。

とても失礼ながら、こんな強く声を上げる団体だと思っていなかった。
毎年給料から年会費2万円を強制徴収する団体、という認識しかなかった。
表参道のエルメス(ヴィトンだったかもしれない)の隣に立つビルを見るたびに、「私たちの年会費で建てたビル」「埼玉に引っ越せ」と野次っていてすまん。
びっくりした。
危機に際して、所属する団体のトップが、自分たちを守ろうと毅然と声を上げてくれることが、現場の声をくみ取って動いてくれることが、こんなに安心感を与えるものだと思わなかった。
体験したことがなかったので。
ねえ内閣総理大臣。

要望書を見た友人が、心配してLINEをくれた。
医療職ではない人が見てもギョッとするくらい、逼迫するものを感じたのだろう。
「お願いだから、自分の身を最優先にしてね」の言葉にちょっと泣いた。
私も本当に、本当にそう思う。

これを読むかもしれない看護師さんに伝えたい。
医師にもコメディカルにも、委託業者さんにも、クラークさんにも、助手さんにも伝えたい。
声を上げる気力もないほど追い詰められている、崩壊しきった医療現場のあなたに、どうかどうか届いてほしい。
逃げていい。
逃げましょう。
絶対に身を粗末にしないでほしい。
死なないでほしい。
お願いだから。
心が潰れそうな思いでいる。
同僚が、友人が、私の大切な人が、誰かの大切な人が、地獄の底にいるかもしれない。
医療資材が次々に底を尽きる現場で、泣きながら働き続けて、心身を壊してしまうかもしれない。
命を絶ってしまうかもしれない。
気が狂いそうだ。
本当にお願いだから、絶対に死なないでほしい。
誰も死なないでほしい。
逃げてほしい。
あなたも私も、生活の糧に医療職を選んだだけの、ごく普通の人間だ。
専門職としてのプライドも信念も、たぶん奉仕精神みたいなもんも持っているけども、それは生業の範疇の話であって、食べていくために必要だから身に着けたのであって、言うなれば職業人としてのプライドだ。
絶対に殉じるようなものじゃない。

ポリ袋かぶせられる前に逃げて何が悪いんだよ!!!!!!!!!!!!

何でこんな目に合わないといけないんだ?!?!?!
私はまだ地獄には落ちていない。
まだ怒ることができる。
声を上げる気力がある。
その私でも、怒りよりも絶望感に心を浸され始めている。
なんでそのまんまイタリアと同じことになってるんだ?
この世界難を前に、2カ月間何をしていたの?
オリンピック開催に躍起になり、サージカルマスクを自分のパーティーで何百枚も配り、横流しし、466億円をかけて不良品入りの布マスクを配ってました。
あと、犬を撫でてる動画を公開した。
そうですか、ハイ。
あんたらがポリ袋被ってくれ!!!!!!!!!!!!!!!
「先手先手」の意味知ってるか??????????

そしてマジで気を失いそうなんだけど、不良品の話は本当なの???
もうね、さすがにデマであってほしいと願うレベルだよ!!!!!!!
不良品が事実だとして!!!!!どこで作ってんだそのマスク!!!!!!!!
ねえ、まさか新型コロナウイルス付いてないよね?????
本当に冗談じゃないんだけど?????
ここが最底辺だろうと思うたびに、「最低」の底が軽々とブチ抜かれていく。
本当に怖いよこの国が。
現政府が。
おかしいだろ。
普通に考えて何もかもおかしいだろ。

466億円かけて虫付きの布マスク配る国だぞ!!!!!!!!!

正気でいられないよ!!!!!!!!!!!!

こんな政府のせいで死にたくない。
医療現場だけでなく、と言う余裕はもうなくなってしまった。
建前は吹き飛んだ。
私は我が身の安全と、同じ医療現場で苦しんでいる仲間のことしか考えられない。
あなたのことが心配だ。
お願いだから、命を絶たないで。
サージカルマスクもプラスチックガウンもN95も、何も間に合わないし、金がもらえたとしても先の話だろう。
4/17に発表された、新型コロナウイルス診療への診療報酬倍増は、久々にブチ切れないニュースだった。
だけども、残念ながら、これはスタッフの手に渡る金ではない。
具体的に、どこの部分が何点上がるのか発表されないことには、病院に入る利益だってどんなもんか分からない。
今まで散々、お金を取りやすいところから、手がかかりやすいところから、狙い撃ちするように診療報酬を削り取られ続けてきたので、信用ができない。
これはまた、別の怒りが噴き出してしまうからやめておくが。
看護協会が、「危険手当て」と明言したのはここだろう。
地獄の底で苦しんでいるスタッフ全員の手元に行き渡る報いが欲しい。
「命がけ」が文字通りである現実に、国や行政からの具体的な報いがほしい。
エールはもういい。

逃げような。

朝起きて、「無理だ」と思ったらすぐ逃げてほしい。
スマホの電源を切って、鞄にパンツと歯ブラシだけ詰めて、堂々と公共交通機関を使って、安らげる場所に逃げてほしい。
できれば、友人とか家族とか恋人とか、あなたを大切にしている誰かの元に。
真面目な方ほど、患者さん思いで、真摯で誠実な“医療従事者”ほど勇気がいるだろう。
患者さんや他のスタッフの顔が浮かんでしまうだろう。
よくよく分かる。
でも勇気を出して、逃げてほしい。
心からのお願いだ。

私はそうするつもりだ。
叩くなら叩けばいい。
知ったことか。

身近に医療従事者、および病院スタッフがいる方、ちょっとでも不安があったら、連絡をとってみてください。
できれば電話をして、声を届けてください。
思いもよらぬところで、全く予期せず地獄に落ちているスタッフがたくさんいる。
「心配しすぎだよ」と笑われるくらいならそれでいい。
取り返しのつかない悔恨が生まれてほしくない。

これは私が目にしているそのままの現実だ。
書き記す気力があるうちに、見たものを、この感情を残さねばと思い書いている。
感情の中でも、特に「怒り」は、抜きんでて鮮度が命だから。
フレッシュな怒りを持ち続けるのは不可能だ。
だけど、言葉を使って真空パックしておくことはできる。
この渦中における感情をそのまま書き写した言葉は、きっと、後々自分の中で価値あるものになる。
忘れてなるものか。
まだ気力がある方たち。
「自分がこんな苦境に立たされている」と言葉にしてほしい。
声を上げて、残しておいてほしい。
「もっと大変な人がいる」とか、建前なんか立てなくていい。
矛先が鈍るだけだ。
他でもない“あなた”が苦しめられていることに怒っていい。
声を上げていい。
当たり前のことだと思う。
自分のために声を上げるということが、「わがまま」とか「欲張り」と混同されて委縮していくのが、見ていてとても辛い。

みんな自分を大切にして。
第一にして。
「もう無理」と思ったら、着の身着のままで逃げよう。
そんで国から貰えるお金をぜーーーーんぶ貰って生き残ろう。
お金が足りなかったら、「足りない!」とまた声を上げよう。
声を上げて、もらえたらラッキーだ。
とりあえず声を上げたらいい。
それでいい。
「今ここにいる人」なら、誰でもみんなその権利がある。
人権ってやつが。
諦めずに、うるさく、しつこく、声を上げよう。
そして生き残ってほしい。
お願いだから。

駐車場で泣いていたあの子の姿が、目に焼き付いて離れない。
どうしたの?と一言、声をかければよかった。
後悔し続けている。
あなたに届いてほしい。
その一心で、今、これを書いています。
地獄のお隣、医療の現場より。
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ネトウヨ発の情報を使って朝日新聞を皮肉り、自分が強行配布した布マスク「アベノマスク」を正当化した安倍首相。ここまで下劣な首相が今までいただろうか?

2020年04月19日 | 日本とわたし
17日に行われた記者会見で、朝日新聞の記者から、「各世帯に2枚ずつ配られた布マスクについて、受け取った市民の多くから批判が続出している」と指摘された安倍首相。
何をどう思ったのか、それともはじめから予想して答えを用意していたのか、それは定かではありませんが、
「御社のネット(通販)でも、布マスクを3300円で販売しておられたと承知している。つまりそのような需要も十分にある中で、2枚の配布をさせていただいた」と皮肉ったのでした。

えらく細かいところまで知ってるな。
しかも、いかにもその販売が布マスク配布に至った理由の一つ、みたいな言い方だしな。
またいつものネトウヨ仲間からの、朝日憎し情報の受け売りじゃないのかな。


一部引用:
実は、朝日新聞社が運営する通販サイト「朝日新聞SHOP」で布マスクを販売していたという話は、
4月5日に、ネトウヨニュースサイトの「アノニマスポスト」が記事にし、ネトウヨが一斉に攻撃を仕掛け、「朝日新聞SHOP」が休止に追い込まれていた
その後、『週刊新潮』4月9日発売号も後追いし、さらに騒ぎは大きくなっていた。
 
つまり、安倍首相は、ネトウヨ発の情報を使って朝日を攻撃し、自分が強行した布マスク「アベノマスク」を正当化したわけだ。

会見後、ネトウヨは朝日攻撃をエスカレート
朝日新聞が販売する布マスクを製造している大阪・泉大津市内の繊維会社までが、炎上にさらされている

朝日が販売した布マスクは、大阪府泉大津市の「日本一の毛布のまちのマスクプロジェクト」から生まれた商品なのだが、
この「マスクプロジェクト」は、泉大津市の南出賢一市長が、“毛布の生産技術を生かしマスク不足解消の一助にしたい”と企画し、商工会議所が市内の業者に参加を呼びかけて始まったもの。
つまり、マスク不足解消と地域おこしという目的で市が音頭をとった、かなり公的な意味合いの強いプロジェクト。

朝日新聞はこの公的プロジェクトの一部の商品を、自社の通販サイトで取り扱い、販売予約を受け付け始めた。
つまり、朝日はこのプロジェクトに賛同し、販売ルートを提供したにすぎないのだ。

ところがこれを、ネトウヨがあたかも「コロナにつけこんで、高額マスクを売りつけている」ように歪め、さらには一国の首相が便乗したのだ。

酷くないですか?
つい先日も、ネトウヨ系メディアでネトウヨ連中がしゃべっている話を真に受けて、それをそのまま会見や国会で口にしてしまっている安倍首相のことをツイートしたところなのに…。
ここまで程度が低いって本当にダメじゃないですか?


さてその泉大津市プロジェクトの逸品マスク、一体どんな物なのでしょうか?

正直言って、繊維の町泉大津市が主導し、地元メーカー6社が長年培った技術を駆使して手作りした、150回も再利用ができる布マスクを、一枚1500で買えるなら買いたいです!

そんなことは一切知らないのでしょう、新聞記事の「“布マスク批判”を指摘の朝日記者に首相が反撃」というタイトルに、「安倍応援団」がワラワラと集まってきました。

ちょっとぐらい調べたらどうかと思いますが…。
比べ物にならない品質のアベノマスクをどうして庇いたいのかそこが全く分からないのですが、この人のツイートはいけません。許されるものではありません。

結局事の真相などどうでもいい、という態度でここまでエスカレートするのですから酷いものです。
さて、アベノマスクはどんなものなのか。

まだ配布が始まってから少ししか経っていないのにこれ?!
「変色している」
「髪の毛が混入している」
「虫が混入している」

しかも一回の洗濯(それも注意書通りに気をつけたそうです)でこんなに縮みました。


もう言葉が見つかりません。
一体どんなふうに、どんな場所で、どんな人たちによって製造されたものなんでしょうか?
まさか、小学校の給食用に、長い長い間どこかに備蓄されていた、もうどうしようもないマスク、みたいな酷い話ではないですよね…。
そんな劣悪なマスクと一緒に括られてしまった泉大津市のプロジェクトマスクが気の毒でなりません。


さらに、これはアベノマスクとは別物ですが、こんな社会もどうなんでしょう?
危険から身を守るよりも見た目が大事?規則が大事?面子が大事?
臨機応変というのは死語なのでしょうか?


一方で、愚鈍で無能な政府をもうこれ以上待てないと、自治体が頑張ってくれています!

マスクだけじゃなく、
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