新潟県知事の泉田氏の言動に、大きな動きがあったというニュースを聞いて、少し調べてみました。
↓以下のビデオは、20日前の今月7日、岩上氏がインタビューをしたもので、
これについての内容を要約してくださっている記事と一緒に、ここに転載させてもらいます。
↓以下、転載はじめ
『真実を探すブログ』より
東電が再稼働に必死な理由は銀行!原発の裏に金融マフィア!
新潟県泉田知事「僕は自殺しませんから。遺書が残っていても、自殺ではない」
柏崎原発の再稼働を巡って、東電と対立を深めている新潟県の泉田知事ですが、
彼が、IWJのインタビューに対して、興味深い発言をしていたので、ご紹介します。
以下の動画は、9月7日に行われた、泉田知事のインタビュー映像です。
動画内には収まっていませんが、このインタビューが終わった直後に、泉田知事が、
「ここまで言ったら危ないかも。消されたり、自殺したり。
でも、僕は自殺しませんから。
遺書が残っていても、自殺ではない。
もし僕が自殺なんてことになったら、絶対に違うので調べてください」
と述べたとのことです。
「特捜関係者が、泉田知事を監視調査している」というような情報もありますし、
新潟県の泉田知事が、原子力村の連中に狙われているのは、間違いないでしょう。
知事が、インタビューの裏で、このような発言をしたのも、それを感じ取っているからだと考えられ、
彼のこの言葉には、強い意味が有るように、私は感じます。
☆「泉田知事、インタビューのあと、「ここまで言ったら危ないかも」と呟いた。:岩上安身氏」 原子力・核問題
URL
http://sun.ap.teacup.com/souun/11984.html
引用:
https://twitter.com/iwakamiyasumi
これより、9月7日、岩上安身による、泉田裕彦新潟県知事インタビューの、実況ツイートを行います。
岩上氏:
インタビューを申し込んだのは、知事の発言に注目が集まっている。
順を追って論点を整理し、一通りお話をうかがいたいと思います。
福島第一原発の問題、2007年の中越地震の時から、お話をいただきたいと思います。
泉田知事:
自分が経験した2007年の火災事故について、まず話をしたい。
震度6強の地震が起きた。
このように、どこが、というのではないぐらいに、道に亀裂が入ったり、波だったりしていた。
こんな状態で車などが通れるか、という問題。
また、地盤沈下を起こした(約1.5メートル)。
これによって変圧器がずれ、ショートして火災が発生した。
東電の消防隊は、消火栓はあったが、これも地盤沈下により断水、水をかけることができず避難した。
地震が起きると火事が起きる。
トラブルが起きる、ということ。
岩上氏:
消火栓はあったが、消防車がなかったと。
泉田知事:
建屋とフィルターベントの施設を、一体化させてほしいということ。
これについて説明がされてない。
安全協定を破って、安全審査申請をしたいと東電は言ってきた。
2007年の時は、一体化するから大丈夫と言っていたのに、現在は離れていても大丈夫と言ってきている。
配管がはずれれば、生の放射能が拡散すると。
福島事故の本質は、津波でも電源喪失でもない。
これはきっかけでしかない。
冷却機能の喪失ということ。
常時冷やしておかないと、2時間でメルトダウンを起こす。
原因が津波だろうと、地震だろうと、テロだろうと同じ。
止める、冷やす、閉じ込めるが本質。
放射能を大量にばら撒いたのは、2号機。
その理由は、格納容器が壊れたから。
中の圧力が高まったため、水が入らなかった。
だからベント、排気をするということ。
アメリカでは、フィルターベントが義務付けられていない。
ベントの前に圧力を下げられるよう、事故が起きたら、アメリカ軍が2時間で到着し、冷却を行う仕組みになっている。
なので、ベント設備を作らなくてもいい、という考え。
規制委員会が作った規制基準。
これは、原発の性能基準になっている。
いざ、事故が起きた時に、対応する仕組みがない。
規制委員会の田中委員長は、『最低限の基準』と言っている。
東電に聞くと『経営問題』だと。
廣瀬社長は、汚染水問題で、『3.11の教訓を学べなかった』と言った。
そのような会社を、信用できますかということ。
アメリカのスペースシャトル墜落事故は、組織面もルールも変えて、対策をとって了解を得たと。
2時間でメルトダウンすることを、運転員は知っていたのだから、冷やすことを確認すべきだった。
なぜうやむやになったのか。
気が付かなかったのか、対応できなかったのか、なんら説明がない。
これを、立地地域がどう思うか。
事故調もいろいろあるが、一番客観的だった国会事故調の報告も、その後、国会で引き継いでいない。
原子力規制委員会設置法4条2項に、関係行政機関の長に対し、原子力利用における、安全の確保に関する事項について勧告し、とある。
規制委員会には、勧告する権限がある。
メルトダウンについて、誰が嘘を言ったのかを、東電は説明する必要がある。
誰かが指示した。
それを確定するべき。
岩上氏:
刑事告発されても、誰も罰せられない状況がありますが。
泉田知事:
誰も責任を取らない、真実を言わない、罪にならない。
日本の制度自体を見直し、刑事罰を課すことも必要ではないか。
福島では何があったのか、検証し、総括して改善しなければ、私たち人類の危機。
中越地震を経験して、歴史に恥じない決定をしたい、という経緯がある。
岩上氏:
原子力行政、経営のありかたについて、提言する方法はお持ちですか。
泉田知事:
新潟県だけ唯一、技術委員会を持っていて、検証作業を行っている。
岩上氏:
経営では、東電は、赤字転落必死なので、柏崎刈羽を動かすと言ってますが。
泉田知事:
でもこれは、破綻処理の原因にもなりうる。
あとは免震重要棟。
2007年の時は、ホットラインがつながらなかった。
「知事、もういいんじゃないですか」と言われたが、ここで黙ったら、人類に対する裏切りだと思った。
免震重要棟を作ってもらって、結果的に、新潟だけにあるのはおかしいということで、福島にも、3.11の半年前にできた。
安全対策をする重要な根拠は、日本のプラントを海外に輸出したときに、日本が責任を取らなければならないことになる。
使用済み核燃料もどうするのか、後世にツケが残る。
目の前のことが心配なら、破綻処理すればいい。
岩上氏:
原子力行政のあり方は、戦争と似ている。
泉田知事:
その通り。
アメリカは被弾することを考えて、それを考慮した戦略をたてたが、日本は全く考えていなかった。
日本の意思決定の問題。
岩上氏:
54基の原発が、標的になるかもしれないと、委員会でとりあげられたこともあったが、
「そんなことも考えなきゃいけないの?」となって、そのまま消えてしまった。
泉田知事:
思考停止してるんですね。
岩上氏:
ヤマザクラ作戦でも、統合エアシーバトルでも、原発が標的となって被弾することを、全く想定されていない。
泉田知事:
もともと原発は、原子力潜水艦を大きくしたようなもの。
3.11で、米軍は、初期段階が大事だと分かっていた。
なぜ、その手を借りなかったのか。
民間事業者による対応も、日本はしていなかった。
原発の意思決定をする人が、原発のことを知らないのは困ると。
武藤さんがトップだったけど、副社長だった。
社長と連絡が取れない中で、5000億飛ばすけど、海水を入れる指示があなたにできましたか?、と武藤さんに聞いたら、
『できません』という回答だった。
岩上氏:
日本が戦場になるかもしれない。敵地攻撃を、防衛相も言っている。
軍事的な、エスカレーションの高まりもありますが。
泉田知事:
秘密だから、原因説明しなくていい、ということにはならない。
スペースシャトル計画で、爆発事故は原因究明された。
軍事機密だから言えません、ということにはならない。
なぜ事故が起きたのか、これを追求するのは、規制委員会のはず。
委員の中に、地方行政を分かっている人が、一人もいない。
アメリカのNRCでは、海軍が入っていて、原子力対策について、非常に強固なものになっている。
原発は、アメリカの世界戦略。
結果として、原子力の平和利用が始まったが、核兵器転用の副産物だった。
処理も、日本が負わされている。
日本が、主権国家として意思決定をできているか、疑わしい。
事故の責任を、現場に押し付けている。
ソ連崩壊の原因は、チェルノブイリ事故だったと。
核戦争をやれば、その後の放射能の処理をどうするのか、ということを想起させた。
被害は、全て住民にきてしまうことを考えた上で、議論すべき。
これで実況ツイートを終了します。(了)
泉田知事の著書
『知識国家論序説―新たな政策過程のパラダイム』はこちら→
http://urx.nu/523z #iwakamiyasumi @iwakamiyasumi
泉田知事はインタビューのあと、
「ここまで言ったら危ないかも」と呟いた。
「消されたり、自殺したり。
でも、僕は自殺しませんから。
遺書が残っていても、自殺ではない。
もし僕が自殺なんてことになったら、絶対に違うので調べてください」と言われた。
そんな物騒なことにならないことを心から祈る。
(引用終了)
☆原発再稼働に反対する泉田新潟県知事を狙う情報操作
URL
http://saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/2013/09/post_b71c.html
引用:
9月25日(水)
徳州会による選挙違反問題の焦点は、徳田議員や、父親の徳田虎雄理事長が、どこまで関与していたかである。
新聞やテレビは、東京地検特捜部の動向を報じているが、週刊誌はさらに、周辺政治家へと視点を広げている。
「サンデー毎日」は、〈徳州会事件のウラで特捜が狙う「大本命」〉という記事を掲載した。
徳田虎雄理事長と、石原慎太郎議員や亀井静香議員の親密さは、よく知られていることだ。
金銭授受の疑惑が書かれているが、決定打はない。
驚いたのは、「特捜関係者」が、「地検上層部からの指示で、泉田裕彦新潟県知事を徹底的に洗っています」とコメントしていることである。
ただし、「泉田氏の身辺は思いのほかクリーンで、現段階で目ぼしいネタが上がっているわけではない」と弁明する。
:引用終了
東電が、ここまで強く原発の再稼働を要望している理由は、
「銀行」です。
実は、今年の10月末に、東電は、三菱住友銀行などから借りている
800億円の、返済期限を迎えます。
東電は、
「更に銀行からお金を借りたい」と考えていますが、
銀行側は
「収益が改善される見通しが無ければ、融資しない」と述べているのです。
原発などの施設は、電力会社の資産なので、これが動かないということは、「負債が増えた」と銀行側に判断され、
融資などが、一切受けれなくなるかもしれません。
そこで、東電は、原発を動かすことで、銀行側に「資産は沢山ありますよ。だから、収益も改善出来る」とアピールするために、原発を動かそうとしています。
☆三井住友銀行など:東電向け融資借り換え承諾で調整、収益改善に道筋
URL
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MTPMHV6K50Z001.html
引用:
9月27日(ブルームバーグ):
10月末に返済期限を迎える、800億円の東京電力向け融資について、
三井住友銀行を主幹事とする銀行団は、借り換えに応じ、融資を継続する方向で、最終調整に入る。
柏崎刈羽原発の再稼働に反対していた、地元新潟県の泉田裕彦知事が、安全審査の申請を承認する方針を示したことで、
来期(2015年3月期)以降の、収益改善に向けた道筋が、見え始めたとみている。
事情に詳しい複数の関係者によると、
無担保で融資に応じてきた銀行側は、今回、リスク抑制に向け、一般担保のつく私募債に切り替える。
実際には、東電が発行する私募債を引き受けるファンドに対し、銀行団が融資する。
再稼働をめぐり、25日に行われた同社と、新潟県の協議で進展があり、
泉田知事が26日、安全審査申請を、条件付きで承認する方針を表明。
東電は、27日に申請する方針だ。
関係者によると、銀行側は、原発の再稼働に向けた動きが出てきたことで、
東電が、来期には黒字化する可能性が高まったとして、借り換えに応じやすくなる。
:引用終了
当ブログでは、何度か書いているように、日銀を初め、日本の主要な銀行は、ロスチャイルド一族の関係者が作ったものです。
日本のメガバンクの株主を辿って行くと、最終的には、ロスチャイルドやロックフェラー関連に辿り着きます。
つまり、
再稼働問題の黒幕は銀行であり、その支配者達だったということなのです。
原発や核施設を止めるためには、黒幕をどうにかしなければいけません。
私が、何度も、ロスチャイルド一族についての記事を書いているのも、
全ての問題の根本に、彼らがいるからです。
癌利権、原発利権、石油利権、戦争利権などなど。
世界で起きている貧困や紛争は、仕組まれています。
私たち一人一人が、これに気がついて、彼らにだまされないようにしなければ、
世界はずっと、このままの状態が続くことになるでしょう。
↑以上、転載おわり
続いて、新潟県防災ポータルに記載されていた、泉田新潟県知事が発表したコメントを、ここに載せておきます。
彼(新潟県)は今や、全国の原子力発電所を抱える県がとるべき、正しい態度と見識を、示してくれているのだと思います。
どうか、どうか、他の県のみなさん、彼(新潟県)に続いてください!お願いします!
(まうみ注・文字の強調はわたしの一存でしました)
条件付き承認に伴う知事コメント
昨日の、東京電力廣瀬社長との会談において、
フィルタベントが稼働する状況下では、
避難中の住民が、健康に影響のある被ばくをする危険があることが、確認されました。
また、
「新規制基準をクリアしただけでは、住民の安全を確保できず、自治体との協議が必要」
という点も、共通の認識となりました。
加えて、残念なことですが、東京電力は、
フィルタベント以外の設備についても、
田中原子力規制委員会委員長が、「最低限の基準」と指摘する
新規制基準をクリアできるか、
自信が持てていない状況にあります。
柏崎刈羽原子力発電所は、停止していても、生きている施設であり、安全確保が必要です。
事業者が、現状に対しても安全確保に自信を持てず、第三者の目を入れたい、という状況を放置することは、
地元にとっても、望ましくありません。
フィルタベントの性能が十分なのか、避難計画と整合性が取れるのか等については、
県技術委員会の場でも、検討する必要があると考えていますが、
それ以外の設備等については、規制基準適合審査によって、
第三者(原子力規制委員会)の確認を求めることは、容認したいと思います。
以上により、条件付きの承認を行うこととしました。
(参考) 条件付き承認の文書
原 安 第 63 号
平成25年9月26日
東京電力株式会社
代表執行役社長 廣瀬 直己 様
新潟県知事 泉田 裕彦
柏崎刈羽原子力発電所の、規制基準適合審査申請に係る、条件付き承認について、
柏崎刈羽原子力発電所の、規制基準適合審査申請について、下記のとおり条件を付して、承認します。
ただし、
ベント操作による住民の被ばくが許容できない、と明らかになった場合、
又は、
フィルタベント設備の設置に関して、東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所周辺地域の、
安全確保に関する協定書(以下「安全協定」という。)第3条に基づく協議が整わない、と明らかになった場合は、
この承認は無効とします。
記
原子力規制委員会への規制基準適合申請にあたっては、以下の事項を申請書に明記すること
1
新潟県との安全協定に基づく協議後に、修正申請を行うこと。
2
今回、申請のフィルタベント設備は、地元避難計画との整合性を持たせ、
安全協定に基づく了解が得られない限り、使用できない設備であること。
それからもうひとつ、安全審査の申請『承認』についてのインタビュービデオがありましたので、文字起こしをしました。
安全審査の申請「承認」
新潟泉田知事の本音は
2013年9月26日 報道ステーション
↓以下、文字起こししました。
泉田知事:
そういうことなのかなっていうふうに受け止めています。
ー東電が急ぐことに、極めて残念な状況とし、さらに……。
質問者:
今回また、安全だと言って、それは、その言葉っていうのは信じられますか?
泉田知事:
だから、今日のやり取り聞いて「なるほど」と思えない、ということなんじゃないでしょうか。
ーそれが一転……今日(9月26日)の承認だ。
一体、なぜ知事は、決断したのか。
泉田知事:
フィルターベントは使わない、という条件の下でですね、その安全性の確認をする、ということは容認した。
ー今日の承認には、条件がつけられている。
問題になっている、
フィルターベントの性能や、避難計画ができない場合は、承認自体を無効にする、としている。
泉田知事:
現状において、
フィルターベントを使用することは、認められないということです。
すなわち、
甲状腺被ばくが260ミリシーベルトになるということは、これは健康に影響がある、ということを意味していますので、
使わないことを条件に、確認をしてもらうことを了承した、ということです。
ー県は、東電に対して、申請書に、こう明記するように指示している。
『
今回申請のフィルターベントは、県の了承が得られない限り、使用できない』
ー先ほど午後9時ごろ、泉田知事が、単独インタビューに答えた。
質問者:
この一晩で、どのようなお考えで、今日のこういった発表になったんでしょうか?
泉田知事:
夕べは、議会対応のための答弁審査等々をやってますんで、
廣瀬社長とのお話し合いの後というのは、ま、若干頭の中の整理はしましたけど、
今朝、担当部局と、ようやく時間をとってディスカッションをして、
で、様々な条件というのを加味したうえで、方向性を決めていったという事です。
質問者:
圧力や陳情は?
泉田知事:
恒常的にですね、皆さん、お立場上、「お願い」と言う話は聞いてますが、
今回特に、この時点で、特段のものっていうのは、あまり意識は無いですね。
圧力っていう意味で言うと、週刊誌がね、取材をしてるというような話。
それも、たとえば
「私が週末ごとに東京に行って遊んでいる」というような記事を書きたいと、
言うような週刊誌があるそうなんですけども、
実際問題、土日休みが取れるっていうのは、連続して取れるっていうのは、知事ってほとんどないんですよね。
そうすると、行く時間もなければ体力もないのに、一体どういうふうに書くんだろう?と…。
質問者:
国、もしくは東電が、このまま次の再稼働へ、何がしかの方法で強行していくんじゃないか?
という可能性も、ま、無くは無いんではないだろうかと。
泉田知事:
少なくとも、全国民に向かって、
「立地地域との間の協定を守る」というふうに宣言された訳ですから、
現段階においてはですね、これはしっかり守って頂きたいと思っています。
質問者:
(新潟県が)承認しなければ、絶対に再稼働はさせない、というお立場でしょうか?
泉田知事:
まず、
再稼働の議論をするためには、福島の事故の検証と総括が必要だと思ってます。
「原因が分からない」っていう事は、「対策が打てない」っていう事だから、「同じ事が起きる可能性がある」っていう事です。
仮説がいくつかあって、「全部つぶしました」っていうならまだいいんですけど、「分からない」で、
「基準に適合の審査だけお願いしたい」と言われてもですね、「それはちょっといかがなものか」というふうに思っています。
再稼働の議論をするためには、安全対策をやらないといけないわけですよね。
ただ、
再稼働の議論というのはやっぱり、「福島の事故の検証と総括」これが終わってからでなければ、出来ないんではないでしょうか。
そういう議論というのは、文明国としてはやっぱり、"なし”じゃないんでしょうか。
「検証と総括」
その上での議論だと思いますよ。
報道ステーション・スタジオ
古舘キャスター:
東電が、規制委員会に、安全審査を申請する。
これをお伺いを立てたところ、泉田知事は今日、承認すると、そこまでの話で。
で、「どうして変わったのか?」という、そのニュアンスとか理由に関しては、今お伝えした通りでですね、
恵村さんどうでしょう?
恵村順一郎(朝日新聞論説委員・大阪社会部を経て、政治部、AERA編集部。自民・民主・外務省などを担当):
はい、
これから、規制の安全審査が始まるわけですけれども、
これまでの泉田知事の、東電や規制委員に対する指摘には、大事な問いかけがいくつもあったと思うんですね。
古舘キャスター:
そうですね。
恵村氏:
まず、
福島の事故は収束していないし、事故の検証も不十分、という指摘。
それから、
事故で放射線量が高い時に、誰が収束作業に行くのか?って言う指摘ですね。
それから、
まず避難計画を作って、それと整合性のあるベント・設備にしないと、審査出来ないはずだという、
これは、規制委員に対する指摘だと思うんですが、いずれも重要な指摘ですけども、そのどれも、答がまだ出てないわけですよね。
そして、
どの原発も、同じ問題が問われているわけですから、これは、一人、新潟県だけの問題ではない、と思うんです。
で、再稼働の最終判断までには、
規制委員の審査、それから避難計画作り、自治体の同意というプロセスが、これから次々とあるわけですよね。
今度こそ、
『第二の安全神話』というものを、作ってはならないと思うんです。
東電も規制委員も各自治体も、それぞれのプロセスの中で、真摯に議論していってほしいと思います。
古舘キャスター:
それで言うと、多くの、いくつかの事の中の一つに、
規制委員会というのは、この住民の避難計画、住民の安全性について、きちんと意見を言うべき立場じゃないでしょうか?
「それは自分たちの範ちゅう外」というニュアンスがあるんだとしたら、「ちょっと違うんじゃないか」というところがないでしょうか?
恵村氏:
そうですね。
田中委員長は、それはその、少し距離を置くというか、
「それは私たちの仕事じゃないよ」とおっしゃってますけれども、
やっぱり密接に関係している話だし、専門家の目というものがそこに反映されないと、実行性のある避難計画になるかどうかもわかりませんので、
これはやっぱり、
自分たちの仕事として、取り組んでいただきたいと思うんですけれどもね。
古舘キャスター:
大事ですね。
と、ここまでいろいろとまとめてみて思たこと。
泉田知事は、これまで通り、ぶれてないということ。
わたしらの想像を絶する、妨害や嫌がらせや、怪しい動きが周りで起こってるということ。
ある意味、今だにいい加減な体質の東電に、やれもしないことを条件にして、「NO」を突き付けてるということ。
そしてなによりも、大げさやなく、自分の体と精神を張って、私に続け!と叫んでるということ。
この、とてつもない勇気と献身を、わたしらはもちろんのこと、他の県の自治体の長である人は、無視したらあかんし、支えなあかんと思う。