今日は最っ高に寒い日。最高がマイナス6℃、最低がマイナス12℃。
そんな日に、旦那とTは再びヴァージニアへと旅立って行きました。
旅立ちに際し、天気の週間予報を調べてみると…………警報が出ているではありませんかっ?!
ほんの1ヶ月ほど前に、どえりゃ~思いをしたとこやのに……。
「あんなんをまた経験したいの?!」と詰め寄るわたしに、「大丈夫大丈夫。転ばぬ先の杖ぐらいは用意できるし。ボクもいっぱい学んだんやから」ふぅ~ん……。
まあ確かにTは、仕事が決まる前にヴァージニアのアパートの部屋の始末をちゃんとして、車だってこちらに戻さなければなりません。
今うちには車が2台しか無いので、皆が車で無いと動きが取れない日などは、互いのスケジュールの組み替えをしたり、送り迎えをしないとうまく回りません。
せめてあと1台あれば、かなり楽になるので、Tと一緒に戻ってきてくれる日産がとてもありがたいのです。
雪の降る時間などから計算して、降り止んでかなり落ち着いた頃にヴァージニアに入る、という計画になりました。
あれだけ大混乱した州が、たった1回の経験で学べたことはそう多くはない、と睨んだからです。
混乱というより、あまりにびっくりし過ぎて腰が抜けたように誰も動かなかった、という形容が正しいほどに、あの日のあの場所は静寂に包まれていました。
長旅の前に、しっかりした和食を食べさせてあげたかったので、野菜の具たっぷりのお味噌汁とおかずを作り、4人で一緒に食べました。
こちらの長時間ドライブでいつも1番恋しくなるのはサービスエリアでの食事です。
うどんか蕎麦があったらなあ~おにぎり売ってたらなあ~○○丼食べたいなあ~毎回同じ愚痴を言いながら、アメリカンなジャンクフードを食べるわたし達。
旦那とT組が昼過ぎの3時に出発。わたしはピアノの練習を始めました。
Kはどうせどこかに出かけるんだろうと思っていたら、案の定、シャワーに入る準備をし始めました。
「どこ行くん?」
「え?あ、ちょっとヘアカットに」
うん?Kがいつも行く美容院、ミツワにめっちゃ近いやん!
「なあ、あんたが髪の毛切ってもろてる時にわたし、ミツワに行こっかな~」
「え?……う~ん……」
「あ、邪魔?美容院からどっかに行くつもりやったん?」
「え、いや、僕もミツワに行こと思ててんけど……」
「あ、それやったらわたし、あんたがおらへん間にミツワの横のトレーダー・ジョーズと日本の古本屋さんに行ってるわ。それでいい?」
「ええと、う~ん、どうしょっかな~、ちょっと考えさして」
結局、美容院まで彼を送り、その足でスーパーと古本屋に行き、終わった頃にまた迎えに行って、ふたりでミツワに行くことになりました。
わ~いわ~い!デートだデート!
久しぶりの古本屋さん、文庫本だと一律4ドル、単行本だと6ドル、6冊買うと6冊目が無料です。前より1ドルずつ高くなったけど、紀伊国屋や三省堂などで直接買うよりもずいぶんお得。今は円高なので特に助かります。
本屋さんで遊び過ぎて、トレーダージョーズには一歩も行けず、Kを迎えに行き、ミツワでまず夕飯を食べることにしました。
Kはここの常連なので、レストランだってよく知っています。かつ華のトンカツにしようと言うわたしに、ここは出来てきた物が見本と違い過ぎ!と一蹴。
山頭火の豚骨スープラーメンと決まり、Kは塩ラーメンの大盛り、わたしはミニサイズの味噌ラーメンとイクラ丼セット。美味しゅうございました。
店の中を一回りして、切れた味醂や鮭フレーク、それから味付け海苔とかつお節などをカゴに入れ、あ、もちろん黒豆煎餅も!、野菜と果物とスウィーツはトレーダー・ジョーズで買い、荷物持ちをしてくれるKに甘えて(頼まないと気がつかない旦那とえらい違い?!)楽ちんで歩かせてもらいました。
帰りの車の中から旦那に電話すると、な、な、なんと、またまたヤバい事態に巻き込まれそうになり、けれども前回に学んだ情報の先取りが役立って、50キロも続いている渋滞に巻き込まれる寸前に高速から降り、最寄りのモーテルに泊まることができたそうな……。
家に戻ってから、台所でテレビを観ながらKとちょっとゆっくりしていると、旦那から電話がかかってきました。
わたし達家族全員が大好きな映画の再放送をやってるという報告で、コマーシャルのたんびにどっちかがどっちかに電話してしゃべっていると、
「僕な、ほんまは今夜もトーナメントやってん。けど、かあさんひとりやし、とりあえず行かんといた」と、旦那にポロッと言うK。
どっひゃ~ん
そうやったんか……ごめん、すっかり忘れてたし……わたしが冗談で「独りになるのいややなあ」とか言うてたから、言い出しにくかったんや……許せK!
「もうええで。どこかに行く予定があるんやったら行って行って」
「じゃ、かあさんが寝る時間ぐらいからにするわ」
「ええからええから。わたし、今夜は夜更かしするし。そんなん待ってんでええから」
「ほな、そろそろ行こかな」
「ありがと」
「あ、そや、あんな、D、退院したで。ほんで、今は友達の家に居らせてもろてる。また近々、うちでご飯食べさしたって。鍋とかうどんとか」
「もちろんや。けど、来る前には連絡してって言うといて」
「わかった。そう言うとく」
「今からその友達んちに行くん?」
「違う。僕はそういうふうには関わってないから」
Dちゃんの退院のニュースと、退院してから身を寄せることができる場所があることと、近々ご飯を食べに来てくれるらしいこと。嬉しいニュースでした。
K、優しゅうしてくれておおきに。楽しい日になったわ。
そんな日に、旦那とTは再びヴァージニアへと旅立って行きました。
旅立ちに際し、天気の週間予報を調べてみると…………警報が出ているではありませんかっ?!
ほんの1ヶ月ほど前に、どえりゃ~思いをしたとこやのに……。
「あんなんをまた経験したいの?!」と詰め寄るわたしに、「大丈夫大丈夫。転ばぬ先の杖ぐらいは用意できるし。ボクもいっぱい学んだんやから」ふぅ~ん……。
まあ確かにTは、仕事が決まる前にヴァージニアのアパートの部屋の始末をちゃんとして、車だってこちらに戻さなければなりません。
今うちには車が2台しか無いので、皆が車で無いと動きが取れない日などは、互いのスケジュールの組み替えをしたり、送り迎えをしないとうまく回りません。
せめてあと1台あれば、かなり楽になるので、Tと一緒に戻ってきてくれる日産がとてもありがたいのです。
雪の降る時間などから計算して、降り止んでかなり落ち着いた頃にヴァージニアに入る、という計画になりました。
あれだけ大混乱した州が、たった1回の経験で学べたことはそう多くはない、と睨んだからです。
混乱というより、あまりにびっくりし過ぎて腰が抜けたように誰も動かなかった、という形容が正しいほどに、あの日のあの場所は静寂に包まれていました。
長旅の前に、しっかりした和食を食べさせてあげたかったので、野菜の具たっぷりのお味噌汁とおかずを作り、4人で一緒に食べました。
こちらの長時間ドライブでいつも1番恋しくなるのはサービスエリアでの食事です。
うどんか蕎麦があったらなあ~おにぎり売ってたらなあ~○○丼食べたいなあ~毎回同じ愚痴を言いながら、アメリカンなジャンクフードを食べるわたし達。
旦那とT組が昼過ぎの3時に出発。わたしはピアノの練習を始めました。
Kはどうせどこかに出かけるんだろうと思っていたら、案の定、シャワーに入る準備をし始めました。
「どこ行くん?」
「え?あ、ちょっとヘアカットに」
うん?Kがいつも行く美容院、ミツワにめっちゃ近いやん!
「なあ、あんたが髪の毛切ってもろてる時にわたし、ミツワに行こっかな~」
「え?……う~ん……」
「あ、邪魔?美容院からどっかに行くつもりやったん?」
「え、いや、僕もミツワに行こと思ててんけど……」
「あ、それやったらわたし、あんたがおらへん間にミツワの横のトレーダー・ジョーズと日本の古本屋さんに行ってるわ。それでいい?」
「ええと、う~ん、どうしょっかな~、ちょっと考えさして」
結局、美容院まで彼を送り、その足でスーパーと古本屋に行き、終わった頃にまた迎えに行って、ふたりでミツワに行くことになりました。
わ~いわ~い!デートだデート!
久しぶりの古本屋さん、文庫本だと一律4ドル、単行本だと6ドル、6冊買うと6冊目が無料です。前より1ドルずつ高くなったけど、紀伊国屋や三省堂などで直接買うよりもずいぶんお得。今は円高なので特に助かります。
本屋さんで遊び過ぎて、トレーダージョーズには一歩も行けず、Kを迎えに行き、ミツワでまず夕飯を食べることにしました。
Kはここの常連なので、レストランだってよく知っています。かつ華のトンカツにしようと言うわたしに、ここは出来てきた物が見本と違い過ぎ!と一蹴。
山頭火の豚骨スープラーメンと決まり、Kは塩ラーメンの大盛り、わたしはミニサイズの味噌ラーメンとイクラ丼セット。美味しゅうございました。
店の中を一回りして、切れた味醂や鮭フレーク、それから味付け海苔とかつお節などをカゴに入れ、あ、もちろん黒豆煎餅も!、野菜と果物とスウィーツはトレーダー・ジョーズで買い、荷物持ちをしてくれるKに甘えて(頼まないと気がつかない旦那とえらい違い?!)楽ちんで歩かせてもらいました。
帰りの車の中から旦那に電話すると、な、な、なんと、またまたヤバい事態に巻き込まれそうになり、けれども前回に学んだ情報の先取りが役立って、50キロも続いている渋滞に巻き込まれる寸前に高速から降り、最寄りのモーテルに泊まることができたそうな……。
家に戻ってから、台所でテレビを観ながらKとちょっとゆっくりしていると、旦那から電話がかかってきました。
わたし達家族全員が大好きな映画の再放送をやってるという報告で、コマーシャルのたんびにどっちかがどっちかに電話してしゃべっていると、
「僕な、ほんまは今夜もトーナメントやってん。けど、かあさんひとりやし、とりあえず行かんといた」と、旦那にポロッと言うK。
どっひゃ~ん
そうやったんか……ごめん、すっかり忘れてたし……わたしが冗談で「独りになるのいややなあ」とか言うてたから、言い出しにくかったんや……許せK!
「もうええで。どこかに行く予定があるんやったら行って行って」
「じゃ、かあさんが寝る時間ぐらいからにするわ」
「ええからええから。わたし、今夜は夜更かしするし。そんなん待ってんでええから」
「ほな、そろそろ行こかな」
「ありがと」
「あ、そや、あんな、D、退院したで。ほんで、今は友達の家に居らせてもろてる。また近々、うちでご飯食べさしたって。鍋とかうどんとか」
「もちろんや。けど、来る前には連絡してって言うといて」
「わかった。そう言うとく」
「今からその友達んちに行くん?」
「違う。僕はそういうふうには関わってないから」
Dちゃんの退院のニュースと、退院してから身を寄せることができる場所があることと、近々ご飯を食べに来てくれるらしいこと。嬉しいニュースでした。
K、優しゅうしてくれておおきに。楽しい日になったわ。