とはいえ、かなり自分達勝手な計画です。旦那が思いつきました。
始まりは、我が家の車問題でした。
わたし達一家四人は、二年前から、それぞれに車が必要になってしまいました。
一台は遠く離れて住んでいるTに、一緒に暮らしている我々三人は、互いのスケジュールをなんとか工面して、二台で頑張っていた頃もありました。
なんて偉そうに言っていますが、その三台の車はすべて、旦那の両親からのお下がりです。
旦那の父親は某有名チョコレート会社の社長の席争いに嫌気がさして、まだまだやり手の副社長時代にきっぱりと退職し、
その後はボランティアで州都の芸術環境を整えたり、いろんな会社の経営コンサルタントとして忙しくしていたところ、
いきなり大きな保険会社の会長を臨時でやって!と頼まれて、臨時ならいいよと引き受けたまま、今だに辞められずにいるという人です。
彼の子供はうちの旦那と、彼の姉と弟の三人。みんな独立して家庭を持っているけれど、誰ひとり父親のように成功した者はいません。
というか、仕事人間だった父親とのいい思い出が無かったこともあってか、旦那は大学を出た後もブラブラしていて、挙げ句の果てに、日本なんてとんでもなく遠い所に行ってしまったし、弟はヒッピーだったし、姉は仕事を転々と変えていました。
でもまあ、年を取るとともに、それぞれに合った家族を持ち、基本的には親に頼らずにやってきています。
もちろん、父親の方から、学費を半分助けてあげよう、という申し出があった場合は、ハイハイ、ありがとうございます!と一つ返事で助けてもらったりはしますが、月々の生活については、どんなに困っても、たとえ半乞食のように市場のクズをもらいに歩いてたとしても、お金を貸してください、などとお願いしたことはありません。
ちょっと変わった家族なんですね。これを理解するのにかなり時間がかかりました。
そんなL家の親子の間に、もうひとつ、けったいな取り決めがあります。
父親の税金対策だという噂もありますが、両親が車を買い替える時、子供達が順繰りにその車をいただくというものです。
旦那姉は、数年前に株で成功して、その順繰りから抜け、自分の好きな車を買えるようになったので、今は旦那と旦那弟が対象です。
そういうわけで、うちには不相応な、どちらかというとラグジュアリーな車があるわけです。
旦那母の車は、父のように数年で買い替えたりしないので、結構お年を召しておられますが、それでもまだまだ大丈夫。
今回(今年)の母の車は、シアトルに住む旦那弟の所にお輿入れすることになっています。
旦那弟の、前にもらった車はもうかなりヤバい状態で、一日も早くその母からの車を使いたい状態なんだそうです。
対して我が家……息子Kに我々夫婦が買ってあげられたのは、超ポンコツのクラウンヴィクトリアでした。
ここにも何回か載せたことがありましたが、夏に入ってから数回、突如なんの前触れもなく、道の真ん中で止まってしまうことがあり、
そのたびに修理に出したり宥めたり、いろんなことを試してみましたが、やっぱりフォードだべさ……という暗黙のあきらめ雲が漂い始め、
このたび廃車手続きを取って、きっぱりとお別れすることにしました。
Kの大学は今日から始まったのですが、わたしの仕事がまだ夏バージョンなので、なんとかギリギリのところではありますができています。
でも、明日から早くも9月?!生徒達の学校も始まり、バケーションで遠くに行っていた子供達も街に戻ってきます。
そこで……、
母が旦那弟にあげようと思っている車を、Tが大学を卒業してこちらに戻ってくる12月中旬までうちで使わせてもらう。
その間、旦那弟の車に問題が出た場合の修理代をこちらが払う。
Tがこちらに戻り次第、旦那&わたし&T&Kで、ここからシアトルまで母の車をお届けの旅に出る。(多分5日間ぐらいで行けるそうな)
超身勝手ではありますが、うち的にはかなりイケてるアイディア。旦那弟にはオッケーの返事をもらいました。
問題は母です。母がそれでいいかどうか、今考えてもらっている最中です。
まあ、一番の懸案だった、いったい誰がその車をシアトルまで乗ってくか、ということが解決するんだから、ええんちゃうかな~と思ったりもします。
一度やってみたかったアメリカ大陸横断ドライブ。Tが日本に行ってしまう前に、もし家族四人でこの旅が実現したら、わたしとしてはめっちゃ嬉しい!
ちょっとドキドキしながら母の返事を待っているところです。
始まりは、我が家の車問題でした。
わたし達一家四人は、二年前から、それぞれに車が必要になってしまいました。
一台は遠く離れて住んでいるTに、一緒に暮らしている我々三人は、互いのスケジュールをなんとか工面して、二台で頑張っていた頃もありました。
なんて偉そうに言っていますが、その三台の車はすべて、旦那の両親からのお下がりです。
旦那の父親は某有名チョコレート会社の社長の席争いに嫌気がさして、まだまだやり手の副社長時代にきっぱりと退職し、
その後はボランティアで州都の芸術環境を整えたり、いろんな会社の経営コンサルタントとして忙しくしていたところ、
いきなり大きな保険会社の会長を臨時でやって!と頼まれて、臨時ならいいよと引き受けたまま、今だに辞められずにいるという人です。
彼の子供はうちの旦那と、彼の姉と弟の三人。みんな独立して家庭を持っているけれど、誰ひとり父親のように成功した者はいません。
というか、仕事人間だった父親とのいい思い出が無かったこともあってか、旦那は大学を出た後もブラブラしていて、挙げ句の果てに、日本なんてとんでもなく遠い所に行ってしまったし、弟はヒッピーだったし、姉は仕事を転々と変えていました。
でもまあ、年を取るとともに、それぞれに合った家族を持ち、基本的には親に頼らずにやってきています。
もちろん、父親の方から、学費を半分助けてあげよう、という申し出があった場合は、ハイハイ、ありがとうございます!と一つ返事で助けてもらったりはしますが、月々の生活については、どんなに困っても、たとえ半乞食のように市場のクズをもらいに歩いてたとしても、お金を貸してください、などとお願いしたことはありません。
ちょっと変わった家族なんですね。これを理解するのにかなり時間がかかりました。
そんなL家の親子の間に、もうひとつ、けったいな取り決めがあります。
父親の税金対策だという噂もありますが、両親が車を買い替える時、子供達が順繰りにその車をいただくというものです。
旦那姉は、数年前に株で成功して、その順繰りから抜け、自分の好きな車を買えるようになったので、今は旦那と旦那弟が対象です。
そういうわけで、うちには不相応な、どちらかというとラグジュアリーな車があるわけです。
旦那母の車は、父のように数年で買い替えたりしないので、結構お年を召しておられますが、それでもまだまだ大丈夫。
今回(今年)の母の車は、シアトルに住む旦那弟の所にお輿入れすることになっています。
旦那弟の、前にもらった車はもうかなりヤバい状態で、一日も早くその母からの車を使いたい状態なんだそうです。
対して我が家……息子Kに我々夫婦が買ってあげられたのは、超ポンコツのクラウンヴィクトリアでした。
ここにも何回か載せたことがありましたが、夏に入ってから数回、突如なんの前触れもなく、道の真ん中で止まってしまうことがあり、
そのたびに修理に出したり宥めたり、いろんなことを試してみましたが、やっぱりフォードだべさ……という暗黙のあきらめ雲が漂い始め、
このたび廃車手続きを取って、きっぱりとお別れすることにしました。
Kの大学は今日から始まったのですが、わたしの仕事がまだ夏バージョンなので、なんとかギリギリのところではありますができています。
でも、明日から早くも9月?!生徒達の学校も始まり、バケーションで遠くに行っていた子供達も街に戻ってきます。
そこで……、
母が旦那弟にあげようと思っている車を、Tが大学を卒業してこちらに戻ってくる12月中旬までうちで使わせてもらう。
その間、旦那弟の車に問題が出た場合の修理代をこちらが払う。
Tがこちらに戻り次第、旦那&わたし&T&Kで、ここからシアトルまで母の車をお届けの旅に出る。(多分5日間ぐらいで行けるそうな)
超身勝手ではありますが、うち的にはかなりイケてるアイディア。旦那弟にはオッケーの返事をもらいました。
問題は母です。母がそれでいいかどうか、今考えてもらっている最中です。
まあ、一番の懸案だった、いったい誰がその車をシアトルまで乗ってくか、ということが解決するんだから、ええんちゃうかな~と思ったりもします。
一度やってみたかったアメリカ大陸横断ドライブ。Tが日本に行ってしまう前に、もし家族四人でこの旅が実現したら、わたしとしてはめっちゃ嬉しい!
ちょっとドキドキしながら母の返事を待っているところです。