ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

雨のち曇りのち晴れ

2022年10月31日 | 音楽とわたし
昨日やった大人の生徒だけのリハーサルで、「僕は舞台の上で弾くのなんか絶対に無理だ」と言って発表会には出ないことにしていた生徒さんが、みんなの前でよく弾けて、それでみんなからもったいないよ〜と散々言われて、じゃあ連弾曲だけなら、と勇気を出して参加することになりました。
人前で、それも100人近くの大勢の人たちの前で弾くのは、実際大変なことです。
ましてや初体験ならばなおのこと、経験が無いので恐怖感はうなぎのぼり。
生徒さんの中に、緊張が高まってくると指全体がブルブルと震え始める人が二人います。
実はわたしも、50歳を過ぎたあたりから、演奏の最中に指や足が震えるようになりました。
それまではいくら緊張してもそんなことは無かったのに、初めてその震えを経験した時はびっくりして、舞台の上で止まれ!止まれ!と、心の中で叫び続けていました。
それからというもの、人前で弾くと必ず震えるようになり、ああ、これは新たなわたし流の緊張の表れなんだと、とりあえず納得するしかしようがなくなってしまいました。
ピアノ弾き専門、そこまで贅沢言わずに楽器の演奏家専門のセラピストさん、なんていらっしゃるのかな。
もしいらっしゃったら相談したいものです。
その生徒さんたちにリハーサル後にお話ししました。
わたしも弾いている途中に指が震え始めて困ったんだけども、どんなにいろいろ試しても止まらないので、もう諦めて震えるっていうことも全部ひっくるめてこれがわたしだと思うことにした、と。
そうすると震えてはいるんだけど、震えていない時と同じように弾けるようになった。
だから震えても焦ったり止めようとしたりせずに、ありのままで、このままでいいんだと納得してあげて、音作りやフレーズの流れや表現に集中することができるよう、この最後の1週間を頑張ってみてとお願いしました。
うまくいくといいなあ。

さて、夫がようやく陰性反応を得ることができました。
発症して4日後からはほぼ普通の状態に戻っていたのに、検査結果だけがいつまで経っても陽性だったので、さぞイライラしただろうと思います。
今日から毎週日曜日に、マンハッタンのスタジオで、オーケストラの練習が始まりました。
毎年のこととはいえ、オーケストラのメンバーを集めるのはとても大変で、音楽協会のエグゼクティブディレクターとメイン指揮者の二人が大奮闘してくれて、ようやく練習開始に漕ぎ着けたのでした。
今日の曲はバルトークのRumanian Folk DancesとHolstのSt. Paul Suiteの2曲。
どちらもうちのオーケストラのサイズと性格に合っていてすごく面白い曲でした。

マンハッタンのビルは空と相性がいいので、ついつい撮りたくなってしまいます。

ABCニュース局の放送中。


オーケストラの練習前に、めっちゃ遠くからレッスンを受けに来てくれている生徒さんを、同タジオ内の練習室を借りて教えることができたのも嬉しかったです。
というわけで、今日は1時から5時までスタジオにこもりっきりで、その間待っていてくれた夫が「このまま帰るか、それとも食べて帰るか」と聞いてきたので、せっかく久しぶりに外に出たので食事をしてから帰ることにしました。

夫の待つレストランまで行く途中で撮ったメトロポリタン劇場。

帰りの車の中から撮ったメトロポリタン劇場。

歴史博物館もいい感じ。


やっといつもと同じに戻れた感じがして、抱えていた心配が小さなため息と一緒に唇からもれてきました。
これから日本に向かって飛行機に乗る20日の朝まで、とにかくCOVIDに罹らないよう祈り続けるつもりです。
2年と8ヶ月ぶりの日本。
いろいろと準備を整えてはいるのですが、旅行を決めた際に一番難しいのが、家猫たちの世話を頼むことです。
今回は11月20日から12月4日までの15日間。
感謝祭後の1週間は、友人がうちに泊まり込んで世話をしてくれることになりました。
最初の1週間は感謝祭がある週なので、これがもう本当に難しい…。
こちらももう、見つかることを祈るしか無いという心境です。
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梨泰院ハロウィン圧死事故から改めて反省したこと

2022年10月30日 | 世界とわたし
夕飯を食べた後、夫に「韓国で大変なことが起きたの知ってる?」と聞かれた。
今日は朝からずっとまた、発表会関連の必要な物を発注したり、発注してからミスに気がついて慌てて訂正してもらおうと思ったら間に合わなくて、その解決策をうんうん唸って考えてたり、通常のレッスンに来られない人たちの代替えレッスン日を決めようとしたら、あーでもないこーでもないと言ってどの日も来られそうになくて、仕方なくこちらが時間をやりくりして決めたりしていたので、世間で何が起こってるのかなんてところにまで頭が回らない。
韓国のことならWooさんにって思ってちょこっとTwitterを覗いてみた。

なんてこった…。

こちらのテレビでもかなり放送されてたみたいだったけど、テレビは夜にドラマを1時間ほど観るのにつけるだけで、普段は全く観ていないから全然知らなかった。
今では亡くなった方が150人を超えてしまっている。
中でも若い女性が多かったらしい。

わたしはよく、夫からも息子たちからも、「おかあさんは危機感が無さ過ぎる」「普通寄って行かないようなところにフラフラと近づいていく傾向がある」「明らかに危険な兆候が見えてきた時に限ってボーッとする」と言われる。
マンハッタンの通りを歩いている時など、夫や息子にいきなり服の袖をグイッと引っ張られることが何度もある。
なのでさすがにこの歳になって、そういうクセは直さないとな、とは思っている。
だからこういう事件を知ると必ず、知らず知らずのうちに巻き込まれてしまっている自分を想像してしまう。
一度、何年か前のマンハッタンでのハロウィン祭りに出かけたことがあって、その時も狭い通りに人が集結してしまって、身動きが取れなくなったことがあった。
ほんの数分の間に、あれよあれよという間におしくらまんじゅうみたいな状態になって、そうなるともう自分の意志ではどうしようもなくなってしまってゾッとした。
その時も夫が、いきなりわたしの腕を掴んで、店の軒先のわずかな空間に無理矢理引っ張り出してくれた。
なんていうか、なかなか引っこ抜けなかったワインのコルク栓をスポンと抜いたみたいに。
これはもう今ここで諦めてやめるべきだ、というふうに決心がつかないまま、ゆるゆると危険地帯に近づいてしまうのがわたしで、無理も我慢もせずにさっさと止められるのが夫。
おかげで何度も助けられた。
なのでもう、人混みにはできるだけ近づかないようにしている。

でもあそこまで人が集まってしまうことを予想できなかったのだろうな。
コロナ禍でずっと鬱積していた人々のフラストレーションが、お祭り気分で一気に爆裂したのだろうな。
こんなことで死にたくなんか無かっただろうな。
ご本人の無念とご遺族の悲しみを思うとたまらなくなる。
せめて通行規制がちゃんと取られていたら、ここまでの事故にはならなかっただろうに。
亡くなった方々のご冥福を心からお祈りします。

韓国では大きな事故が起こるたびに、いろいろなシステムが新しく整備されたり、二度と繰り返されるようなことが無いような対策が全国規模で取られる。

追加情報です。
警備が手薄になっていたのは、こんな事情があったからだろうか。

Wooさんの追加情報。
追加報道によりますと、当時梨泰院に警察兵力200人を配置しましたが、龍山の大統領室警護のためにこの兵力さえも相当数を再び大統領室警護に投入したということです。 
そして梨泰院の商人たちに自ら秩序維持をしろと言いました。
 結局この惨事が発生しました。 
必ず審判しなければなりません。

おまけに。
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秋の夜長の独りごち

2022年10月29日 | ひとりごと
やっとこさ間に合いそうな気がする今日この頃、この最後の2週間のしんどいことしんどいこと。
今回はそこに夫のコロナ感染が加わってしまったので、ストレスの波の高さが半端ではありません。
おっしゃ〜〆のレッスンやるで〜!という時に、連弾の練習が不可能なオンラインレッスンに切り替えなければならなくて、そもそもオンラインのレッスン自体が超ストレスフル!

一番肝心なプログラムの作成は、順番を決めるのにいつも手間取って、どうしてもギリギリになってしまいます。
みんなが弾く曲を実際に弾きながら、同じような雰囲気のものが重ならないように、できるだけ年齢差が少なくなるようになどなど、いろんなことを同時に考えつつ順番を決めていきます。
こんなに初心者だらけの発表会は初めてで、まあ初心者といっても超からそこそこまで色々とあるのだけど、前半は1分強で終わってしまう曲のオンパレード。
楽譜を並べてみると、なんだか可愛らしくて笑ってしまいました。

といっても、みんなこの2年半の間にここにやって来るようになって、ドの音から順番に、一音一音コツコツと覚えてきた人たちなわけで、そう思うとなかなか感慨深いものがあります。
ピアノの楽譜から目を離しちゃいけないよ。
どうしても見ちゃうんだったら隠しちゃうぞ〜と言って、手の上にタオルをかけたりしたことも。
目はいつも音符と指の番号と、だんだん慣れてきたら拍子や音の長さや音量や表現の記号も同時に読んで理解しないといけないから、それはそれは大変で忙しいんだよ。
目から入ってきたいろんな情報は脳に伝わっていって、そうしたら不思議なことに、指が自分たちで鍵盤を弾き出すんだよ。
だから指を見下ろさなくても全然大丈夫だし、そうやって訓練してあげると、いろんな曲が初見でスルスルっと弾けるようになって楽しいよ。
だから指の番号ってみんなの味方なんだよね。
指が音楽からはぐれてしまわないように、次の小節で困らないように、気持ち良く歌えるように、この指で弾きなよって助けてくれるんだよ。
だから、大好きな友だちみたいに大切にしようね。
4歳でも5歳でも、根気よく伝え続けていくと、みんな必ず理解してくれるのが大発見でした。
コロナ禍の前は、7歳以下はお断り、なんて言ってたのに、気がつくとちびっ子が全体の半数を占めていてびっくり!
おばあちゃん先生ってちびっ子にモテるのかなあ。

今夜は、体調はもう完璧に平常の夫が、けれどもなぜかテストをすると陽性反応が出てくるので今だに普通の生活に戻れないのだけど、せめて一緒にテレビを観ようと下に降りてきました。
わたしはわたしで、夫が二階にこもっているのを良いことに、こまごまとした準備や注文をしたり、はたまた韓国語の勉強をしたりと、自由気ままに過ごしてきていて、今夜の目標はプログラムの仕上げなのでした。
なので「自分の好きな番組を観たらいいやん」と、居間のカウチに座って準備万端の夫の方を見ることもせずに言ったら爆発!
そこからはお互いに、あんたの気持ちは分かっている、いや分かってへんの言い合いが始まってしまいました。
確かに分かるわけなんか無いんです、二人とも。
夫は、ピアノ教師でプログラムの組みにくい初心者をいっぱい抱えていて、さあ仕上げだという時に感染症問題でレッスンがちゃんとできなくて、発表会をするための全ての作業を抱え込みながら曲の仕上げに追われたことがありません。
わたしは、鍼灸師でコロナ感染して仕事ができず、最初の2日間はかなりしんどくて、自己治療で立ち直り、今では体はすっかり治っているのに隔離生活を強いられて、自分の家だというのに居心地の悪い思いをさせられたことがありません。
お互いに想像はしていても、それはどこまでいっても想像に過ぎないし、だから親身になって考えても限界があります。
そして二人ともに理由は違えどヘトヘトに疲れていて、そもそも気分が良く無いわけで、もうほとんど感染の心配は無いと思っていても、検査の結果が陰性にならないので、発表会までの無事を目指すなら油断はできません。
今夜のところは病み上がりの人に突っかかるのはやめようと思い、できるだけ感情を抑えたのですが、どうしても作業に戻れなくて、一旦外に出て頭を冷やしました。
そして家に戻ってきて「ごめんね」と言ったけど、今夜は「僕もごめん」と言ってくれなかったのはちょっぴり残念。
コロナってほんとに嫌なヤツ。

プログラムもできたし、明日は名前入りのトロフィーを発注して、午後からはレッスンと大人の生徒たちのリハーサルです。
明後日の日曜日は、いつもは2時間半もかけて習いに来てくれる生徒さんをマンハッタンのスタジオの一室を借りてレッスンをし、それからオーケストラの初合わせに出席します。
健康でいられるように気持ちを切り替えて、笑いたくなる話を読んだり映像を観たり、そしてもちろん連弾曲の練習もしなくちゃ!
がんばりま〜す!
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イライラの行方

2022年10月28日 | ひとりごと
夫は日に日に良くなってきていて、だから余計に隔離されていることにイライラを募らせている。
わたしも実際に当事者の家族になってみて、この線引きの曖昧さと難しさに困惑するばかり。
相手は目に見えないウイルスだし、当局の言うことはこれまでにもコロコロと変わってきたし。
一体何が本当なのか、それをどうやってわたしたちのような素人が見極められるというのだろう。

今週末の土曜日に予定していた、大人の生徒さんたちだけのリハーサル演奏会は、うちが会場になっているだけに悩ましい。
わたしは感染していないし、夫はほぼ2階に閉じこもっているし、開催前に窓という窓を開け放ち、高性能の空気清浄機を2台置いておけば、マスク着用で行ってもいいのではないかと思う。
けれども、その演奏会に参加したせいで感染した、なんてことになったら、その人は本番の演奏会に出られなくなってしまう。
それは絶対に避けたい。
今週はずっとヴァーチャルでレッスンしたのだけど、ソロで弾く曲はともかくも、デュエットの曲は一緒に演奏することができないから、間合いの取り方や表現の合わせ方を伝えられなかった。
まあ、その一方で、細かい部分の個人チェックが徹底的にできたのだから、それはそれで良かったのだけど。

夫の抗原検査の結果は今だに陽性が続いていて、なので今朝はPCR検査を受けに出かけて行った。
この検査の話もいろいろあって、どこまでが確定なのかが疑わしい。
ある人など、すっかり症状が消え、体調も元通りになったにも関わらず、検査の結果だけはいつまで経っても陽性が続いたそうだ。
検査結果が陽性でも4日経ったらうつらない、というのはドイツの規定らしく、だからドイツ人の生徒たちは感染後ゴホゴホと咳をしながらレッスンを受けにやって来る。
迎える側のわたしは(ほんまかいな?)と少々怯えながら、マスクを着用して教える。

昨日電話で話した友人は、「今じゃもう手から手の感染はほぼ無い、というのが常識になっているよ」と言っていた。
だから空気感染にだけ注意したらいいんだと。
だけどやっぱりなんとなく、夫が触れたであろうと思われる物に触った手は、石鹸でゴシゴシ洗いたくなる。

2020年の3月にコロナ禍が始まった頃、買ってきた物は食品から何から全部、パッケージや買い物袋まで、99%の消毒アルコールで拭きまくっていた。
手は洗い過ぎてガシガシになり、心の中までアルコールの匂いが染みついたような気がした。
空間がグワーンと歪み、まるでSFの世界に突然閉じ込められたような感じ。
あの頃を思うと、今はかなり平常に戻った。
けれどもCOVIDは、今も活発に営業中だ。
去年あたりから、ワクチンには感染を防ぐ効果は無いけれど、感染しても症状を軽減させることができるという論調にかわってきた。
ワクチンによる被害を受けた人たちによる訴訟も始まった。
つい先日、こんなツイートを見つけた。

知ってたけどね。
でも改めて会社幹部が話しているのを見るとなんとも言えない気持ちになる。
天文学的な儲けを得てからの証言だから余計に腹立たしい。

秋が猛烈に美しさを増している。
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発症4日目の独りごち

2022年10月25日 | ひとりごと
アメリカで病人食といえばチキンスープ。
骨付きの鶏肉とセロリとニンジン、それからギーでよく炒めた玉ねぎだけの、めっちゃシンプルなスープです。
味付けは塩胡椒とニンニクの欠片を数個だけ。
煮ながら何度も脂分とアクを取り除いていくと、やがては透明ですっきりとしたスープになります。
こちらに来て22年と半年。
わたしも体が弱ると、お粥よりもこのスープが恋しくなるようになりました。

夫は日に日に回復してきました。
体温はほぼ平熱になり、頭痛も倦怠感もほとんど無くなったようです。
咳はまだ続いていて、特に夜になると激しくなるみたいですが、体力がかなり戻ってきているので、声にも張りが出てきました。
漢方恐るべし!

わたしはというと、発表会の2週間前だというのに、急遽ビデオレッスンに切り替えなくてはならなくなって、だから連弾曲の練習ができません。
まあ、発表会前最後の週にはできるようになるんだし、夫も何も好きで罹ったわけではないので、恨み言を言うのはお門違いだというのは重々わかってはいるのですが、レッスン中に何度もため息が出てしまいました。
ビデオレッスンはかれこれ2年間続けていたわけですが、よくもまあ続けられていたもんだと、久しぶりにやってみてつくづく思いました。
言葉の意味を伝えづらい、気持ちを分かち合うことが難しい、生徒たちが奏でている音の本当の色や空気の流れを感じることができない。
音楽を共有するにはとてもやりにくい方法だということが、今となってははっきりとわかります。
あの時は、国中がパニックに陥っていたので、もうこれしかない、やるしかないという気持ちで始めたわけで、実際に選択肢が他に無かったのですが、よくまあ2年間も続けたもんだと。

そしてこのコロナ禍の間に、生徒たちがすっかり入れ替わってしまっていたのでした。
そのことに今の今まで気づかなかったことにもびっくりしたのですが、今回のプログラムを作るために前回(2019年)の発表会のプログラムを見直してみると、その時に弾いた生徒がたったの4人しか残っていないことがわかりました。
偶然に高校から大学に進学した生徒たちが数名いたこと、引っ越した人たちがいたこと、ビデオレッスンに疲れて止めてしまった人たちがいたことなどが重なったとはいえ、今いる35名のうちの31名が、コロナ禍以降に入会してきたことになります。
そしてそのうちの約半分の14人が5歳から7歳の小さな子たちで、しかも超初心者なのです。
加えて、大人の生徒さんは女性が5人、男性が5人、そのうちの3人が超初心者です。
なので、今回の発表会が、生まれて初めての舞台経験になる生徒が、31人もいることになります。
今更ながらにそのことに気がついてあたふたしている自分を大いに反省しながら、後の2週間をしっかり乗り切っていこうと思う今日この頃です。
乗り切れるかな…。

ハロウィン仕様で練習に励むLくん。
おとうさんがビデオに撮って送ってきてくれました。
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Positive Vibration - Bob Marley

2022年10月24日 | ひとりごと
Positive Vibration - Bob Marley

今朝、夫とFaceTimeで話をして、その後こんなYouTubeビデオを送ってきました。
ブラックジョーク?

昨日、本当に久しぶりに書いてから、また色々と考えていました。
これがもし普通の、少し酷めの(どんな日本語なんだ?)風邪だったら、例えばちょっとタチの悪いインフルエンザだったら、隔離などせずに、マスクなどをして気をつけながら看病していただろうに。
COVID-19用の注意事項が世界中に出回ってからは、罹った人をまるでウイルスそのもののように扱うようになりました。
確かに、他の感染症とは違う辛い症状や後遺症があることは、この2年と8ヶ月の間に学んできましたので、極力罹らないように注意してきましたが、同時にここまで徹底して隔ててしまう必要があるのかどうかに疑問を持ち始めています。

うちは3階建ての築110年越えの古家で、1階と2階にバスルームとトイレがあり、台所と仕事場が1階にあるので、わたしの行動範囲が制限されることもなく、隔離を徹底しようと思えばできる環境です。
生徒のレッスン用に使っている本格的な空気清浄機が2台あって、夫の感染以降ずっとフル活動しています。
けれども日本で暮らしていた43年間に、一度としてそんな家で暮らしたことがありませんし、ましてやアパートやマンションだったら隔離なんて徹底しようがありません。
なのに上からは「〇〇が望ましい」だの「〇〇してください」だの、それができない人たちを絶望させるようなことを次から次へと言われて、患者が陰性になるまで家族は怯えながら暮らさなければなりません。
今も絶賛感染流行中のアメリカですが、人々はもうマスクのことなどすっかり忘れてしまっていて、レストランも競技場もパーティ会場も学校も、コロナ禍以前に戻っています。
もちろんマスクをしたい人はしているし、場所によってはマスクをしなければ入れない所もあります。
でも、コロナはもうインフルエンザのような扱いになっているような感じです。
なのにいまだに隔離だけが残っている…。
そして慌ただしいワクチン騒動もまだ続いている…。
もやもやとした、何か腑に落ちない感じ。
それが今年に入ってからずっと続いています。
だけどわたしは今も、家の中ではマスクをし、2階にある自分の寝室のドアを閉めるまでは息を詰めてしまいます。
32ヶ月間に渡る過剰なほどの警告が、脳に刻み込まれているのでしょう。
人は一旦パニックに陥ると、そこから抜け出すには時間がかかります。
うちの中には第一に東洋医学があり、第二に西洋医学、そして信仰があります。
仕事上必要不可欠だと判断し、わたしはワクチンをJohnson&Johnsonを1回、夫はModernaを2回接種をしただけで、その後ブースターは打っていません。
わたしたちは二人とも、仕事柄感染しやすい環境ですが、今回のように大腸検査の準備のために免疫力を低下させていなかったら、多分夫は今も罹っていなかったと思います。

突然出現したこのコロナ禍が今後どのくらい続くのかわかりませんが、多様な考え方をもとに様子を注意深く観察していきたいと思っています。

まあその前にまず、夫からうつされないように頑張らなきゃ、ですよね😅
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お久しぶりです! 生きてます!

2022年10月24日 | ひとりごと
本を読むと必ず、自分も何か書きたくなります。
ほんの小さな出来事でもいいじゃないか。
ふと考えたこと、思いついたこと、それをつぶやくだけでもいいじゃないか。
書くことが好きなのだから。

秋が深まってくると散歩がうんと楽しくなりますね。

どんなに頑張ってみても、携帯電話のカメラでは、陽の光を受けてくすくす笑う水玉を、見たままに写すことはできません。

今年の秋は、夏の間の干ばつと、秋の始まりに降った長雨が良かったのか、見事な紅葉三昧。
うちの通りを歩いているだけでうんと楽しめます。





夫がついにコロナに罹りました。
コロナ禍が始まってから32ヶ月の間、患者さんたちを治療しつつ、これまで罹らずにこられたのだけど、先週に受けた大腸検査の前準備で胃腸を弱らせたのがいけなかったのか、免疫力が落ちたところを捕まってしまいました。
コロナの治療経験はかなり豊富なので、せっせと自分のために漢方を処方しているようです。
熱は高くて37.8℃、咳もそれほど出ていません。
けれども凄まじい倦怠感があるそうで、寝たり起きたりを繰り返しています。
わたしは寝る時以外は1階に閉じこもっていて、夫の寝室のドアの前に食事や飲み物を届ける以外はずっと、ピアノかパソコンの前に陣取っています。
わたしは幸いにして今も陰性のままですが、2週間後に生徒たちの発表会を控えているので絶対に罹りたくありません。
といっても、明日から数日間はまた、生徒たちがうちに来られないので、バーチャルレッスンに戻さなければなりません。

すっかり閉じ込められてしまった夫は、独特の孤独感に圧倒されているようです。
話には聞いていましたが、数日間にしろ部屋から出られず誰にも会えないというのが、こんなにも気持ちを落ち込ませてしまうんですね。
初めのうちはなんだか納得できなかったのか、ちょくちょく1階の台所まで降りて来て、何度もわたしに怒られていました。
大勢の人たちが、もっと深刻でもっと悲壮な状況に陥って大変な思いをしたという話を何度も聞いてきました。
このコロナ独特の孤独感。
看病できない、顔を見られない、触れ合えない。
人や社会との繋がりをプツンと切られてしまうことの、なんとも言えない不安感。
軽症であってもこんなに感じるのだから、そうでは無かった人たちの気持ちを思うと言葉を失ってしまいます。

わたしは朝から、玄米ご飯に、刻みネギをこれでもか!と加えた納豆を混ぜ、それを韓国海苔で巻いて食べています。
口の中で35回以上、というか、米粒がほぼペースト状になるまで噛みます。
そして、庭で採れた茗荷を刻み、手前味噌で作ったお味噌汁に入れて飲みます。

1日に3回、コロナ予防のための漢方を服用し、後はよく寝てよく休む。
ワクチンはJohnson&Johnsonのものを一度だけ打っただけなので、今となっては何も打っていないのと同じです。
なので自己免疫力をガンガン高めなければなりません。
負けないぞ〜!


そろそろハロウィンがやってきます。

夜の散歩に出くわすとかなりビビるかも。

うちの庭でくつろぐ若い鹿さん。何かを食べていたようで、べろりと舌が出たままです。

一緒に来た別の若い鹿さん。ツノの形がちょいと違います。


おまけに、友人宅のチャウチャウくんの後ろ姿を。
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