ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

米国『中絶と奴隷と銃』事情

2022年06月25日 | 米国○○事情
先日の6月19日は生まれたてのホヤホヤ祝日でした。
その名は『Juneteenth・ジューンティーンス』。
アメリカ合衆国全土で奴隷にされた人々が解放された日、『奴隷解放記念日』です。

簡潔にまとめてくださっている記事からちょいと拝借させていただきました。
(全文はこちら→https://www.junglecity.com/live/life-basic/juneteenth/

1865年4月:奴隷制度反対の北軍が勝利し、南北戦争が終結
1865年6月19日:北軍のゴードン・グレンジャー将軍がテキサス州ガルベストンに入り、同州でまだ奴隷として使われていた人々に南北戦争の終結と奴隷制度の廃止を通達。
※奴隷解放宣言が出されてから約2年半が経過していた。

"The people of Texas are informed that in accordance with a Proclamation from the Executive of the United States, all slaves are free."
「テキサス州の人々に、アメリカ合衆国の行政機関の宣言に従い、すべての奴隷が自由であることを通達する」

これにより、6月19日を「アメリカで奴隷にされた人々が自由になった日」「奴隷解放記念日」として祝うようになりました。

奴隷制度は廃止されても、黒人に対する人種差別はさまざまな形で続いたため、キング牧師らが中心となり、1950年~1960年代の公民権運動を進めました。
1964年に人種差別を禁じる公民権法が制定されるまで、奴隷制度の廃止から約100年を要しました。

しかし、その後も問題が解決されたわけではなく、黒人差別がなくなったわけではありませんでした。
2020年5月25日にミネソタ州ミネアポリスでジョージ・フロイドさんが白人警官に殺害されたことを受けて、構造的な人種差別をなくすことを求める運動が全米に広がったことで、改めて広く実感させられることになりました。
引用おわり

そもそも奴隷制度が廃止されるまでには、ものすごく時間がかかっています。
1862年の9月22日にリンカーン大統領が奴隷解放宣言を出したのですが、全州がそれに倣らったのは約3年も後の1865年。

当時は伝達手段がとても限られていましたし、反対派の人々による妨害活動も盛んに行われていました。
結局、奴隷解放宣言を最後の最後まで無視していたテキサス州ガルヴェストンに、北軍のゴードン・グレンジャー将軍が入り、奴隷解放宣言をしたことで、やっと全米においての廃止が決まったのでした。 
その日が1865年の6月19日なのでした。

そういうわけで、テキサス州は奴隷制度廃止をぐずぐずと最後まで受け入れなかった州でしたが、ジューンティーンスを祝日として制定した最初の州でもあります。
といっても、奴隷制度廃止を受け入れてから、実に114年も後1979年だったんですけども。
それ以来、47の州とワシントンD.C.で、州の祝日や行事としてみなされていますし、Twitter社やSquare社などのように、企業の祝日とする会社も出てきました。

そして前出に書いた『フロイド事件』が発端となって全米に広がった『BLM』運動がきっかけとなって、2021年6月17日に、バイデン大統領のもと、6月19日が連邦祝日として制定されたのでした。


アメリカは人種のるつぼ。
宗教、信条の異なる多様な人々がごちゃ混ぜになって暮らしています。
政治や法律も州ごとに違います。
一律に、というわけにはいかない部分が本当にたくさんあります。
みんな違ってみんないい。
そういう人たちが助け合い、支え合っていく。
それが隅々にまでできたら最高ですが、実現にはほど遠い現実があります。
特にトランプ氏によるド派手な国の二極化後は、夥しい混乱を蔓延らせました。
彼は最高裁に保守派の判事を立て続けに任命し、9人のうちの6人を保守派で固めました。
そして今日、とうとうのとうとう、保守派が1973年以降から虎視眈々と進めてきた『中絶権利を認めない社会』が、ここアメリカで、2022年のアメリカで再来することになってしまったのでした。

このお話をするにはまず、女性が妊娠中絶を行う憲法上の権利を認めた、アメリカ合衆国最高裁の「ロー対ウェイド事件判決」についてお話ししなければなりません。
この判決を詳しい解説はいろんな方がされていると思いますが、わたし個人としてはこの方のお話が分かりやすかったので、紹介させていただきます。
前半と後半に分かれていて、とても長い記事ではありますが、アメリカという国が中絶ということについて、国のみならず州規模でも、ありとあらゆる規制や束縛を試みたことを知ることができます。
記事中の一部をつまみ出しただけですが、それを読んだだけでもびっくりします。

同法は、女性が中絶を選択する前に、24時間待機させる、妊娠中絶の危険を伝えると同時に出産して子供を育てることの意味を説明する、夫の同意を得る、未成年の場合には両親の同意を得るなど、いくつかの義務を女性と医師に課すものでした。
妊娠の全期間を通じてこうした手続きを設けるのは、妊娠第1期と第2期の中絶の規制を原則として禁止するロー判決に反していました。
ケーシー判決は、最終的に中絶選択の権利を女性に認めるという、ロー判決の根幹の部分をくつがえさなかったのです。
ケーシー判決は、妊娠中絶を3期に分けて検討するというロー判決の構成を、憲法上の根拠がないという理由でほぼ完全に否定します。
特に胎児の生命の保護という州の義務を、第3期のみに限定する理由はなく、胎児の権利は妊娠の全期間を通じて尊重されねばならないと判示しました。
そしてペンシルヴァニア法の規定をほぼ全て合憲と判断します。
ただし、中絶の規制が、女性に「不当な負担(Undue Burden)」を強いることになる場合には違憲とするという、新しい解釈を採用し、中絶の選択を事前に夫へ伝えるペンシルヴァニア法の課する義務は、夫が家庭内暴力を振るう場合に、女性にとって不当な負担となるために違憲であるとしました。

2017年に就任した共和党のトランプ大統領は、たてつづけに3人の保守派の判事を任命し、最高裁は、保守派6人、リベラル3人という構成になりました。
ケーシー判決からおよそ30年ぶりに、圧倒的に保守派が多くなったのです。

「何人も適正な手続きなしに生命・自由・財産を奪われてはならない」(合衆国憲法修正第14条)
「生存の意義や意味について個人が自分自身で決定する権利」は自由の根幹をなし、この自己決定権には中絶選択の権利が含まれるという見解が、今日覆されてしまいました。

この記事を読んだのは今から3週間ほど前で、当時もすでにわたしの周りの女性たちは、とんでもないことになりそうで嫌だと、顔を合わせては話していました。
デモもあちこちで行われていました。
その嫌な予感がバッチリ当たり、今日、1973年に下されたこの判決を、最高裁がくつがえしてしまいました。
引き続き、全国で大きなデモが行われると思います。


そしてもう一つ、アメリカを分断する問題、銃についてです。
昨日今日と、この2日間で、二つの判断が下されました。

銃については、先日の小学校での銃乱射はもちろん、これまでにも事件が相次いでいることから、規制強化を求める声が高まっています。
すでに厳しい規制をしている州もありますが、銃所持は当然の権利だと言って、スーパーの壁にずらりと拳銃を並べ、子ども用から大人用まで、いろんな拳銃を売っても良い州もあります。
ニューヨーク州は、ここニュージャージー州と共に、銃規制がとても厳しい州です。
ところがその、『拳銃を持ち歩くことを厳しく規制するニューヨーク州法』は違憲である、とする判断を、昨日23日、連邦最高裁が下したのです。
そうです、あの保守派が6名の最高裁です。
銃に関する判決としては、ここ10年以上で最も重大なものとされています。

その一方で、同日、米連邦議会上院は、銃の安全対策を強化する重要法案を可決しました。
下院は銃規制に積極的な与党・民主党が過半数を占めていることから、法案の成立は確実だと思われます。

銃規制について後ろ向きな判決と前向きな法案の可決が同時に行われた6月23日でした。

家族もよう

2022年06月08日 | 家族とわたし
義父がこの世を卒業した日からもうすぐ1ヶ月。
不思議な時間の流れ方だった。
すごく前のことだったような気もするし、まだついこの間のことだったような気もする。
最も近しい家族たちは淡々と、静かに、ひそやかに、自身の気持ちを整えている。
わたしはまだ中学生の頃から、周りに自分の他の誰もいないまま、目の前で息を引き取っていく家族や親族を看取ったことが何回もある。
まるで知らない赤の他人さんなのに、たまたまお浄霊をさせていただいている時に最期の時が来て、看取らせてもらったこともある。
看取った後で亡くなったことを伝えに行くと、人それぞれのいろんな反応が返ってきたのだけど、そこには常にあふれ出てくる涙や言葉があった。
けれども今回経験したお見送りは、これまでのどのお見送りとも違う、実に淡々とした、もっと言えば清々しいお別れで、それがわたしを大いに戸惑わせた。
義父が息を引き取った瞬間から、彼の存在は義母の心の中に移った。
だからご遺体はもうただの物体で、遺灰もただの粉なのだ。
けれどもだからといって、その粉をそこらへんに撒いて捨てるわけにもいかない。
どうしたらいいものかと思案していたら、ある人からアメリカ合衆国政府が管理している、軍人、軍関係者や民間の重要人物等が埋葬されている墓地が、実家から車で15分ほどの所にあることを教えてもらい、そこに埋葬してもらうことにした。
セレモニー、埋葬、そしてその後の管理一切が無料で、妻である義母も、その時が来たら一緒に埋葬してもらえるのだそうだ。



そこでこれをお葬式の代わりにすることにした。
義父の妹たち、妻と息子と娘、孫たち、そしてとても近しい友だちや関係者だけが墓地に集まり、その後近くのホテルでランチを食べながら、義父の思い出ビデオをみんなで鑑賞した。

墓地でのセレモニーは一家族約15分。
トランペットではなくソプラノサックスがタップスを演奏し、その後3発の空砲が撃たれた。
事前に小さな子どもや心臓に疾患がある人は耳を塞ぐようにとの警告があり、わたしはそのどちらでもないけれど耳を塞いでおけばよかったと後悔するほど、とても心臓に悪い爆音が響いた。
その後に始まったこの儀式、国旗を広げ、また折り畳んでいく作法がとても興味深かったので、こっそり撮影したのだけど、案の定後で夫から呆れられた。


動画をここに載っけたら叱られるのかなあ…。内緒でここです→ https://youtu.be/_brMaP2lpLo

国旗を受け取った後、退役軍人さんからのお悔やみの言葉をいただく義母。


このセレモニーに参加するために、次男くんがまた西の端っこから東の端っこに帰省した。
彼は直前にシカゴで大きなトーナメントがあったらしく、そこですでに2時間の時差ボケをし、さらにここで1時間の時差ボケが追加され、普段からの寝不足も加わって体調が良くなかった。
三つの違う仕事を掛け持ちしている彼は、常日頃から極端な寝不足が続いている。
そこに、ついに自分がデザインしたゲームの完成が間近に迫っていることも重なって、無理に無理を重ねているので、せめて里帰りしている間ぐらいゆっくりさせてあげようと思っていた。
なのに、例えばわたしが台所で、溜まりに溜まったゴミ袋をゴミ箱から取り出そうとして、思わずウッと唸り声をあげると、リビングでくつろいでいるはずの次男くんが「どうしたん?」と言って駆け寄ってくる。
彼のすぐ隣で携帯電話記事を読んでいた夫は、その次男くんの慌てぶりに驚いて、何事かと付いてきた。
もしも次男くんがいなくて夫一人だったら、わたしが大声でヨイショーッと叫んでも、1ミリも動くことはない。
手伝おうとする次男くんに夫が一言、「これ、手伝う必要ある?」。
わたしの心の中に吹き荒れた大嵐については割愛する。

とにかく彼は優しい。
頼みもしないのに何かと気遣って助けてくれる。
頼んでもあれこれ理由をつけて断ってくるどこかの誰かさんとは桁違いの優しさなのである。
なのでやっぱり甘えてしまった。
左腕の上部が痛くて重いものが持てないので、ガーデニングの土やウッドチップを買い控えていたのだけど、この時とばかりに店に行って運搬を手伝ってもらった。
疲れてるのにごめんねと言うと、ちょうど運動不足だったので良い運動になると言って、バーベルのように頭の上に持ち上げたりする。
いやあ全く、一体誰の子だ?
いやいや、親バカが炸裂してしまったようだ。ここらへんでやめておこう。

長男くんと奥さんのTちゃんも2泊3日で来てくれた。
3人が揃うのは本当に久しぶり。
次男くんのフィアンセのEちゃんもいたら良かったのだけど、愛犬スミくんを置いて来るわけにはいかない。
それはともかく、このろくすっぽ会えなかった魔の2年半の間に、長男くんは出世し、Tちゃんはグリーンカード&公認会計士資格を取得し、新居に引っ越した。
次男くんとEちゃんも、それぞれの夢だった仕事に就職し、西海岸に引っ越して行った。
なのに夫とわたしは、全く何もしないまま時間だけが過ぎてしまっていた。
なのでこの機会に、残念ながらEちゃんはいないけど、せめて3人にご馳走しようと、最近見つけたお寿司屋さんに出かけた。
へそくりがちゃんと財布の中に入っているのを確認して、みんなにおまかせ寿司を薦める。

これは先月の末に、結婚30周年記念を祝って夫と二人で食べたメニューで、それがとても美味しかったのだ。





と続き、とびっきり旨い寿司が登場する。

次にミニステーキがやってきてデザートで〆る。


息子たちは二人揃って、親とは真逆の高給取りで口が肥えているからか、寿司以外にはあまり感動してくれなかったけど、でもまあいいや、みんなで楽しく食べられたんだからと、気を取り直してお会計をしてもらおうとすると、
いや、今夜は僕が出すつもりやったと長男くん。
え?そういうわけにはいかんわ、わたしが勝手にメニューを決めてお祝いのつもりでご馳走しようと思ったんやから。
そのお金ってどっから?
どっからって、わたしのへそくりやん。
そんなら余計に使わすわけにはいかんわ、僕が払う。
というわけで、長男くんには大金を散財させて、次男くんには肉体労働を強いた、とほほな母親で終わってしまったのであった。

米国『銃と子ども』事情

2022年06月01日 | 米国○○事情
もううんざりだ。もうこりごりだ。
この国で、いったい何度こんなニュースを聞いてきたか。
息子が入学したばかりだったバージニア工科大学でも、今から15年前の4月に、32人が銃殺される事件が起きた。
その日は50歳の誕生日を祝ってもらった翌日で、大雨の後だったからかとても寒かった。
パーティぼけのまま台所で遅めの朝食をとっていたら、夫の姉から電話がかかってきた。
今すぐテレビをつけて!と叫ぶ彼女の声に押されてテレビをつけると、いきなりライフル銃を携えた警官たちが見覚えのある建物の横を歩いている映像が目に入った。
アナウンサーの声は重く沈んでいて、なぜか雪が降っていて、パンパンパンと乾いた音が聞こえてきた。
その音の向こうで、恐怖に打ちひしがれながら殺された生徒たちがいたことを知ったのは、それから数十分後のことだった。
そしてその教室では息子が早朝から授業を受けていて、もしもその時間帯がずれていたら…と想像しただけで膝がガクガクと震えた。
電話で連絡がついた息子はすでに寮の部屋に戻されていて、けれども何が起こったのかは知らずにいた。
避難の際に、部屋からは一歩も出てはいけないと言われたと言っていた。
何が起こっているのかを知ろうとして窓のそばで外の様子を見ていると言うので、慌てて窓から離れなさい!と言ったあの瞬間を今でもはっきりと覚えている。
約2時間ほど経って、やっと大学から生徒宛に警告メールが送られてきたのだけど、犯人が同じ大学の韓国人の生徒で、しかもその名前が息子のルームメイトと同姓同名だったので息子はパニックに陥っていた。
事件が起こってからの対処が緩慢で、キャンパスの閉鎖はもちろん授業の中止もされなかった。
さらに、犯人の学生が、ずっと以前からおかしな行動を見せていたことを、大学や警察当局が知っていたもかかわらず、プライバシー保護を理由に、本人への対応や家族への通報を怠っていた。

事件後すぐに、韓国人生徒が犯人だったとわかるや否や、大学とその大学がある町が声明を出した。
私たちは、韓国人はもちろんアジア系の人々を、この事件をきっかけに差別したり非難したりしない。
怒りや悲しみをそちらに向けるようなことがあってはならない。

もちろんその声明が全ての人々の気持ちを代弁することも宥めることもできない。
けれどもすごいことだと思ったし、これからも大学に通い続ける息子のことを思うととてもありがたかった。

たくさんの失態を重ねた大学や警察当局だったけど、事件を教訓にしてあらゆる面でシステムを再構築したことは、2011年に再び起きた銃乱射事件での対応の迅速さを見ればわかる。
他の大学も然り。
けれどもなぜ、そんな対応に血道を上げなければならないのか。
銃が簡単に手に入るからだ。
しかも、数年前に、銃乱射が発生した現場に駆けつけた警官が恐れて適切な行動が取れなくても非難できないという決まりまで作られたというようなことを耳にしたこともある。
こんなことがまかり通っているような社会は変だ。
もう本当に銃社会に幕を閉じさせないといけない。
わたしたち大人が、本気で、今度こそ実現させないといけない。
突入しない警察対応は判断誤った=テキサス州の治安幹部 米小学校乱射 - BBCニュース

突入しない警察対応は判断誤った=テキサス州の治安幹部 米小学校乱射 - BBCニュース

米テキサス州ユヴァルディの小学校で起きた銃乱射事件で、警察の対応の遅れに非難の声が高まるなか、州の公共安全局トップが27日、犯人が立てこもる教室に警察が突入しなか...

BBCニュース

 


記事より抜粋:

「今すぐ警察を派遣して」 警察を呼び続けた生徒たち

マクロー局長は27日の記者会見で、学校内から警察にかけられた緊急通報(911)の時系列を説明した。

12:03 - 女子生徒が「911」に通報。名乗り、自分は学校の112号室にいるとささやいた

12:10 - 同じ生徒がまた911に電話。複数の死者が出ていると伝えた

12:13 - 同じ生徒が3度目の911通報

12:16 - 同じ生徒がまた911に通報し、生徒が8人か9人生きていると伝えた

12:19 - 111号室から別の人物が911に通報。別の生徒に電話を切るよう言われ、この人物は通話を切った

12:21 - この通話中、3回の銃声が聞こえた

12:36 - 最初の女子生徒からまた911通報があり、受理担当者は電話を切らずに静かにしているよう伝えた。生徒は犯人が教室のドアに発砲したと話した

12:43と12:47 - 女子生徒は911の担当者に、「お願い、今すぐ警察を派遣して」と求めている

12:46 - 女子生徒は隣の教室に警察がいるのが聞こえると話した

12:50 - 通話中に銃声が聞こえる

12:51 - 大きい銃声のほかに、警察が子供たちを教室の外に移動させているような音も聞こえる。この時点で、最初に通報した生徒は外に出ていた。通話終了


18歳誕生日にライフル購入 米小学校で銃乱射 21人死亡 会見中に“乱入”も(2022年5月26日) 

こんなに多いとは思わなかった…。まだ今年に入って(6月1日現在)151日しか経っていない。
なのに213件、それも4人以上が銃で撃たれた事件に限っていてもこの数字なのだ。
4人以下を入れたらどうなるのか?

そして学校に限ってもこの件数。

誕生日祝いに銃を手に入れるという異常。

子どもの銃撃による死亡が交通事故を上回っている異常。


彼は父親を銃で殺された。


それでもこの連中は動かない。動くふりをするか、のらりくらりと世論が冷めるのを待つ。


大人がどんなに抗議しても、がんとして改正されない銃規制。